こんにちは!
当ブログ画面の左側で実施しているアンケートで、
「受験生時代の話(テクニック等)を聞きたい」
というコメントをいただきました。
ちょうど来週から今年の税理士試験案内の交付も始まりますし、
今回は税理士試験の話をさせて下さい。
税理士試験は11科目あり、そのうち5科目の合格が必要です。
基本的に、試験は理論50点&計算50点の構成で、
簿記論のみ計算100点、国税徴収法のみ理論100点です。
学校の選び方や勉強のリズム、体調管理などポイントはたくさんありますが、
今回は、計算問題のコツについて書きたいと思います。
【税理士試験の特徴】
結論の前に、前提を少し説明させて下さい。
税理士試験は、 『傾斜配点』 だと言われています。
科目ごとの合格率を10%程度に抑えるように、
問題ごとに配点を変えている、ということです。
しかも、『正答率の高いところに配点を置く』 傾向にあるそうです。
裏を返せば、めちゃくちゃ難しい問題を時間をかけて解いて
自分だけ正解しても、そこには配点が無い可能性があるということです
【税理士試験の心得】
上記の特徴から、大切なのは、 『簡単な問題を確実に取ること』 です。
そこで気を付けるのは、
1.簡単な問題でミスをしないこと(当たり前ですね)
2.難しい問題に時間を取られて、簡単な問題に
手を付けられなかった、という状態を回避すること
この2点です。
税理士試験は時間がタイトです。最後まで解けないことは良くあります。
そんな時、最後の最後に簡単な問題があって、時間切れで解けなかったら
すごくもったいないです。
また、簡単な問題でも時間が差し迫った中で焦って解いていると、
凡ミス、ケアレスミス、イージーミスを連発してしまいます。
他にも、最初に難問があって、そこで手が止まるとめちゃくちゃ焦ります。
ですので、(時間がかかるし配点もない)難しい問題は放置して、
簡単な問題から解き始める。
これが一番重要だと思います。
【税理士試験のコツ】
しかし、頭で分かっていても、実際にやるのは簡単じゃありません。
問題を飛ばすのは勇気がいりますし、見極めにも多少の訓練がいります。
そこで、私がやっていた計算問題の練習法をお伝えします。
それは
制限時間60分の計算問題を20分で解く。
これです。
60分の問題、どんなに実力があっても、20分で全部は解けません。
ですので、この20分で点数を最大化しようと思ったら、
簡単に手間をかけず解ける問題からやるしかありません。
最初の5分で問題をザーッと見ます。
残りの15分で簡単なところから一気に解きます。
一番最後の問題から解くことすらあります。
相続税の試験のときは、まず法定相続人の数や基礎控除の記入、
未成年者控除の計算あたりから始めていました。
これに慣れると、その20分で50~60%は稼ぐことができます。
満点は絶対取れませんが、良いんです。いくら練習問題で満点を取っても、
ただの自己満足。本試験の合格には1点の足しにもなりません。
実際の試験では、残りの40分で少し手間のかかるところを解いて
少し加点できれば十分なんです。超難問は無視です。
私はこれをゲームみたいな感覚でやっていました。
20分で止めてしまうと、いつまでも難しめの問題の練習ができないので、
20分までに解いた部分は黒インクで回答、40分までに解いたら青インク、
みたいな感じで集計していました。
やると分かりますが、最初の20分でかなり稼げますよ。
試験会場ってガチガチに緊張しますが、
初めにワーッと解けると、緊張も少しほぐれて良い精神状態になります。
これからの試験直前期、ぜひぜひ、試してみてください。
このブログをご覧いただいている受験生の皆様が試験に合格されて、
税理士会などでお会いできることを楽しみにしています。
頑張って下さい!!!
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