オリンピック申込始まる

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いよいよ2020年東京オリンピックのチケット抽選の申し込みが始まりました。
このブログにも再三書いてきましたが、私の目標の一つに東京オリンピックの観戦に行くということがあります。
がんという病気に罹った方には共感していただけるのではと思いますが、自分の人生の残り時間を月単位~年単位で意識させられるようになると、オリンピックのような四年に一度の節目のイベントへの思い入れが病気になる前には想像できなかったくらい強くなりがちです。

ましてや腎盂・尿管癌はアグレッシブな性質の癌にも関わらず治療が手薄で、ステージ4ともなると1,2年以内に不幸な転帰というのが大半のようです。
私もその例に漏れず術後まもなくの再発治療の経過を見ている最中のため、2020年夏の東京は近いようでとても遠いです。

妻と新聞の東京五輪競技日程のページを見ながらどの競技のチケットを申し込もうかとああでもないこうでもないと話し合っていたのですが、本当にその頃まで生きているのかと改めて考えてしまいました。
メディアが喧伝する浮かれたムードから取り残されたようで少し寂しいですね。
がんになるということはこういうことなのでしょう。

さてチケットの抽選申込の締め切りは5月28日。
どの競技を申し込むのかもう少し迷ってみたいと思います。

虹と桜

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久しぶりの更新です。
10連休もいよいよ終盤です。
八ヶ岳の別荘でのんびりしたり、孫に会いに行ったり、おもちゃを買いに行ったり、読書をしたり、映画を見たり、家族で食事をしたり、時々仕事をしたりと病気を忘れてゆったりと過ごしました。
7月の主治医の診察までは経過観察なので治療を忘れて日々の生活を楽しもうと決めています。

八ヶ岳のふもとには一月遅い春が来ていました。
そこかしこに桜が咲いていたり、標高によっては咲き始めていたりしました。
東京はすっかり初夏ですが、春が来たばかりのわくわくする気持ちをもう一度楽しむことができました。

山を眺めながらのドライブ中に南アルプスの方向に虹が見えました。

正確には虹ではなく環水平アークという珍しい現象だそうです。
とても不思議な光景でした。
本当かどうかはわかりませんが見た人には幸運が訪れるとのことで、何かいいことがあったらいいなと思います。

ふもとには春が来ていますが、八ヶ岳はまだまだ雪をかぶっています。


庭の桜はちょうど滞在中に咲き始め、見るたびに花数が増えていきました。

昨年はちょうど術後で来ることができなかったので二年ぶりの再会です。

孫の誕生の記念に庭に新しい桜でも植えたらどうかという妻の提案で、植木屋さんにも行きました。
枝垂れ桜と染井吉野を注文しました。
この桜がすくすくと育ち花が咲く頃に果たして生きていられるかはわかりませんが、庭が桜で一杯になる景色をぜひ見てみたいなと思いました。

天気は変動的で崩れ勝ちでしたが、霧の庭もまた風情がありました。


10連休が終わると5月の繁忙期シーズンが始まります。
気を引き締めて頑張りたいです。

近況

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久しぶりの更新です。
随分ブログから離れておりました。
4月末から5月頭にかけての10連休という前代未聞の事態に対処するため業務スケジュールに無理が来ていますが、前倒しの分は無事片付けることができました。
なかなか忙しかったです。

スタッフ達には「よいお年を」と言って今日の業務を締めました。
今日の仕事で平成もいよいよ終わりです。
次に事務所で顔を合わせるのは令和になります。
10日も休みというのはほとんど正月休みと変わらないので「よいお年を」が適切だなと思いました。

最近の近況ですが、税理士会にて税理士のがん対策についての研修講師を務めました。
がんについての基本的な話を医療・制度・社会の側面からし、税理士としてがん対策に関わっていくにはどうしたらよいかを顧客ががんになった事例から検討しました。
なかなか好評だったようで、中小企業経営者向けの講演の依頼もきています。
医学の発展によりがんが死の病から長く治療しながら付き合う病気になったことにより、がんを巡る問題は病院から社会全体に広がりつつある今、がん対策には医療関係者だけではなく多くの他分野の専門家の参画が必要となっています。
士業では一足先に社会保険労務士の先生方ががん対策に関わっておられますが、税理士も中小企業の経営者の最も身近な相談相手として、経営者やその家族、従業員のがん対策に貢献できる部分が大きいです。
国立がん研究センターのデータから試算した「この5年間で77000人の中小企業経営者ががんに罹患」「この5年間で5000人の税理士ががんに罹患」という数字が結構インパクトを持って受け止められたようでした。
この辺りの対策を整備できたらなと思います。
研修の内容等についても時間をみてまとめてみたいと思います。

それではみなさまよいGWをお過ごし下さい。

手術から一年

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今日で手術からちょうど一年が経ちました。
一年前の今頃は口がカラカラに乾き、とにかく苦しく、一睡もできず苦しんでいたところでしょうか。
時間の進みが非常に遅く、朝の遠さに絶望したものでした。

