中華そば いのたに 本店@徳島 | Ramen Story Of L.I

中華そば いのたに 本店@徳島


皆様!新年あけましておめでとうございます!

去年はつたない当ブログをご覧いただき大変ありがとうございました。

今年1年が皆様にとってより一層素晴らしい年になりますよう

心より申し上げますm(_ _)m

去年2014年は私にとって記念すべきラーメン食べ歩き10周年を迎え、ブログを開設しても5周年を迎えることができ無事体調を壊さず健康にメモリアルイヤーを終えることができました。

次はとりあえず食べ歩き15周年を目標にいこうと考えて

いますが、ブログはいつまで続くのか...

どうか今年もよろしくお願い申し上げます!

さて去年秋、四国に遠征してきました!

2014年はメモリアルイヤーだし、ご褒美として大型遠征を3度

行くと決め「福岡県遠征」 「北東北遠征」 を決行しました。

大型遠征最後に選んだ地は四国です。四国は数年前からもう行きたくて食べたくてしょうがなかったエリア。

四国にラーメンあるの?と言う方も多数いるでしょうが、四国も

ラーメンフリークなら最ラーメン遠征し甲斐のある最高の地なのです!

そんな念願の初四国遠征となりましたが、私の中で史上最大空前絶後の大型遠征となり、この先にも後にもこれだけの数を一気に廻って来た遠征はないし今後もこの長い遠征を越える

ことはないです。

なので途方もなく四国遠征の記事が続きますので、途中で

止めたり飛ぶ可能性も十分あるので悪しからず。

最初に訪れたのは徳島県。



皆さんの中でも「徳島ラーメン」という名称とラーメンを知ってる見たことある方はいるのではないでしょうか?

四国の中でも一番有名なご当地ラーメンとして全国に知られているのが阿波踊りで有名な徳島にある徳島ラーメン。

その徳島ラーメンもルーツを辿っていくと興味深くまた細かく

分かれており「白系」「黄系」「茶系」と分かれている。

一般的な徳島ラーメンとして大体の人が脳裏に浮かぶのが

ラーメンの中央に生卵がのった茶系で、徳島県全体でもこの茶系の店が多く一番ポピュラーで徳島県民のソウルフード。

さらに言うと茶系は黒系とも呼ばれ、出汁主体かタレ主体のスープにも分かれいる。

徳島ラーメンは食べ歩いて勉強にもなったし楽しかった。

今回の超長い四国遠征はメインとしてじっくり廻った徳島県からスタートです。



徳島県遠征1軒目。

昭和41年創業の「中華そば いのたに 本店」に行きました。



数多く存在する徳島ラーメン店の中でも一番有名で世に徳島ラーメンを知らしめた超有名店の中華そば いのたに 本店。



創業したのは1966年と約50年の歴史がある老舗で、全国からいのたに 本店を目指して来る観光客や芸能人も数多くいる

ほど知られている。

なんと言ってもいのたに 本店の名が全国に知れ渡ったのが

1999年9月4日~2000年5月28日まで「新横浜ラーメン博物館」 の要請により期間限定出店したことが大きい。

ラー博の企画、新横浜着全国ラーメン紀行 第7弾として招致

され、あの和歌山の超有名店「井出商店」 もこの企画で期間限定出店し、一気に名を轟かせた。

ちなみに徳島ラーメンという名称が確立したのは約15年前で

このラー博に出店したのを機に徳島ラーメンという名称が誕生したのです。

地元の方達の中では、徳島ラーメンとは呼ばず中華そば、そばという名称を使用していた(いる)。

冒頭で一般的に知れ渡っている徳島ラーメンは茶系と言ったがこれはいのたにが茶系だったから徳島ラーメン=茶系となったのです。

創業者は猪谷 勵氏で、製粉会社に勤めていたが退職し昭和

31年「猪谷食堂」を開店し中華そばも提供していたが、うどんやお好み焼なども提供する店だったそう。

その後製粉会社での経験を活かし、その当時では珍しい

自家製麺を導入して中華そば専門店となったそう。

尚、数年前までは厨房に立っていたそうだが現在は二代目の猪谷 貴雄氏が引き継いでいる。

尚、鳴門市に支店となる「中華そば いのたに 鳴門店」があり

こちらも創業40年近い老舗だとか。



お店の場所は徳島駅から徒歩12分ほど。

徳島駅を出たらロータリーを抜けると、そごう 徳島店があるのでその裏にある大通り国道192号線伊予街道を進んで行くと

藍場浜公園がある藍場町交差点があるので左折して橋を渡り進むと、東光寺と円徳寺が向かい同士にあり右折しその前の道を進んで行けば左手にあります。

店は↓このようにデカデカとあるので遠くからでも分かり

2つ店があるように見えるが右が出入口となっています。



専用駐車場は店舗前、店舗横、道路向かいに計35台分完備。



営業時間は10時30分からとなってるが9時50分頃に到着

すると、ちょうどシャッターが自動で上がっていきどうやら10時前には開店するっぽい。

私が最初の客となりましたが、もう地元の方は早くから開くのを知ってるようですぐに何人か来て後も続々と来始めていた。

圧倒的におっちゃんとおばちゃんが多いけど若者もいたし

老若男女に好まれてる有名店ですな。

店内は外観通り2つ店があるような横に広い食堂のような

ゆとりのある造りで、意外にも年季などはあまり入ってなく

清潔感もある。

驚いたのが店内の壁には私が今まで食べたラーメン店でも

1,2番になるほどの大量のサイン色紙が飾られていた(゚Ω゚;)

