淺草 來々軒@新横浜ラーメン博物館【新横浜】 | Ramen Story Of L.I

淺草 來々軒@新横浜ラーメン博物館【新横浜】

2020年10月14日オープンの「淺草 來々軒」に行きました。

 

 

ラーメン好きなら誰もが知り、ラーメン史を語る上で欠かせない伝説のラーメン店淺草 來々軒が「新横浜ラーメン博物館」に復活。

 

 

淺草 來々軒は明治43年創業の大レジェンド店となり、日本初のラーメン専門店と言われてます。

 

 

昭和51年に閉店してしまったが新横浜ラーメン博物館1994年の開館する前1991年から淺草 來々軒復活プロジェクトは進めてたそうで、本格的にラー博が調査・裏付けをしてたとか。

 

 

しかし、当時働いてた方は無論当時の味を知り再現できる方はもう存在しなく、さらに復活するなら2つの条件をラー博館長が出し、当時使用していた小麦を特定して創業者の末裔の方々から承認を得ることだったらしく復活プロジェクトは難航したそう。

 

 

地道に調査を続けて小麦粉は当時使用していたのとほぼ同じものに辿り着き、スープや丼なども調査を重ね淺草 來々軒のラーメンを再現できる土台は作り創業者の末裔の方にも無事承諾を得て後はこのラーメンを再現して運営してくれるお店を探すのみ。


ラー博の調査結果、小麦の知識があり自家製麺を使用し醤油ラーメンを提供してる店でないと再現は難しいと考えお願いした店がラーメンの鬼と言われた故佐野 実氏のラーメン店「支那そばや」

 

 

2000年3月11日〜2019年12月1日迄ラー博に「出店」してたので卒業して1年も経ってないけどオファーし、かなりの大役に頭を悩ませたそうですがほとんどの食材を国産のものを使用して作られていたことが分かり引き受けたそうです。



伝説の淺草 來々軒の味を継承してる「弟子の店」は食べたことありますが完全に当時の味そのままではないと思うので、まさか淺草 來々軒のらうめんを令和に時代に食べれるなんて!

 

 

キャッチフレーズは日本のラーメンブームが始まったお店になりました。

 


ちなみに淺草 來々軒が日本最古のラーメン専門店と言われてるが、最古ではないという意見も少数あります。

 

 

なお、1Fの展示ギャラリーに來々軒の再現や。

 

 

説明などの薀蓄が色々書かれていた。

 

 

店内は結構シンプルで古い感じは無く、カウンター席とテーブル席計24席。

 

 

厨房に男性スタッフ1人とホールに女性スタッフ1人の2人体制で切り盛り。

 

 

券売機は全店共通タッチパネル式の外国語も対応してる。

 

 

全メニューは、らうめん(青竹手打ち)レギュラー1100円 ※1日120食限定・らうめん レギュラー930円、ミニ600円・ワンタンメン レギュラー1130円、ミニ800円・チャーシューメン レギュラー1400円、ミニ1070円・チャーシューワンタンメン レギュラー1600円、ミニ1270円・シウマイ 1個150円、2個300円、3個450円、4個600円、5個750円、6個900円・チャーシュートッピング(1枚)120円・メンマ150円・ワンタントッピング(4枚)200円・ライス150円・三ツ矢サイダー250円。

 

 

麺メニューは醤油味のらうめんのみで、OPENから70杯、17時~50杯の1日120杯限定の通常の機械打ち製麺を使用した麺とは異なる青竹手打ち麺と、ワンタンメン、チャーシューメン、チャーシューワンタンメンがレギュラーとミニサイズがあるのみ。

 

 

サイドメニューのシウマイも來々軒ではウリだったのか1個から販売してます。

 

 

ドリンクの三ツ矢サイダーが瓶で提供されるのがコンセプトにもピッタシ。

 

 

注文したのは「らうめん(青竹手打ち)」¥1100

 

 

通常の麺から食べたかったけど青竹手打ち麺が残ってたので次回食べれるか保証ないので、らうめんを青竹手打ち麺を。

 

 

オォ〜!!これが100年以上の時を超えて甦った醤油らーめんですか!


昭和の昔懐かしいノスタルジックな中華そばとも違うルックス。

 

 

來々軒の箸袋に入った割り箸とレンゲと一緒に黒いお盆にのせられ提供。

 

 

スープは清湯醤油味。


まずかなり熱々状態で提供されこれは予想外だったがこの温度も再現してるのだろうか。

 

 

出汁は国産の豚・鶏・煮干し・野菜を加えたものになるそうで、じんわりとくる動物系出汁に野菜から出たと思われる旨味に軽く香る煮干し風味が丼に漂ってます。


醤油ダレは普通と表現したくなる普通にコクが出た、すっきりあっさりした味わいで懐かしさも感じるけどしっかりスープの良さを堪能できる。


これが当時出していたのなら現代でも全然通用するし再現度関係なく美味しいです。

 

 

麺は自家製の中太ストレート。


佐野ラーメンなどの青竹手打ち麺とはかなり異なる平べったい形状をした縮れのないストレート麺。


喉越しの良い麺肌に、やや歯応えが残る食感は充分完成度高い麺です。

 

 

具は焼豚2枚・メンマ・微塵切りネギ。


焼豚は中華料理店で出てきそうな昔ながらのタイプで、香ばしく旨味もジューシーで美味しい。


メンマは台湾産の乾燥メンマを1週間かけて戻したメンマになるとか。

 

 

最初は普通かなと思ったけど段々後半に掛けて旨さのピークが来たし、醤油ラーメン好きなら1度は食べないとですね。


次は機械打ち麺でらうめん食べてみる。

 

 

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