築地 石宮

かつて 15年ほど アルバイトでお世話になった、マグロ仲卸し「石宮」へ。 仕事で行ったのではないのだが、築地の朝の ヒンヤリを通り越した ピリピリ痛い 冬の空気は 鮮やかだ。そこで働く人達の表情に触れると、生きてる喜びを感じる。日常で張り詰めているものが、「そんなものはどうでもいいんだよ…」という天の声で 緩んでゆく。私の、もう一つの 心のふるさと…
写メは、マグロ競り人の 山口さん…最初、冷凍部門をやったとき、マイナス60度の冷蔵庫での仕事など この方に教わった。風貌と違って 優しい 芝居好きな 山口さん。私の公演のおりには、今でも毎回来てくれる。
手にしているのは 三メーターはあろうかというマグロおろし包丁。 もしも唐さんや、鏡花がこれをみたら、物語りを一杯書けるだろうなあ…といつも思う。マグロは この包丁で五マイにおろされる。10分もあれば 四つの身と あたま 中落ちの出来上がり。 そういえば、初めて中落ちを築地で食べたとき、あまりの美味しさに、「これは、あまり口にしてはいけないのでは…」と罰が当たる感覚に襲われたのを思い出す。まあ、それから 一生×3回分 は食べたが…

今日の海くん、う~ん、やはり ぶれる


今日のムギ、う~ん、やはり でかい

トライアル終了
散歩まえ 「かいくん」の欄に 海くんの はじめの飼い主さんから返事がありました。ありがとうございます。彼は、トライアルの期間を無事に過ごし、新しい環境にも かなり慣れてくれました。見た目 大きくて黒いので 子供さんは 最初おっかなそうですが、吠えることはありませんし、人懐こいので、段々と人気者になりつつあります。噛むことは 本当にありませんね。コマンドが行き届いている、お利口くんです。地震と放射能の中 幾日か放浪した彼も、人懐こい性格のため 真っ先に保護されたと聞きました。そのあと直ぐに 元の飼い主さんと再開されましたが、その方の、やむにやまれぬ事情で、私たちの家にくることに…沢山のひと達の思いが重なって、いま彼は雑司が谷で伸び伸びと過ごしています。幸せは、むしろ海くんに 貰ってます、家の方が。元の飼い主さんと一緒に かいくんをなでなで出来る日が楽しみです。
散歩から帰り、「
ごはん、ごはん」かいくんを含めた、被災動物保護の様子などが、「いぬのしあわせって??」というブログに掲載されています、是非覗いてみて下さい。
下谷万年町にて
昨日観た。唐十郎さんの 72さいの誕生日でもあった。宮沢りえさんと藤原竜也くんの主演。「蛇姫様」の、山口さやかさんのときにも感じたのだが、李れいせんさんのイメージで 徐々に物語に入って行く自分がいる。李さんの吐息で感じると、唐さんの昔の作品は分かりやすいのだろうか…どちらにせよ、自力以上の言葉量で演じる俳優さんは胸を打つ。山口さやかさんもそうだったが、多分、からさんの台詞がかなり好きなのだろう、りえさんも。2幕で、彼女が過去を永遠語るシーンで、思い出した台詞がある。「ジャガーの眼」において くるみ の 「別れよう、ジャガーの眼…」という台詞
恋人の目が 交通事故で角膜移植され、その後 どうなっていったかを 2ページにわたって独白したあげく、それを聴かせている相手の青年に、「…お邪魔しました」と言い、帰ろうとする。なんとも芝居がかった名シーンなのだが、 かつてくるみを演じた女優さんは、稽古の際ここでいつも苦労した。役のくるみの心情にフィットしないかぎり、つまり、役が芝居では無くならない限り、この芝居は成立しない。合いの手も、相手役も 助けてはくれない、2ページの一人芝居。宮沢りえさんも 2幕は孤独だったはずだ。しかし、それを超えて、成立して、相手役が「…待って下さい
」と言ったとたん、総ては報われる。 唐十郎が ひとを魅了する理由のひとつが、ここにはある。 からさんも、蜷川さんも、れっきとした芝居好きである。

恋人の目が 交通事故で角膜移植され、その後 どうなっていったかを 2ページにわたって独白したあげく、それを聴かせている相手の青年に、「…お邪魔しました」と言い、帰ろうとする。なんとも芝居がかった名シーンなのだが、 かつてくるみを演じた女優さんは、稽古の際ここでいつも苦労した。役のくるみの心情にフィットしないかぎり、つまり、役が芝居では無くならない限り、この芝居は成立しない。合いの手も、相手役も 助けてはくれない、2ページの一人芝居。宮沢りえさんも 2幕は孤独だったはずだ。しかし、それを超えて、成立して、相手役が「…待って下さい
」と言ったとたん、総ては報われる。 唐十郎が ひとを魅了する理由のひとつが、ここにはある。 からさんも、蜷川さんも、れっきとした芝居好きである。













