机上の空論@東十条/王子神谷
2017年11月9日オープンの「机上の空論」に行きました。
「逆流」の後は、北区の未食店の中ではオープン当初からずっと食べたいと思っていた机上の空論へ。
机上の空論とストレートに屋号を付けた店主は東京を代表する豚骨ラーメン店「博多長浜らーめん 田中商店」のセカンドブランドとして浅草に店を構えていた「中華そば つし馬(閉店)」と同じく田中商店の支店となる「中華そば 田中屋(閉店)」で修業されたそうです。
田中商店グループで学んだ味をしっかりと継承し、つし馬譲りの煮干し中華そばと津軽煮干し中華そばと田中屋も含めこのグループで提供してるお店が多い山形辛味噌らーめんをアレンジした机上のネギ味噌中華や修行先では提供してない中華そばをレギュラーメニューとして提供。
どのメニューも美味しそうなルックスで実際評価も良く、一体なにを食べようか悩みました…
お店の場所は東十条駅北口から徒歩7分ほど。
東十条銀座通り商店街にあるシューズショップ オオツカの向かいにあります。
ちなみに神谷王子駅からも徒歩8分ほど。
店内は割とこぢんまりした造りで厨房内には段ボールに入った食材も含め色々な物が置かれ、白木風カウンターの上にお冷のやかんが置かれその上にミニ暖簾が掛けられてる。
厨房前にL字カウンター7席。
ちょっと独特な中国風コスチュームを着た店主と大陸系女性スタッフ1人の2人体制で切り盛り。
券売機。
主なメニューは、中華そば750円・煮干し中華そば750円・
机上のネギ味噌中華870円・魚鮮煮干し中華そば(週二限定)850円・のり(5枚)100円・味付け玉子100円・味付けネギ120円・チャーシュー(4枚)200円・ライス130円・ネギチャーシューご飯280円・津軽煮干し中華そば700円。
煮干し中華そばだけで3種類もあるけど、週二限定の魚鮮煮干し中華そばは訪問時提供してなく、何曜日に提供してるとかはなさそうで決まってないっぽい。
他の限定で呼び戻し製法の豚骨750円が販売されてたが
これは田中商店風のではないかと。
立て看板裏に週二限定の魚鮮煮干し中華やってますが
書かれ、何かしらの限定は常に提供してるんじゃないかな。
卓上調味料は自家製辛子高菜・辛味・GABANブラックペッパー。
箸入れとつまようじケースは木製で机上の空論と彫られていた。
注文したのは「中華そば」\750+「ネギチャーシューご飯」
\280
訪問時あった豚骨も含め全メニュー気になってしまい悩んだ挙句デフォルトの中華そばとネギチャーシューご飯を。
店主が丁寧に盛り付けして提供された中華そばは、昨今の新店ではお目に掛かれずなんとも言えない綺麗な中華そばです。
スープは清湯醤油味。
あっ、これは予想以上に美味しいですね~☆
鶏と豚の動物出汁に香味野菜を加えた構成となるそうで
鶏メインの旨味が丼ぶり一面に溶け込み表面に浮いた層が厚めの油がコクをプラスしている。
醤油ダレはキレというよりコクが深めで、出汁と油とのマッチ度も充分良いです。
見た目も味わいもどこかクラシカルな感じがありましたけど上手く洗練されてるので、今風も昔風の中華そばも好きな方なら万人受けするはずの修行先では味わえないオリジナル清湯醤油。
麺は中細ストレート。
喉ごしと啜り心地が良く、コシも少し残ったしなやかな食感。
スープとの絡みも良く、麺も予想以上に美味しい。
具はチャーシュー2枚・メンマ・ホウレン草・ナルト・海苔・輪切り青ネギ。
チャーシューは脂身付きのと2枚入り、どちらも少し厚めに切られてるが軟らかく旨味も詰まり美味しい。
ネギチャーシューご飯は白米を使用してるのかと思いきや炊き込みご飯のような色合いをしたご飯の上に角切りチャーシューと白髪ネギにゆかりが降りかけられてます。
このご飯はチャーシューの煮汁で作られてるようで、味も濃すぎず適度に染みこみ角切りチャーシューと白髪ネギとの相性も良かった。
気になったのが普通のライスもこのご飯になるのかなと思い後客がライスを注文してたので女性スタッフが盛るのを見てたら、よく見ると炊飯器が2つあり1つが白米で普通のライスでした。
全メニュー食べてないけどもしかしたら中華そばが一番好みかもと思い、似たようなお店が思いつかない個性のあるハイレベルな中華そばだった。
次は何を食べようかと再び悩み、この数週間後に再び訪れました。
机上の空論
東京都北区東十条3-11-5
03-6903-3688
11時30分~14時30分・17時30分~21時(材料切れ早じまいあり)
日曜11時30分~14時30分
月曜定休日