弧を描くような○字型カウンターが2つに分かれ計40席ある。

こちらのカウンター席でお願いしますと言われ右側から埋めていくみたい。

厨房には社長と呼ばれていたご主人と男性スタッフ2人に

ホールにおばちゃんの4人体制で切り盛り。

券売機。



意外にも徳島市内のラーメン店は券売機を導入してる店が多く

首都圏で導入してる店が多い直系二郎や家系で使用してる

プラスチックタイプでした。

主なメニューは、中(麺並盛の肉少なめ)550円・大(麺大盛の肉少なめ)600円・中肉(麺並盛の肉多め)650円・大肉(麺大盛の肉多め)700円・生玉子50円・メンマ(竹)100円・めし150円。

中華そばの麺並盛・大盛と肉少なめ・多めを選ぶシンプルな

メニュー構成で、いのたにでは徳島ラーメンではお決まりの

生玉子(ヨード卵)がデフォルトでのらず有料となります。



カウンターには、麺の堅さ・ネギ、もやし抜きができる案内と

お土産中華そばのことが書かれていたものが。



卓上調味料はPEPPERコショー。



注文したのは「中」\550+「生玉子」\50



麺は並盛と決めていたが肉を多めにするのとめしを付けるか悩み、まぁこの後も限りなく肉も食べることだしめしは他で食べようと基本の中に生玉子を。

ルックスは生卵が真ん中にのり、豚バラものったこれぞ茶系と呼びたくなる徳島ラーメン!

徳島ラーメンは白系も黄系も含め豚骨出汁がベースとなり

茶系は濃口醤油やたまり醤油を合わせ強めの甘味もする

豚骨醤油となる。

丼ぶりは小さめですが、ギッチリとスープも入り3分位で提供。

スープは出汁主体の豚骨醤油味。

いのたにでは豚骨の他になんと煮干しや野菜も加えた出汁となるそうで、結果的に他店と比べるといのたにのスープは

あっさり気味のライトな豚骨出汁で甘味も強くなく控えめ。

しかし、他店もそうでしたが予想以上に豚骨の旨味がハッキリと弱くなくストレートに主張し、ぼんやりとした中途半端な旨味などのお店はほぼなくこの豚骨出汁が素直にウマい!

このスープも飲んでいくと、不思議なことに舌にズッシリと豚骨の旨味が圧し掛かってきたし、醤油のコクも出ていてしっかりと豚骨出汁にノッテきます。

いやぁ~1軒目からこりゃ良いスープだね~☆



麺は自家製の中細ストレート。

徳島ラーメンの麺は細ストレートが基本となり、正直言うとどの店も素朴というかシンプルというかスープや具に比べてしまうと存在感は薄い。

いのたにの麺は適度なもっちり感がありスープもよく絡む。

麺量は100gだそうで量は少ないが、徳島ラーメンは基本的に

白飯のおかずとして食べるものなので麺量は元々少なくしてる店が多いのです。



具は豚バラ肉・生卵・メンマ・豆モヤシ・小口切り青ネギ。

豚バラはスライスした肉が2枚のり甘辛の味付けですが

濃いめの強い味付けでめしが欲しくなる味わい。

ただ2枚だと迫力もないし肉多めで食べるのがいいね。

モヤシや青ネギの食感もよく馴染み、生卵は後半溶かし込んで食べてみるとスープがマイルドになりより食べやすくなり徳島ラーメンではマストなアイテムですね。



本場徳島ラーメンはこんなにウマいのかと予想してたよりも

衝撃なお味でした!

これだけは言っておきたいのは、系統問わず徳島ラーメンを

食べ歩くならいのたに 本店からスタートしたほうが絶対いい!

徳島駅からも近めだし、営業時間も早いし、量も少ないし、

スープも軽いほうだし、他店との比較もしやすくなるし、1軒目に相応しいお店でした!

また徳島に来た際は多分行くことになるので、肉多めとめしを頼み堪能したいと思います。



ラーメン中華そば いのたに 本店

ポスト徳島県徳島市西大工町4-25

電話088-653-1482

時計10時30分~17時(売り切れ次第終了) ※早く開店します

ぐぅぐぅ月曜定休日(祝日の場合は営業)