中華そば青葉 中野本店@中野 | Ramen Story Of L.I

中華そば青葉 中野本店@中野

約12年ぶりとなる「中華そば青葉 中野本店」に再訪問しました。

 

 

「煮干し中華そば 小松屋」を出た後に向かった店は物凄い久しぶりに中野駅と中野区のラーメンと言えば現在も名が挙がる東京を代表する超名店中華そば青葉 中野本店。


ラーメンをあまり詳しくない方でも知ってる方は多いと思われる有名な青葉 中野本店ですが、青葉が他店に与えた功績はラーメンの歴史に刻まれること間違いなく青葉が無かったらまた歴史は変わっていたかもしれません。


青葉 中野本店が創業したのは1996年10月と今年25周年を迎え、気付けば青葉も老舗の域に入りましたね。


色々と有名な創業者芳賀店主は独学でラーメン作りを覚え、移転することなく現在と同じ場所に店を構えた。


青葉のスープは今の時代では当たり前すぎる豚骨(動物系)出汁×魚介出汁を合わせた豚骨魚介となり、この豚骨魚介ラーメンが瞬く間に世間に知れ渡ってメディアにも度々とり上げられるなど当時東京のラーメン店の中でもトップクラスの長い大行列店ができ名物でした。


東京ラーメンと九州ラーメン両方の良さを合わせることができないかと思いつき生まれたWスープと言われてる。



その後青葉と同じ豚骨と魚介を合わせたWスープのお店がじわじわと増え、これらの店を「青葉インスパイア系」と言われるようになり、ラーメン界でインスパイアという言葉を使われたのは青葉が初かも。

更にこちらも当たり前のようにラーメン店である具が増量された特製をメニューに取り入れたのも青葉が最初と言われてます。



ちなみに豚骨魚介の元祖は青葉という認識が強い方もいるでしょうけど、正確には青葉より先に豚骨と魚介を合わせたスープを提供してる店があるので青葉が元祖ではない。



そして青葉と同じ1996年に創業し、現在も場所を変えずに営業してる有名店西新宿に総本店を構える「麺屋武蔵(創始 麺屋武蔵)」と横浜市都筑区にある「くじら軒」もラーメン界に多大なる影響を与えたこともあり、この3軒を「96年組」と言われてるのも大変有名な話。


2000年代から青葉は関東を中心に直営店がどんどんオープンし、地元や近くに青葉がある方もいるのではないでしょうか。


なお、私が初めて青葉を食べたのはかなり前に閉店してますが蒲田店です。

 

 

お店の場所は中野駅北口から徒歩3分ほど。

 

 

ふれあいロードと三番街が交わる所にあります。

 

 

 

店内は広くないが窮屈感は感じさせず、厨房とカウンター席の距離が近いです。

 

 

厨房前に逆L字型カウンター13席。

 

 

厨房に芳賀氏はいないけど、店主の次に青葉で1番知られてる後藤氏がいた。


多分芳賀氏は厨房には立ってなく引退し、本店店主は飯田橋店などを任せられてた後藤氏だと思われる。

 

 

券売機。

 

 

メニューは昔から全く変わらず、中華そば750円・つけめん800円の2種類のみで他に特製中華そば930円・特製つけめん980円・大盛り+100円があるのみ。

 

単品トッピングやサイドメニューは一切無いので、チャーシューがもっと食べたい方や味玉が付けたい方は特製を頼まなければなりません。

 

 

券売機にはないが細麺で提供する数量限定新つけめんがあり、サービスで提供してくれる柚子唐辛子が言えば提供してくれます。

 

 

卓上調味料は胡椒。

 

 

注文したのは特製中華そば。

 

 

つけ麺より中華そばのほうか青葉では断然好みなので特製中華そばを。



ルックスも昔から全く1mも変わらずまさに青葉の特製中華そばですね。



スープは豚骨魚介醤油味。



青葉は頻繁ではないけど全く食べてない訳じゃないので食べてみたら普通に美味しいとしか思いませんが本店の味は、いやぁ〜美味しかった!



特別濃度は高くないし分厚い旨味がある訳でもない豚骨・鶏ガラのライトな動物出汁ですがコクは充分前に出ており、脂分を分離してコクだけを残す製法で作られてるそう。



魚介出汁は鰹節や鯖節に煮干しなどから摂っており、旨味がくっきりと浮かび上がり風味もよく香ってきます。


タレは薄くないけど主張はせず完全に出汁先行のスープだけど、両方の出汁が黄金比とも言えるバランスに保たれてるし口当たりもまろやかなので万人受けする味わいですね。

 

 

麺は中細ストレート。



麺も昔から変わらず割りと素朴な麺ですが、うどんと中華麺の良さを合わせた麺と謳ってる。



適度に歯ごたえを残してモチッとした食感に、スルスル入ってく啜り心地の良い麺です。

 

 

具はチャーシュー3枚・メンマ・ナルト・海苔・輪切り青ネギ。



チャーシューは肩ロースで軟らかく旨味も詰まり全然美味しい。



チャーシューの上にブラックペッパーが軽く振りかけられ、ピリっとしたアクセントがまた良いんですよね。


味玉はしっかり染みて美味しかった〜。

 

 

久しぶりの青葉でしたが予想以上に美味しく、逆にこの手のWスープが今は新鮮味を感じるのかも。


本店だから美味かった可能性もあるし、次は他の店舗で中華そばを食べてみたいし本店もまた再訪しなければ。

 

 

ラーメン中華そば青葉 中野本店

ポスト東京都中野区中野5-58-1 なかのまるひる1F

電話03-3388-5552

時計10時30分~21時頃(売切まで)

ぐぅぐぅ無休

パソコン中華そば青葉 HP