谷口食堂【1月30日まで】@新横浜ラーメン博物館 | Ramen Story Of L.I

谷口食堂【1月30日まで】@新横浜ラーメン博物館

世界最大のラーメンフードテーマパーク「新横浜ラーメン博物館」が30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ、3週間のリレー形式で出店するプロジェクト、2年で味わい尽くす、ラー博30年史~ラー博史上最大のプロジェクト「あの銘店をもう一度」を2022年7月1日から開始。

 

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過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ3週間のリレー形式で出店するプロジェクトになります。

 

 

あの銘店をもう一度ここまで出店した店。

 

第1弾 2022年7月1日~7月21日「井出商店」

 

第2弾 2022年7月22日~8月11日「牛乳屋食堂」

 

第3弾 2022年8月12日~9月1日「頑者」

 

第4弾 2022年9月2日~9月22日「中華そば 一力」

 

第5弾 2022年9月23日~10月13日「伊豆あまからや」

 

第6弾 2022年10月14日~11月3日「中華そば 坂本」

 

第7弾 2022年11月4日~11月24日「名人の味 らーめん爐」

 

第8弾 2022年11月25日~12月15日「大砲ラーメン」

 

第9弾 2022年11月26日~2023年1月9日「八戸麺道 大陸」

 

現在第10弾として出店中なのが「谷口食堂」

 

 

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谷口食堂は高知県須崎市に根付く高知県のご当地ラーメン「鍋焼きラーメン」を最初に提供した元祖の店になります。

 

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鍋焼きラーメンは歴史が長く60年ほどの歴史があり、戦後間もなく須崎市の路地裏に開店した谷口食堂の店主が出前のラーメンが冷めないようにホーロー鍋を使ったことが始まりでと言われてる。

 

 

当時は鍋焼きラーメンとは言わず鍋焼き中華そばという名称で鍋中と呼ばれるほど地元では絶大なる人気だったそうですが後継者不在の為昭和55年に閉店。

 

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その谷口食堂は閉店してから30年以上経過した2013年1月26日から2013年4月7日までの期間限定としてラー博に「高知・須崎 鍋焼きラーメン 谷口食堂」として復活オープン。

 

 

須崎商工会議所を中心とした有志団体や須崎名物鍋焼きラーメンプロジェクトXを平成14年に結成し、鍋焼きラーメンを地域活性化の起爆剤にしようという思いから谷口食堂の末裔の方や常連だった方からの聞き込みを元に何度も試作・試食を繰り返して幻のレシピを復活させた。

 

 

努力の甲斐があったのか10年ほど前に高知県遠征をした時よりも鍋焼きラーメンを提供する店は増え、須崎市だけで30軒以上存在すると言われてたが去年3月までの情報だと須崎市内に鍋焼きラーメンを提供してる店が36軒になったそうで高知市内にも提供する店が増えたそうです。

 

 

今回も鍋焼きラーメンプロジェクトXの方々が関わって再出店復活オープンです。

 

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2週間ほど前の17時45分頃に到着すると並びはなく席にすぐ着けたけど、私が退店した時は5人ほどの並びができてましたね。

 

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出店してるスペースは「大砲ラーメン」の跡地。

 

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今回もアンパンマン作者やなせたかし氏デザインしたマスコットキャラクターなべラーマンが使用してます。

 

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券売機。

 

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全メニューは、鍋焼きラーメン レギュラー850円、大盛り1000円、ミニ650円・ライス(中)150円、(中)250円・ネギ増し150円・ちくわ増し150円・30周年記念メモリアルトレーディングカード50円。

 

 

ここまで出店したあの銘店をもう一度の店では「中華そば 坂本」に次ぐメニューの少なさで鍋焼きラーメンのみ。

 

 

券売機の写真ではネギ増し、ちくわ増しが別容器に入ってますが注文すると火を通すため鍋焼きラーメンに入れて提供されます。

 

 

ごはんは香り米入り仁井田米を使用。

 

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店内のカウンター席後ろ辺りのティッシュが置かれてる棚に須崎名物鍋焼きラーメンマップが置かれてます。

 

 

卓上調味料は無し。

 

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注文したのは「鍋焼きラーメン レギュラー」¥850+「ライス(中)」¥150

 

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鍋焼きラーメン レギュラーとライス(中)を。

 

 

これぞ鍋焼きラーメンのルックスとなり、現地の鍋焼きラーメンも鍋敷きにのせられた土鍋に蓋をしたまま提供するスタイル。

 

 

ライスも一緒に頼むと土鍋の蓋上にのせられて提供されます。

 

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蓋を取ると湯気がブワッと上がり、熱々鍋焼きラーメンが登場です!

 

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醤油スープに細麺とシンプルながらザク切りにした親鳥の肉に青ネギや地元けんかまのちくわが入るなど具も特徴があります。

 

 

スープは熱々清湯醤油味。

 

 

以前谷口食堂で食べた鍋焼きラーメンはグツグツと沸騰した状態で出されたけど沸騰してなく、だけど鍋焼きらしく熱々状態で今の時期に食べるには最幸!

 

 

肝心の味も、いやぁ~美味っ☆

 

 

鍋焼きラーメンの印象は前回食べた谷口食堂も含めシンプルな鶏ガラ醤油という印象でしたが、現在出店中の谷口食堂のスープは鍋焼きだけど現代の鶏清湯醤油と言いたくなるほど進化してましたね。

 

 

出汁は親鳥のガラ・野菜類を炊き込んでるそうで、クセのない鶏の旨味が強く主張してキラキラ浮いた鶏油のコクが滲み出ており清湯なのに濃厚な鶏出汁です。

 

 

醤油ダレに使用する醤油は地元丸共味噌醤油醸造場の濃い口醤油を使用してるらしく、濃厚な鶏出汁にベストマッチしてるキレを感じさせる醤油感でした。

 

 

熱々スープは熱し過ぎて味が分かりづらくなったり風味が飛んでしまうこともあるけど谷口食堂の鍋焼きラーメンは全くそんなことはなく鶏と醤油ダレのバランスがとれたスープを存分に堪能できます!

 

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麺は地元の老舗製麺所「関西麺業」の細ストレート。

 

 

すぐにユルユルとのびないように計算してかために茹で上げられており最初はコシとハリがありますが熱効果により早い段階で柔さが出てきてモチッとした食感に。

 

 

キレのあるスープによく馴染んでるし、最後まで思ってたよりもダレない麺ですね。

 

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具は鶏肉・卵・輪切りちくわ・刻み青ネギ。

 

 

鶏肉は相当小ぶりながら旨味は主張してコリコリとした食感

 

 

ちくわはスープが染みて美味しく、ザク切り青ネギの食感も良いね。

 

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卵は大事に崩さないように残し後半で崩して食べることにして、黄身を崩して麺に絡めて食べればまろやかな味わいとスープもマイルドに変わり一味違った鶏清湯醤油スープを楽しめます。

 

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卵は色々な楽しみ方があり、私のように崩して食べるのもいいですし鍋蓋にて卵を溶かして麺をつけて食べるのもありです。

 

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席に着いてすぐ提供された、たくあんの古づけは箸休めに。

 

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今までは上位に入ることはなかったけど一気に好きなご当地ラーメンになりそうなほど美味しくて大満足です☆

 

 

鍋焼きラーメンは食べれるけど谷口食堂の鍋焼きラーメンは期間が終了するとまた幻のラーメンになりますので、明日まで食べれますので気になる方はラー博へGO。

 

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パソコン須崎名物 鍋焼きラーメン -須崎市観光協会HP-

パソコン新横浜ラーメン博物館 HP