残念ながら局所再発し、無事一周年を迎えることはかないませんでしたが、こうして生きて一年を過ごすことができ、治療もそれなりにできている状況はまずまずかと思います。
一周年ということで、午後から休みを取って昨年は行けなかった桃の花を見に山梨まで車を飛ばしました。
富士山と桜、桃、菜の花と美しいのどかな景色でした。


すっかり春が来ているようです。
ステージ4のがんは非常に手強い病気ですので、一年後にどうなっているのかなど全く予想ができませんが、来年もまた来られるよう頑張りたいものです。

腎盂癌のステージ4というと手術ができないことが多いようですが、私は幸い近傍リンパ節のみに留まっていたので抗がん剤で画像上見えなくなったら切除可能まで持ち込めるという状態だったため、5クールのGC療法を経て手術することができました。
手術まで持ち込めば結構な割合で根治できますし、たとえ再発したとしても手術で原発が切除できているとその後の治療の幅が違います。
たとえば私が今挑戦している根治的化学放射線療法も一箇所のみでなければ適応できませんでした。
一年前に手術まで行けたのは幸運としか言いようがありません。

最近、リンパ節転移のみのステージ4の腎盂・尿管癌の方によくお声がけいただくのですが、やり取りをするうちに諦めの悪い病院とそうでない病院とで告知時の温度差が結構あるのではという印象を持ちました。
症例が少なくガイドラインの「余白」が多めの癌種のため、切除するかどうかの判断には病院や医師による方針の違いがあるのかもしれません。
もちろん病状は一人ひとり違いますし、リンパ節転移の箇所、個数、大きさ、また本人の年齢や持病、がんの症状などによって使える治療は全く異なってきます。
手術した方がしないよりも予後が悪くなってしまうケースも腎盂・尿管癌には結構あるそうで、どの患者をどのタイミングで切るかというのは主治医の判断が重要になってくるようです。
さらに術後は片腎になるので腎機能が悪くなり、減薬なしでの強い抗がん剤治療が難しくなるということも事態を難しくしています。
きちんとした基準はまだないようですので、病院ごとに判断が分かれることが大いに予想されます。
もし私のような近傍リンパ節転移のみのステージ4の腎盂・尿管癌を告知された方がいらっしゃったら、こういう例もあるのだということを知っていただけたらなと思います。


たった今聞いたのですが、一年前の夜は手術の付き添いを終えた家族たちで叙々苑に行ったとのことです。
私が苦しんでいた時に何てことだと恨めしくなりましたが、来年あたりは二周年祝いに家族で焼き肉にでも行くことにします。

CT結果、主治医診察

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今日は局所再発の治療のための根治的化学放射線療法終了後、初めてのCT撮影でした。
すぐに結果が出るとのことで主治医の診察も入っています。

放射線治療の効果が出るのには時間がかかるそうで、今日はどちらかというと効果測定ではなく、治療開始時に小さくて画像に写らなかった新たな転移が大きくなって見えてきてはいないかという確認です。
もし転移の数が増えていたら根治治療はゲームオーバーとなり次の治療に移ります。

もしかしたら肺や肝臓に既に飛んでいた転移が見つかるのではないかとここ数日不安で仕方ありませんでした。
先日個人的にMRIは撮影していましたが、CT撮影と主治医の読影で新しいものが見つかる可能性は否定できません。

結果から言うと、転移は増えていませんでした。
肺も肝臓も無事で、リンパ節も最初の一個のみで増えていません。

また放射線を30回当て続けたリンパ節転移はほんのわずかですか縮小していました。
大きくなっていなかったことから効果はそれなりにありそうです。
がん細胞を一つ残らず増殖できない状況まで追い込めなければ勝てないので、まだ安心はできませんが、「負け」が確定する日は今日ではなかったようでした。
厳重経過観察で三か月後に単純CT撮影と膀胱鏡検査をすることになりました。

とりあえず一度目の経過観察の検査はクリアできました。
思えば病気になってから一年半、術後の一番最初の経過観察の検査で再発がわかり、一度たりとも経過観察を続けることができませんでした。
いつまで続くかはわかりませんが、とりあえず3か月は何事もなく過ごせそうです。
一歩前進です。

正直なところ今日のCTで転移が増えているのを前提に、セカンドオピニオンや治験の検討など色々と準備していたため少し拍子抜けしました。
肺に出るのか肝臓に出るのかリンパに出るのか骨に出るのか腎臓に出るのか、そして単発か多発か、それぞれのケースに合わせてどうするのかを計画していました。
どちらかというと不安な時は徹底的に調べたほうが安心するたちなのでその辺りにはぬかりはありません。
まだまだ安心はできませんが、とりあえず今日が「その日」ではなかったことにほっとしています。

病院から仕事に戻りスタッフ達に「今日の結果は大丈夫だった」と伝えたところ仕事の予定をだだだだっと入れられてしまいました。
予定を入れるのは今日まで待ってほしいと止めていたものも結構多かったです。
キイトルーダの初回投与の入院やセカンドオピニオン行脚を想定して開けておいたスケジュールが一気に埋まりました。
治療終了後もしばらくがんと仕事の両立の課題は続いていくようです。