【説法シリーズ?】イロハ母さんとわたしのしずくな時間。 | わんことつくばで遊ぼう!てくてく(つくば)にっき。

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わんことつくば界隈で暮らす主婦・さちきです。
愛犬はミニピンミックスのめいとミニピンのひな。
茨城県南のわんこ同伴スポットを中心に
「安全なリード作り」の研究、
日々の出来事をつづっています。

「背中にあった翼は君とともに無くした


飛べた頃の記憶は擦り傷のようには消えてくれない」


イロハ母さんを迎えに行く途中の車の中で流れてきたフレーズ。


スキマスイッチの「雫」です。


曲を聴きながら、ふとぼんやりと思いました。


彼女にとって、この旅がこの唄のようになれば良いな、と。


まだ、顔も見たこともないイロハ母さんに


そんな思いを寄せながらアクセルを踏みました。


第一印象は、舶来のお人形さん。


栗色の髪をなびかせている姿は本当にお人形さんでした。


でも、どこかに悲しげな、


なんとか乾いたばかりの「かさぶた」を持っているような


そんな印象を受けました。







わんことつくばで遊ぼう!てくてく(つくば)にっき。



初日はランチと観光。


二日目は、囲む会、さらに囲む会(二次会)、


実は、この日、仙人(動物病院の先生)から


「水曜日(囲む会の日)、検査に来れる?」と言われていたのです。


会ってみたいと、イロハ母さんがおっしゃっていたので、


検体を持って、病院に一緒に行きました。


ぎりぎり閉院5分前で到着。


いつも一人で来る私に珍しく同伴者がいることに気付いた先生に


「前に話した長崎の人です」と紹介しました。


一通り、長崎の県民性について話すこと、5分。


話題は、イロハ母さんの愛犬・イロハくんに移りました。


事故のこと、短い命だったこと、今までのことを


イロハ母さんが先生に説明しました。


すると意外な言葉。


「10か月で、犬を卒業できたんだな」


犬というのは、四つん這いで、言葉もしゃべれない


いささか不自由な生き物という前置きがありました。


もしかしたら、犬として何度も何度も転生を繰り返していたのかもしれない。


神様やら仏様やらと、10か月しか生きないと約束したのかもしれない。


「安住の地がほしい」とあなたの家にやってきて、


10か月しか一緒に過ごさなくても


深く深く愛してくれて、


形が無くなっても



ずっとずっと、自分の魂を抱きしめてくれている飼い主さんだと


あなたを選んだのかもしれない。


だから、あなたが今することは、


その子に謝ることじゃない。


リードが外れて、浮かれて走り回ったあのときのことを叱ること。


生きていたら、叱っていたはずだろう?


死んだからって、謝ることじゃない。


まずはしっかり向き合って、その子の魂をしっかり抱きしめなさい。


と、アドバイスしてくれました。


そして、こうおっしゃいました。


「あなたをここに連れてきたのは、あの子だよ。


てくてくさんだって、自分の意思でリードを作っているんじゃない。


かんたに作らされているんだよ。


たった3年しか生きていないかんたが


てくてくさんにリードを作らせたんだ。


大したやつだ。


あなたの子だって、そうだ。


あなたをここまで連れてきた。


僕と向き合うように話してと、あなたをここまで連れてきた。


10か月しか生きていないのに、そこまでできる犬だ」


かれこれ、1時間以上お話して下さいました。


帰りに寄ったファミレスで、お互いの夢のこと、


おたがいの「大したアイツ」のこと、堰を切ったように話しました。


まるで、10年来の親友のように。


それはきっと、同じ種類の悲しみを


同じように悲しんでいるからかもしれません。


ふと、思い返せば、彼女が歩んでいる道は、数か月前の私と同じです。


長崎から、はるばる茨城へやってくると聞いたとき、それはもう驚きました。


今になってみると、分かるような気がします。


いても立ってもいられない、そんな衝動。


自分に必死にはっぱをかけるような、そんな衝動。


だから、約束をしました。


でも、この約束は内緒です。


その約束を叶える日が必ず来るから。



わんことつくばで遊ぼう!てくてく(つくば)にっき。


最終日、空港へ向かう高速バスに乗る彼女を見送りました。


別れ際、さくらママさんと3人でほろり。


でも、


その涙の色は、


その涙の温度は、


その涙の意味は、


彼女が様々なタイミングでこぼしてきた「雫」とは異なります。


囲む会でも、動物病院でも、にじいろマーケットでも、行く先々で、


たくさんの応援を受けた彼女の「雫」は、


いままでのものより、深みのあるものでした。


数時間後、LINEで画像が届きました。


飛行場で待ち人を待っている飛行機。


次の瞬間、もう一通メッセージが届きました。


「これからまた新しい出発です」



こうして、イロハ母さんとの3日間が終わりました。


でも、これが終わりじゃなくて、


始まりなんだと思った3日間でした。


わんことつくばで遊ぼう!てくてく(つくば)にっき。



冒頭の唄はこう締めくくられます。



「背中にあった翼は今やもう必要ない



洗いたての太陽が僕らを優しく照らしている



これからは大地を踏みしめて



君を抱いて歩いて行こう」

てくてく一家もこれからもてくてく歩いていきます。


黒いやんちゃな「大したアイツ」が作ったこの道を。


最後になりますが、この3日間に多大なご協力下さった皆様、


ありがとうございました。



【仙人(動物病院の先生)の説法シリーズ】

ペットロスに向き合うために私がしたこと~かんたの遺骨と供養~

ペットロスに向き合うために私がしたこと~かんたの火葬~

ペットロスと向き合うために、私がしたこと~かんたからのsign~

ペットロスと向き合うために、わたしがしたこと~かんたのゲージ~

ラベンダーの咲く庭で。


【イロハ母さん関連記事】

使うあてがいないリード?~過去と未来を繋ぐ若葉色の絆に~
お守りになったリード、若葉色の絆~それから、イロハママさんからのメール~

【リード】お守りになったリードを持った、あの方が長崎から来て下さいます。

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晴れオリジナルリード、身代わりストラップ、どっちでもいいよトレー、オーダー開始です。


↓茨城県南のわんこスポット記事を目次にしました。

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写真、さくらママさんから頂きました。


ありがとうございました。


写真見て、わたしの背中って丸い…肉厚…と思いました。


この服は当分、封印だな…



あれ?服のせいじゃないか?

二の腕は太いんじゃない、めいが小さいんだってことにして下さい…


ダイエットは来週から!