雑司が谷
怒涛の三ヶ月が過ぎて、少しずつ 静けさを取り戻しつつ… ムギも、やっとあちこち ツメ磨ぎをし始めた。思えば われわれ以上に、ドキドキの日々を過ごしていたろう。一ヶ月ぶりに ムギのお気に入りのベッドが設置され、落ち着いた気がする。気がつけば、「雑司が谷」の住人になったのだ。なにより、鏡花の居る墓地まで、歩いて5分… なんとも心強いではないか
夕方、自転車で散歩してたら、神田川沿いに、水神社 と 芭蕉庵を発見

胸突き坂という急登を挟んで、西に神社、東に芭蕉庵。江戸時代どころではない、縄文を想わせるほどの森に、どちらも挟まれて それらはいた。 このあたりは、遠い昔と時間が繋がっている、そんな静かなる悠久が潜んでいる。

夕方、自転車で散歩してたら、神田川沿いに、水神社 と 芭蕉庵を発見
胸突き坂という急登を挟んで、西に神社、東に芭蕉庵。江戸時代どころではない、縄文を想わせるほどの森に、どちらも挟まれて それらはいた。 このあたりは、遠い昔と時間が繋がっている、そんな静かなる悠久が潜んでいる。

引退
この9月から、墓守りのお仕事を池袋でやることになる…住み込みなので、三十年住んだ中央線、国立界隈を離れるのだ。逆に、50年以上池袋で 墓守りをされていたYさんが引退されるからだ。八十歳を過ぎたおばあちゃんだが、矍鑠たる、哲学的な趣が その年齢を感じさせない。
引退前に、壁にかかっている 大きな柱時計を、まだ暫く預かってほしいと頼まれた。

これまた骨董屋がヨダレしそうなシロモノ… これからの私の暮らしの物差しとして、一緒にやっていけて光栄である。 引退されて、半世紀住んだ家を後にされる時、Yさんは、なにも無かったように、平然と、私に「さよなら」と言い、古時計も、家の壁も振り向くことなく、ゆっくりと歩んで去っていった。その去り際のかっこよさに、また、シビレタのである。いつまでも元気で過ごしてほしい…

もひとつ、Yさんが 大切にされていた植物 も
引退前に、壁にかかっている 大きな柱時計を、まだ暫く預かってほしいと頼まれた。

これまた骨董屋がヨダレしそうなシロモノ… これからの私の暮らしの物差しとして、一緒にやっていけて光栄である。 引退されて、半世紀住んだ家を後にされる時、Yさんは、なにも無かったように、平然と、私に「さよなら」と言い、古時計も、家の壁も振り向くことなく、ゆっくりと歩んで去っていった。その去り際のかっこよさに、また、シビレタのである。いつまでも元気で過ごしてほしい…

もひとつ、Yさんが 大切にされていた植物 も










