使うあてがいないリード?~過去と未来を繋ぐ若葉色の絆に~ | わんことつくばで遊ぼう!てくてく(つくば)にっき。

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わんことつくば界隈で暮らす主婦・さちきです。
愛犬はミニピンミックスのめいとミニピンのひな。
茨城県南のわんこ同伴スポットを中心に
「安全なリード作り」の研究、
日々の出来事をつづっています。

ある日のことです。


一通のメールが来ました。


「ブログを読みました。


わたしの犬はリードの金具が首輪から外れ


交通事故に遭いました。


まだ、新しい子を迎えるかはきまっていませんが、


イロハの事を少しずつ整理して思い出に代える一つとして、てくてくリードを買いたい」


読んですぐ、縫製をお願いしているはるみさんセントバーナードにメールしました。


そのときはオーダー受付期間ではなかったのですが、


「この方のリードを作りたいです!」とすぐに返事がきました。


このときから、「使う子のいないリード」の制作が始まりました。



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メールを下さったのは、黒柴イロハくんのママさん


何度も何度もメールでやり取りしました。


使う子が決まっていないリードです。


色を選ぶのも難しかったようでした。


そこで、イロハくんのことをたくさん教えてもらうことにしました。


イロハママさんが、今、苦しんでらっしゃるのも、


次の子を迎えたい、もう一度、犬と暮らしたいと思うのも、


イロハくんあってのことだからです。


すると、こんなお返事がきました。


 「リードを使ってお散歩するイメージをしながら色を考えてみたら少し楽しくなりました。


どんな子が来るか分からないけど、イロハをイメージして考えてみました」


もうひとつ、提案させて頂きました。


新春企画のプレゼントで付けていた「飾りカシメ」をつけること。


闇に包まれたイロハママさんのお心を照らす光をつけたいと思ったのです。


「お任せでお願いします。届いたときの楽しみにしたい」


ということで、はるみさんと相談。


3つ付けました。


ひとつは、イロハくんの誕生石であるアメジスト宝石紫


ひとつは、サファイア宝石ブルー

イロハくんの瞳は空のように優しく、海のように深い慈愛に満ちています。


もうひとつは、エメラルド宝石緑

このリードを使う子が歩む道に、若葉が輝くようであってほしいという思いを込めて。


重複しますが、今の悲しみは、


愛しているからこそ、なのです。


ですから、今の思いは決して無くしてはいけないものだと私は思います。


イロハくんが産まれて、


イロハくんが生きて、


そして、次の世代に受け継がれる。


3つのラインストーンにメッセージを込めました。


リードを受け取ったイロハママさんからお手紙を頂戴しました。


「わたしも、リードの色を選んだのは若葉をイメージしてのこと。


しかも、エメラルドは私の誕生石でもあります。


いつか、このリードを使って、お散歩するときには、みんな一緒のお散歩です。


魂は行くべき場所に逝ってしまっても、心は一緒だとそう信じています。」


と、つづられていました。


いつもはオーダー頂くと必ず、撮影をしているのですが、


このリードの撮影カメラはあえてしませんでした。


いつか、このリードをつけた子の写真が届く日が来ると信じているからです。


そのときに、画面の前にいる皆様に初めて披露できることでしょう。



イロハママさんのご希望により、皆様に伝えたいことがあります。


リードによる交通事故は、決して他人事ではありません。


イロハママさんはリードのメーカーに事故の報告をして



改善してほしいと要望を出したりとご自身でできることを頑張ってらっしゃいました。



しかし、メーカーの対応は…。



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イロハママさんは、


「ほかの誰にも、同じ思いをさせたくない」と強く思ってらっしゃいます。


それは、イロハくんへの愛情が成せる業なのです。



リードによる交通事故は、決して他人事ではありません。


ネットで検索すれば、いくらでも事例が出てきます。


まずは、自分が使っているリードのタイプの事故を検索してみて下さい。


自分が信じられるリードを使うことが大切です。


イロハママさんも私も、リードが古かったわけでも


金具が壊れていたわけでもありません。


それでも、事故は起きるんです。


交通事故は、被害者になるだけに見えて、


加害者になる可能性も十分あります。


リードが離れた犬が車にはねられた場合、


逆に損害賠償(車の修理など)を求められる可能性も十分あります。


リードによる交通事故は、だれにでも起きる可能性があります。


かんたの命日にリードが届いて、


かんたの誕生日に、私宛に手紙が届きました。


「もしかしたら、僕のママにはかんたくんママの力が必要!と


イロハがかんたくんと一緒に結んでくれた縁なのかもしれませんね」とイロハママさん。


手紙にはこう綴られていました。


「こうして顔も知らない誰かに励まされたり、支えられたりすることがあるなど、


イロハを迎える前には思ってもなかったことです。いつか会ってお話できたらと思います」


リードは犬とひとを繋ぐ紐でしかありません。


しかし、犬とひとを繋ぐ絆でもあるのです。


そして、こんなにも、リードを信じることは人を強くさせるものなのです。


8往復以上しているメールのやりとりで、イロハママさんのお気持ちが


一歩前へ、力強く進んだことを感じています。


はるみさんもわたしも、このリードを作ったことで


また気持ちが強くなりました。


「犬を守るリードを作ろう」


イロハママさん、ありがとうございました。

わたしたちもまた一歩、進みました。

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オーダー締め切りました!次回受付は5月を予定しています。

【オーダー受付中】てくてくリードに新色登場!春色ラミネートリードがそろいました!


締め切りました。たくさんのご注文ありがとうございました。
身代わりストラップ・名前入りオーダー♪期間限定です♪


茨城県南のわんこスポット記事を目次にしました。

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