銀座一福 本店＠徳島

徳島県遠征14軒目。

昭和26年創業の「銀座一福 本店」に行きました。

徳島西部から再び徳島市街に戻り夜までラストスパートを掛け食べ歩きます。

今回の徳島遠征記事で何度も書いてきたが徳島には老舗

有名店が数多く存在する。

代表格の昭和41年創業「中華そば いのたに 本店」 や昭和44年創業「支那そば 三八」 などのレジェンドを訪れましたが

徳島ラーメンの歴史を語るには欠かせない名店と呼ばれる

「岡本中華」 と同じく1951年に創業し、徳島ラーメンを語るなら食べとかないといけないのが銀座一福（いっぷく） 本店。

創業60年以上の歴史があり間違いなく徳島を代表する老舗の銀座一福 本店はガイドブックにも掲載されるほどの有名店。

系統は黄系になるようだが白系とも言う人もいて微妙なところ。

創業者が戦後徳島に在住していた中国人に教わった中華そばを提供する中華そば店を徳島の中心部に開店したのが始まりだとか。

その頃の徳島県内では小松島市に「中華そば カサイ」 などが屋台を始めた時期だったそうだが中華そば専門店は無く銀座一福 本店が徳島では初の中華そば店のようです。と言っても最初のお店は屋台にプレハブが引っ付いたような造りの狭い店舗だったみたい。

今でこそ徳島県内では沢山の中華そばを食べれますが戦後

しばらくの間中華そばというものは殆どの人が食べたことの

ない不思議な食べ物だったようでうどんの方が人気だった。

現在は三代目が継いでるそうだが二代目も厨房に立ってる。

ちなみに南昭和町に支店の「銀座一福 昭和町店」と新浜本町に「銀座一福 新浜店」があります。

お店の場所は徳島駅から徒歩10分ほど。

徳島駅からすぐの伊予街道を抜け国道438号線からも入れる銀座商店街内の一角にあります。

両国橋通りからだと銀座商店街に入ってすぐのところにある。

専用駐車場は無いが金額によってサービス券が貰える。

店内はこぢんまりとした縦長の造りでテーブル席のみ。

街の中華屋に相応しく年季はリフォームしてるのかそんなに

感じないが徳島で一番ノスタルジックなお店とも言われてるそうでこれは異論ないでしょうね。

2人掛けテーブル席1卓、4人掛けテーブル席3卓、6人掛け

テーブル席2卓。

厨房は出入口横にあるが席から離れてるのでほぼ見えず

厨房に二代目のおじさん？と三代目とホールにおばちゃん

2人の4人体制で切り盛り。

夕方の時間帯でしたが店内は8割位の客入りと人気ですね。

メニュー。

主なメニューは、中華そば550円・中華そば（大）600円・中華そば（肉入）750円・月見そば600円・月見そば（肉入）800円・

ワンタン600円・ワンタン（大）700円・ワンタン（肉入）750円・

ワンタン麺700円・ワンタン麺（肉入）850円・五目そば700円・

五目そば（肉入）900円・焼きそば700円・焼きそば（肉入）900円・ソース焼きそば750円・チャンポン750円・チャンポン（肉入）

950円・焼き飯650円・中華丼650円・五目スープ500円・中華スープ400円・野菜炒め650円・ギョーザ400円・シューマイ400円・ライス（小）100円・ライス（中）150円・ライス（大）200円・冷麺（夏期限定）700円。

中華屋系の一品料理メニューがかなり豊富に揃ってるのかと思ってたが、ワンタン麺や五目そばなどもある麺類をメインに

した中華そば専門店。

一番人気で名物となるのはワンタン麺になります。

会計はレジにて伝票無しの後会計制。

卓上調味料は酢醤油・ソース・醤油・白胡椒・ラー油・

S&B一味唐辛子。

注文したのは「ワンタン麺」\700

銀座一福 本店でワンタン麺を食べたいと思っていたので

迷わずワンタン麺を。

ルックスは茶系のようなスープの色をし豚バラスライス肉や

豆もやしがのる。

定番の鳳凰の模様が入った白い丼ぶりを使用し4分位で提供。

スープはタレ主体の豚骨醤油味。

出汁は豚骨をベースにした動物系と野菜などの出汁を合わせたもので、豚骨はコクも出ていて主張してくるが、野菜から抽出した優しい出汁が合わさり見た目よりもあっさりした旨味です。

そこに合わせてる醤油ダレがやや強めですが茶系のような

甘辛スープでは全然なくコクがしっかりと効きまろやかな口当

たりがあっさりした出汁に良く合いますね。

食べやすさもあるしこのスープはウマいわ☆

ここまで食べてきた店にはない味わいです。

麺は細ストレート。

つるっとした麺肌はスルスルと入っていき喉越しが良く

ソフトな食感でしたがスープに絡んでくるので何も問題はない。

具は豚バラ肉・ワンタン7個・メンマ・豆モヤシ・

小口切り青ネギ。

豚バラ肉を徳島で最初に具に使用したのが銀座一福とも言われている豚バラは過剰な味付ではなく適度に甘辛でウマい。

ワンタンはなんと7個位入っていて驚きと同時に食べ切れるかと不安も(;^_^A

餡がぎっしりと詰まっていて中から肉汁が溢れ出てくる。

いやぁ～このワンタンはウマい！

茶系のような見た目ですが、こりゃ白系ではなく黄系の

豚骨醤油になりますね。

だがその黄系でも独自な感じなので、徳島に来たら食べとか

ねばならない老舗の1軒と言えるでしょう。

この味が一番好きと言う方の意見もよく分かりますね。

またいつか食べに来たいと思います。

銀座一福 本店

徳島県徳島市銀座10

088-652-2340

11時～22時（売り切れ次第終了）

月曜定休（祝日の場合は営業）

銀座一福 HP