GC療法第7クールday5、なかなか副作用がきついです。
仕事は電話対応だけにとどめて、うとうとしたりサッカーを眺めたりして過ごしています。

今日は主治医に時間をいただいて再発とフォローアップについて相談しました。
入院初日に主治医に質問事項を渡しておき都合の良い時間を指定していただいて、家族にも来てもらい10分ほどお時間をいただきました。
聞いた内容は今後の治療戦略について、主にフォローアップと再発についての実務的な事項を教えていただきました。

質問事項はこんな感じです。

結果をまとめると…
1. フォローアップについて
・CT撮影をメインに行う
・術後補助化学療法終了後3か月からスタートだが、術後から期間が空きすぎることが心配ならば終了後からスタートする
・3か月おきにCTを撮影し、怪しいところがあった時に質的診断のためにPET-CTを撮影する
・骨シンチグラフィは腎盂癌の骨転移ではあまりよくわからないため行わず、CTや痛みなどの症状で骨転移を発見する
・膀胱鏡は術後半年後くらいからスタートする
・尿細胞診は最初は三か月に一回、途中で6ヶ月に一回の頻度にする
・抗p53抗体の頻度については考え中である
・PET-CTや抗p53抗体は保険診療の査定の問題がある。他の医療機関で自由診療にて受けることは可能である

2. 再発について
・局所再発である膀胱内再発は膀胱鏡により発見される。
膀胱内再発は浸潤がんであることはまれで表在がんが多いため、TUR-BTにて治療する。
膀胱全摘はしない。
・領域再発である近くのリンパ節の再発は、一つだけに限局していれば放射線で治療することがあるが、大体多発で見つかるため化学療法を行うことが多い
・遠隔転移は基本的に化学療法である
・肺転移は一か所に限局していれば切除手術をすることがあるが、大体多発転移で見つかるためまれである
・肝転移は一か所に限局していればラジオ波などで治療するが、大体多発転移で見つかる
・脳転移は単発で見つかることがなく、肺転移などの後に見つかるため脳のCTは撮影しないが、激しい頭痛などの症状が出たら撮影する
・逆側の腎臓や尿管に再発した場合は、腎臓・尿管・膀胱を全摘する全尿路全摘手術を行い人工透析になるが、起きる可能性は低い

3. その他聞いたことなど
・CRPについては尿路上皮癌についてマーカーにできるかもしれないという試みはあるがまだわかっていない
・骨髄抑制の対処法はない
・術後補助化学療法後の再発はGC耐性なのでキイトルーダから始めたいが、保険適用の要件である「GC療法治療後」に術後補助化学療法が含まれないため悩ましい
・この病院での尿路上皮癌のキイトルーダのセカンドライン治療はかなり良い成績を出している。現状維持だけでなく縮小や見えなくなった例もある
・キイトルーダ+GC併用療法もかなり効いているそうだが副作用がなかなか厳しいらしい
・分子標的薬についてはこの病院の現場にはまだ情報が下りてきていない

こんな感じでした。
シスプラチンの副作用の便秘がひどいので今下剤を飲みました。
効果が出るのはだいたい明け方でしょうか。
日本ーベルギー戦に備えてもう寝ます。