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NZに戻ってきてあっという間に3週間。

 

今回はNZの学校について書いてみます。

 

 

日本で1年生だった娘は、2月からこちらの学校でYear 3(3年生)になりました。

 

 

私がこちらの学校を知り、いいね!と思ったのは、、、

 

①科目ごとにグループ分け

 

算数、英語、読み書きで個人のレベルに合わせて4つほどのグループに分かれてスキルアップを図ります。

 

先生が、子供に与える内容はグループによって違い、得意な子はどんどん新しいことに挑戦していき、不得意な子はじっくりと基礎をしながら少しずつハードルあげていきます。

 

②先生達のチーム体制

 

1クラス約30名の生徒につき担任が1人というのは、日本の小学校とさほど変わらないと思いますが、先生達にもチームがあり、指名された子供達は同じ学年や、別の学年の先生や教頭先生の所に行って強化したり、違う科目をすることもあります。

 

Year 4以上になると、部活動に入っている子は、午後の授業を途中で切り上げて練習に参加することもあります。

 

③高学年生によるサポート

 

Year 7や8(11、12歳)の生徒が低学年のクラスに来て、読み書きや、調べ物を手伝ったりイベントの補佐をします。

また、全校集会などの司会進行も高学年生が行います。

 

④ティーチャーエイド

 

これ、とってもよいシステムです。

要は、読み書きが不得意な子や、スペシャルニーズの子達に専属でつき担任の先生の補佐をします。

 

資格がなくてもスキルがあればできるので、保護者がなることが多いです。

子供が勉強している時間に働けて3時のベルと同時に子供と一緒に帰宅できるので人気です。

 

 

という具合に、教室の中でみんなが同じことをしているわけではなく、個人に合わせていろんな人を利用しているシステムがとっても効率的。

 

高学年生も、教えるという立場に回ることで習得できることもあり、ティーチャーエイドについては、安心できる人材をパート価格で雇えるのでウィンウィンシステムです。

 

 

 

特にティーチャーエイドは、日本で取り入れたらいいのに!

と強く思います。

 

 

先生が何者なのか分からない時代。

先生が生徒に手を出したり暴言を吐いたり。

実際に何が行われているかは他の大人はすぐに察知できないわけで。

1人の先生だけで1年間、30~40名の生徒を見るのは、負担が大きくないですか?

 

シングルペアレントで親に頼れない環境の人は、働き口がぐっと狭くなります。

 

専業主婦だけど何か物足りないお母さんなどたくさんいます。

 

こういう人達をもっと使えばいいのに。

 

塾や家庭教師なんか高そうだし、通えない子もいるし。

 

 

みんなで同じことができる、ということも大事ですが、勉強についていけないサポートが必要な子たちにいつもみんなと同じことをさせるのでは、速度や出来で日々「出来ない感」を抱えてしまいます。

 

その子のレベルより少しだけ高いものを与えて、「出来る」喜びを味わうことを続けていくことは勉強嫌いを遠ざけるはずです。

 

クラスに30人ということは30通りの考え方。

30通りのスキル。

 

それを担任の先生1人で、ではなく、勉強の楽しさを遊びを取り入れながらできる人がいると、先生もだいぶ負担が減るのではないでしょうか。

そういう人を免許や資格などではなく、学校側が募集、採用できる制度があればいいのに。

 

 

今回の帰国で娘が通った日本の小学校を通して、NZの学校との違いをすごく感じました。

 

逆に、日本の学校はNZにはない、おいしく栄養のある給食や、与えられた役を責任を持って行う係りの仕事、通年の本格的なスポーツ行事、教室や廊下、下駄箱など自分達が使う場所をきれいに掃除することなど、とっても大事なことをしています。

 

それは私が小学生のときから何ひとつ変わっておらず、大人になって戻ってきて、その良さに気づきました。

 

 

 

ですが、公立学校での教育のやり方は変わっていかないと。

 

もう少し学校側に委ねられる部分を広げていろんなタイプの学校ができたらいいのに。

そうなると運営者の器量が試されますが、本来そうでないといけないと思います。

 

 

一つの新しい変化に対してすごーく時間がかかる日本。

 

 

変わる日はくるのでしょうか?

 

 

 

 

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