視力を失った右目にカメラを装着、「アイボーグ」計画を進める男性。
カナダで映像製作の仕事をしているロブ・スペンスさんは、いま、あるプロジェクトを進めている。
その名も「アイボーグ」計画。彼は視力を失って義眼にした右目にカメラを仕込み、自分の視界を映像として記録していこうと考えているのだ。
現在36歳のスペンスさんは、主にディスカバリーチャンネルやカナダ放送局CBCなどで仕事をしている映像ディレクター。
目が大事な仕事とも言えるが、彼の右目には視力がない。スペンスさんのブログによると、そのきっかけとなったのは11歳のとき、アイルランドにある祖父の農場での出来事。
牛糞の肥料に向かってショットガンを撃っていたところ、銃が暴発して右目を負傷、その後視力が落ちて失明したのだという。
そして数年前、右目に義眼を入れた際に、カメラを仕込んで自分の右目の視界を映像にするアイデアを発案。
エンジニアやデザイナーの仲間3人を集め、2008年から「アイボーグ」計画をスタートさせた。
ただ、右目の視界は「彼の脳に接続していない」(英紙デイリー・テレグラフより)ので、直接スペンスさんが見えるようになるわけではない。
彼はケータイカメラ以上に“本当”の映像を記録したいという目的を持って、この計画を行っているそうだ。
2009年に新たに開設された「アイボーグ」公式サイト(http://eyeborgblog.com/
)では、カメラを開発している様子や、
テレビで紹介されている映像を動画で見ることができる(※冒頭12秒まで彼の眼球摘出の手術シーンが収められているため、ご覧になる方は注意いただきたい)。
現在までに開発されているものは、義眼の中に小型カメラが仕込めるようになっており、その映像を無線で飛ばす仕組み。
これとは別に赤のLEDライトを仕込んだバージョンも開発されており、夜の街中を目を赤く光らせて動き回るスペンスさんの姿を捉えたシーンは、まるで映画のワンシーンのようだ。
「2009年最高の発明の1つに米タイム誌が選んだ」(デイリー・テレグラフ紙より)実績もあり、メディアからもたびたび注目され、期待を集めている「アイボーグ」計画。
しかし、彼の目的を達成するにはまだまだ問題も少なくない。その1つが、電波の送受信能力の問題。
カメラからの出力が弱いため、記録された映像は対象物や人の姿がぼんやりとしており、鮮明な映像には程遠いものだ。
さらなる研究開発の必要性は、公式サイトで公開されている映像を見ても一目瞭然。
しかし、企業や個人からの支援を募っているところを見ると、資金的な意味でも急速に開発を進めるのは難しいようだ。
スペンスさんらはカメラ開発の傍らで、資金獲得に向けてTシャツを製作。「シャツを買って、プロジェクトを支えてください」と呼び掛けている。
ともあれ、山あり谷ありの中、着実に進んでいるスペンスさんの夢。一日も早く、実用的な義眼カメラが完成し、作品として仕上げられた映像を見られる日が来るのを期待したい。
周囲の離婚は「感染」していく? 米大学教授らの調査で傾向浮き彫りに。
米国では、結婚したカップルの半数近くが離婚してしまうと言われています。
しかも2度目、3度目の結婚になると、その離婚率はさらに上昇。離婚経験のある人には、重くのしかかる事実があるのです。
そんな米国における離婚について過去30年間のデータを分析したところ、婚姻カップルの社交関係により、
離婚の可能性が大きく左右されてしまうという研究結果が明らかになりました。
この研究を行っているのはハーバード大学医学部のニコラス・クリスタキ教授ら。
発表された論文によると、調査はマサチューセッツ州フラミンガムという町で、約30年にわたって集められたデータを用いて行われました。
研究対象となった人々の結婚/離婚の経歴のほか、どのような社交ネットワークを持っているかを詳しく調べたのです。
すると、離婚経験のある人物を知っている(同僚、家族を含む)場合の自身の離婚率は、友人に離婚経験ない人々のそれより75%も上昇する、という事実が明らかに。
身近な人が離婚し、その顛末を目の当たりにすることで、自身の結婚も見直そうと考える人が多いのかもしれません。
この結果が正しいと仮定した上で、極論を言ってしまえば離婚経験のある人を友人に持たないほうが長い結婚生活を送れる……ということになるのでしょう。
しかし近年の米国では、周囲を見回せば離婚経験のある人にあたるほどの状態です。
それでも離婚しないカップルも山ほどいるのですから、あまり深く考えないほうが良いのかもしれませんね。
釣った魚を誤飲しのど詰まる、一時呼吸困難で重体も奇跡的に生還。
餅などの固形物をのどに詰まらせる事故の話はたびたび聞かれるが、小さな子どもやお年寄りでなくても、口に入れる物には十分に注意したいところ。
油断をしていると、一瞬で命取りになるケースも少なくない。インドでは先日、釣りを楽しんでいたある男性が、油断が災いして命を落としかけたそう。
網ですくった魚を外そうと、先に外していた魚を口でくわえていたところ、誤って飲み込んでしまった。
すると、魚はのどに詰まって男性の気管を遮断し、呼吸困難の状態に。取り出されるまでに4時間かかったが、奇跡的に男性は一命を取り留めたという。
印ニュースサイトのエクスプレス・バズによると、危うく命を落としかけたのはインド南部ケーララ州の男性。
海沿いにあるKanhangadという街に実家があるこの男性は、休暇で滞在していた6月12日の昼頃に釣りを楽しんでいた。
いくらかの釣果があったようで、男性はかかった魚を網から1匹1匹外す作業に入る。
まず1匹を外し、さらにもう1匹を外そうとしたとき、彼は魚の置き場所に困ったのか、先に外した魚を口にくわえた。
どうやらまだ生きている魚を歯で挟み、もう1匹の魚を外そうと頑張っていたようだ。
ところが、挟んでいた体長13センチほどの魚を、彼は誤ってゴクリ。すると、魚はそのまま胃のほうへ流れては行かずにのどで停止し、呼吸困難に陥ってしまった。
急いで地元の病院に搬送されたものの、最初の病院は「魚を取り出すのに必要な機材がなかった」ことから、医師は手を出せず。一刻を争う事態に、医師が出した結論は大きな病院への移送。
こうして次の病院に運ばれた頃には「事故から4時間」(印ニュースサイトnewkerala.comより)経っていた。
「酸素欠乏により、肺の機能が低下」して重体に陥っていた彼を救おうと、病院は必死の対応。
設備が整っていたこの病院で精密な検査を受けた男性には、結局、のどを切開して魚を取り出す方法が採られ、辛うじて一命を取り留めた。
対応に当たった医師は「取りだすのは困難だった」と語り、男性の無事に安堵しているそうだ。
ちなみにこの医師は、男性が運ばれてきた当初「死ぬのは目に見えていた」(エクスプレス・バスより)と絶望視していた。
というのも、生きている魚をのどに詰まらせた例が、この付近では以前にも2度あったから。その2人はいずれも亡くなったという。