Flex SDKの導入である。このSDKをEclipseから利用できるようにする。

Flex SDK はFlexのコンパイルをするためのもので、無償で提供されている。Eclipse専用に作られた訳ではないので、FlashDevelopというツールや、テキストファイルで作成したコードをコンパイルするのにも使えるそうだ。
リンク:FlashDevelop
こんなことを書いていると、FlashDevelopの設定の方がEclipseでの設定よりラクなのでは?という気がしてきた。こちらも調べてみる価値はありそうだ。

さて、Flex SDKを導入する前に、3つの選択が必要である。
・バージョンの選択:Flex SDK 3 or 4
・ビルドの選択:Builds Latest Milestone Release or Stable or Nightly
・ディスクリプションの選択:Free Adobe Flex SDK or Open Source Flex SDK

この中から自身の目的に合ったものを選ばなくてはならない。が、一度選択したらそれで終わり、というのではなく、必要に応じて入れ替えられるので、目的が変わったり、ミスチョイスだったら変更すればよいので、それほど悩まなくていいのではないか。
とはいえ、何を選ぶかの情報も少ないので書いておくが、英語の解釈の誤りもあると思うので自己責任でお願いしたい。


【バージョンの選択】
元ネタ:http://opensource.adobe.com/wiki/display/flexsdk/Flex+SDK
Flex 3 は過去のものであるが、四半期ごとに改訂されているらしい(実態は違いそうだが・・)。Flex 4 は最新である。

今回はFlex 4 を選択した。

【ビルドの選択】
元ネタ:http://opensource.adobe.com/wiki/display/flexsdk/Flex+SDK
Latest Milestone Release Builds:ここでいうマイルストーンはバージョン直下の数字、例えばバージョン4であれば 4.x.yyyy という番号があるが、その x の部分である。リビジョンと表現されたりもするが、ここではマイルストーンとしよう。
このマイルストーンごとの最新ビルドを指している。

Stable Builds:各マイルストーンごとの安定版ビルドを指している。

Nightly Builds:リポジトリから毎夜ビルドしているものをこう呼ぶそうだ。Daily Build というのもあり、これも毎日ビルドするが、違いはビルドの時間帯が昼間であるらしい。

今回は、万一のトラブルを極小化するよりお試し要素が強いので、Latest Milestone Release を選択した。

【ディスクリプションの選択】
元ネタ:http://opensource.adobe.com/wiki/display/flexsdk/Downloads
ライセンス関係は詳しくなく、更に英語となると怪しいが・・。MPLというライセンスによるものなので、独自実装部分のソースコード公開は不要らしい。Open Source Flex SDKだと完全にオープンソースであるが、Free Adobe Flex SDKの方を使うとAdobeのライセンス条項の制約を受けるそうだ。
なお、Free Adobe Flex SDK から Open Source Flex SDK Adobe を除いた差分(だと思う)が Add-ons for Open Source Flex SDK として提供されており、これを Open Source Flex SDK Adobe に追加すれば Free Adobe Flex SDK と同等になるようだ。勿論、Adobeのライセンス条項の制約も受けるようになる。
ここはAdobeのライセンス条項を読み、選択頂きたい。かいつまんで説明できるといいのだが、結構な量なので・・。
ライセンス関係はこちら:http://opensource.adobe.com/wiki/display/flexsdk/Legal+Stuff

今回はFree Adobe Flex SDK を選択した。


意外と選択が長くなったので、後は後半とする。



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