年度当初から地球岬400は今年の重要事項のひとつに位置づけていましたけれど、今年のブルベ結果の不甲斐なさから、負けられない理由が3つに増えてしまいました。理由その1、2018年に参加した地球岬400では自己管理の甘さから初めてのDNFを喫したため、借りを返しておきたかった、理由その2、今年の積丹400をDNFしたため、400kmの完走認定を得ておきたかった、理由その3、積丹400に続いて宗谷岬600もDNFしてしまったため、連続DNF記録を止めておきたかった、の3つです。

 

コースは、札幌市〜赤井川村〜蘭越町〜洞爺湖町〜室蘭市〜南幌町〜札幌市を巡る401.8km、獲得標高は3,475メートルの平坦ブルベなのですけれど、上りのほとんどが前半に集中しています。後半はド平坦とはいえ、最悪、終始向かい風という罠もありえると思うと、心が震えずにはいられません。積丹400をマイルドにして逆回りにしたコース、とも言えますね。

 

今年のブルベでは無計画に走っていたのですけれど、今回は作戦というか予定をひとつだけ立ててみました。事前の予習としてコース図を眺めていたところ、コース沿いの214.4km地点に銭湯を見つけました。今までブルベの最中に風呂に入るなんて考えたこともなかったのですけれど、リフレッシュと休憩の手段として使えるのではないかと予定に組み込んでみました。距離から計算した想定クローズ時刻は21:17、閉店時刻は22:00とのことですので、多少到着が遅れたとしても閉店までのんびりして、その後の平坦路で挽回できればいいかなと思っていました。

 

前日に札幌市へ移動と前泊をし、5:00起床、ホテルをチェックアウト、スタート地点までの移動途中のコンビニで朝食を購入、6:00頃スタート地点に到着しました。

 

装備は、だいたいいつも通りです。雨予報でしたので、前後フェンダーを装着。オルトリーブサドルバッグには、防寒着を兼ねたモンベルサイクルレインジャケット(緑色)(現行モデルは赤と青なのですけれど、性能に違いがあるかどうかは不明です)、風呂道具(小さな容器に詰めたシャンプーとボディウォッシュ、タオル2本)、予備チューブ1本、銭湯での駐輪用にワイヤーロック、を収納。トップチューブバッグには、ボルト800の予備バッテリーが4本入っています。今回は、AJ北海道のブルベらしく、無補給区間が短く、コンビニには事欠かないコースですので、補給食を持ち歩く必要がないので、フレームインナーバッグは持ちませんでした。写真の天気がいいのは、ゴール後に撮った写真だからです。

 

ハンドル周りは、完全にいつも通りで、ガーミンエッジexplore2、eTrex30、シールパックに入れた簡易キューシート、コンデジを入れたR250ドラム型フロントポーチラージ

 

ハンドル下も、いつもの400km仕様。キャットアイボルト800が2本、ガーミンエッジexplore2パワーの下には拡張バッテリ。

 

6:24、受付。権利放棄書に署名をし、エントリー番号を告げてブルベカードを受け取ります。

 

予報通り、しとしとと雨が降ってきました。9月1日のそらちグルメフォンドは晴れ予報。晴れのそらちよりも雨の地球岬400を選んだツワモノさんたちがクルマで自走で集まってきました。

 

雨が理由でDNSを判断するかどうかについては、こんな意見があります。首がもげるくらい納得できる内容なのですけれど、私にとって雨はDNSの理由ではなくなりました。ブルベは全天候型スポーツだと思っています。

 

ブリーフィング。路面状態の悪い区間などの注意を受けます。レインウェアを上下着る人、上だけ着る人、全く着ない人、シューズをレジ袋で覆う人、靴下とシューズの間にレジ袋を履く人、ブルベの装備はホント人それぞれですね。

 

車検を受け、ブルベカードにスタッフさんのサインをもらいます。

 

出走のツイートをし、400kmの旅のはじまりはじまり~。前述したDNFできない3つの理由に緊張しきり。

 

偶然、最初に車検を受けてしまいましたので、一番に走り出したのですけれど、後続の参加者さんにどんどん追い抜かれます。そうこうしていると、雨脚がどんどん強くなり、数ミリの大雨になりました。肌を打ち付ける雨が痛いと感じるほどです。

 

