さて、前半で選択した Flex SDK のダウンロードである。
Flex 3 SDK ダウンロードサイト
Flex 4 SDK ダウンロードサイト

Flex 3 は選択肢が多いが、Flex 4 の Latest Milestone Release は 4.0.0.14159 のみであった。これの Free Adobe Flex SDK をダウンロードした。

ダウンロード時、チェックボックスにチェックを入れて(ライセンス条項に承諾)が必要である。チェックボックスにチェックを入れるとダウンロードのリンクが出るが、外してもそのリンクが消えなかったのはご愛敬か。サイズは150MBくらいあるので、回線によってはダウンロードに時間がかかるし、解凍にも時間はかかる。

ダウンロードしたら解凍し、任意の場所に置く。
私の場合は、今後SDKのバージョンを切り替えて検証することも考えて、フォルダ名にバージョンも入れ、 D:\lib\flex_sdk_4.0.0.14159 に展開したが、説明上は D:\lib\flex_sdk_4 と表記する。

次に設定である。これは、Eclipse自体の設定ではなく、作成するプロジェクトの設定である、ということに注意頂きたい。
Javaではコンパイル時にAntファイルというものが使われるが(最近の事情は知らないので、一般論では無いかも知れない)、そこに何を使うかを記述してやる、ということになる。

さて、Eclipseでコンパイルする際には
・build.xml
が必要で、これにコンパイルに必要な情報を記載する。

build.xml 例1

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<project name="HelloFlex" default="HelloFlex.swf" basedir=".">

<!-- create swf -->
<target name="HelloFlex.swf" depends="clean">
<exec executable="D:/lib/flex_sdk_4/bin/amxmlc.bat" failonerror="true">
<arg line="-output swf/Hello.swf" />
<arg line="src/HelloWorld.as" />
</exec>
</target>

<!-- clean swf directory -->
<target name="clean">
<delete>
<fileset dir="swf" includes="HelloFlex.swf" />
</delete>
</target>

</project>


ただし、これだと
・他の環境を作ったときに転用しにくい
・ごちゃっとしていて分かりにくい
という欠点がある。

build.xml を整理する/build.propertiesを使うなど、整理は後回しとして、とりあえずこれでコンパイルは可能である。

コンパイル結果がコンソールに出ないので(でないのはエラーだけ?)、出すようにするには、flex_sdk_4 の下の bin\jvm.config の31行目(バージョンが一緒なら だが)を修正する。
java.args=-Xmx384m -Dsun.io.useCanonCaches=false -Duser.language=jp
この青い部分を追記する。


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