激しい雨にステムに取り付けた簡易キューシートが浸水し始めました。シールパックに入れて防水対策は大丈夫だと思っていましたけれど、5回目のブルベには耐えられなかったようです。幸い、レーザプリントなので滲んで読めなくなることはなかったのですけれど、浸水範囲が広がるにつれて見づらくはなっていきました。それと同時に、GPSナビなどの画面にも常に雨粒が乗ってきて、表示の見えづらいこと。行き交うクルマの走行音にGPSナビの案内音はかき消され、コースの確認に難儀します。

 

8:42、小樽市に入っても雨は止まず。海が見えますね。

 

9:20、47.9km、PCじゃないセイコーマート小樽塩谷店で休憩(想定クローズ10:10)。

 

長めのトイレ待ちの後、補給。次のコンビニは24.6km先のPC1とたいして遠くはないのですけれど、その前に長めの冷水峠が控えていますので、エネルギーをチャージして、参加者さんの様子をツイッターで確認。停車時間19分で出発。雨が上がりましたけれど、暑くはなかったので、レインジャケットを着直して出発しました。

 

断面図がギザギザのフルーツ街道は、その名の通り果樹栽培が盛んな地域を通っています。クルマで観光するなら楽で楽しいのでしょうけれど、繰り返すアップダウンを自転車で走るのは少し骨が折れます。再び降り始めた大雨が、しんどさに拍車をかけます。

 

6年前にDNFした原因の一つは、フルーツ街道での頑張りすぎでした。小樽市街地までの厳しい信号峠に焦りを感じ、PC1までに時間を稼がなければならないという謎の強迫観念に駆られていたせいで、下りで踏み込んでしまいました。今回は、同じ轍を踏むわけにはいきませんので、上りが集中するコース前半は借金走行になったとしてもペースを守り、後半の平坦区間で巻き返すべく、とにかく淡々とペダルを回すことを心がけました。PCや通過チェックなどでのクローズ時刻による足切りがなくなったBRM/AJ規定の改定が心の余裕の助けになりました。

 

冷水峠への上りは、道道753号から道道36号に入ったところで一旦勾配が緩みます。そんな折、ゴルフ場の隣に東京ディズニーシーのタワー・オブ・テラーと見紛うような建物が目に入ってきましたので撮影。エーヴランドホテルとのこと。

 

10:51、67.8km、冷水トンネルを目前にして仁木町に突入。距離8.2km、平均勾配4.0%の冷水峠をクリアです。

 

10:54、69.2km、余市町側からだとゆるい上りの冷水トンネルを抜けて、赤井川村に突入。Googleマップを見てみると、ちょうど冷水トンネルの中で町村境界が入り組んでいるので、トンネル前後にカントリーサインがあるわけです。

 

11:02、72.8km、PC1セイコーマート赤井川店に到着(想定クローズ11:50)。

 

補給量がちょっと少ないかなとも思いましたけれど、小樽市塩谷で補給してから25kmくらいの距離でしたし、この後は31.5km先のPCじゃないセイコーマートでも補給ができますので、これくらいで。といいつつ、大福は食べずにジャージの背中で運搬しました。

 

隣に居合わせたランドヌーズさんがディスクブレーキ車でしたので、聞いてみました。

私「ディスクブレーキって、今日みたいな大雨でもブレーキ利きますか?」

ズ「はい、音がしますけど。リムブレーキは利かないですか?」

私「はい、かなり厳しいですね」

・・・音がする・・・ブレーキパッドとローターの摩擦音ということなのでしょうけれど、こういう感想を初めて聞いたような気がします。今までディスクブレーキの摩擦音を意識して聞いたことはありませんでしたね。ディスクブレーキ車のメリット・デメリットをここで論ずるのは今更な気がしますので割愛しますけれど、ディスクブレーキ車に対する憧れ(物欲)は少しあります。とはいえ、雨ライド時の安心のためにディスクブレーキ車にコストを払って乗り換えるかというと悩みます。

 

店先で補給をしながら、ふと道路向かいに目をやると、見覚えのある特徴的なピンクの建物。思い出しました、ときどきツイッターのタイムラインに流れてくる高橋 翔 Sho Takahashiさんのツイートで見た建物でした。

 

閑話休題、停車時間21分で出発。直後にガーミンエッジexplore2が傾いていましたので、マウントを増締めして再出発。

 

北部北海道とは違って、道央は稲の実りが早いですね、出来秋です。

 

中編に続きます。