PSA・成田の印刷技術Q&A

PSA・成田の印刷技術Q&A

プリンティング・スーパー・アドバイザー成田が、オフセット印刷技術の質問に関して、お答えしま~す。
ご質問は NARITA@cosmotech-jp.com まで、お気軽にどうぞ!

「湿し水を極限まで絞る!」 と言う話をさせて頂くと、

「あ!ウチはね、1度、汚れが出る所まで水を絞って確認してるから大丈夫!」

って、胸を張る人がケッコウ多いんですよ。・・・その確認方法って、科学ですか?

それとも、物理ですか?

 

まぁねぇ、「オレは毎朝、水目盛り15でやってるから、間違いなく絞れてる!」

とか言ってる人よりは、チョッとだけ科学かも知れませんよね。15って目盛りが、

本当に絞れている数値なのかどうか?なんて、こりゃ全く分からないですもんね。

 

「エエッ!15だよッ!夕方には目盛りが35を超えるんだから、15ってメッチャ

 絞れてるに決まってるじゃん!」・・・なるほどねぇ、35-15だから、20目盛り

も絞れちゃってるんだから、こりゃメッチャ絞れてるわねぇ~。 「だろッ!」

 

でもさ、朝一番で15だった目盛りが、なんで順番に上がって行ってしまうのかな?

「そりゃ汚れが出るから目盛りが上がるのは当然じゃん」・・・だよね。印刷をしてて

汚れが出てしまうから、その汚れを取るために、順番に水目盛りが上がって行くん

だよね。と言う事はだ、印刷中は汚れを確認してから、水目盛りを上げてるって

言う事だよね~。「当たり前じゃん!」

 

印刷中は、汚れが出た事を確認してから、水目盛りを上げてる。要するに、汚れを

ギリギリの水量で制御してるってワケだ。「そうだよ!」・・・んじゃなぜ、朝一番は、

汚れを確認する事無く、15って決めてしまってるのかな?それってさぁ、本当に

ギリギリに少ない水の量だって、自信を持って言えるのかな? 「エエッ」

 

実はね、「一度汚れが出る所まで水を絞ってから・・・」ってのも、決して科学では

ないんですよ。だってさ、その時にローラー上のインキの量がメッチャ多い状態

だったとしたら、こりゃ汚れやすいワケでしょ。多過ぎるインキの状態で、汚れを

出さないためには、湿し水も当然のように多目に成ってしまいます。

 

多過ぎるインキと、多過ぎる湿し水の組み合わせで、様々な印刷トラブルが出て

しまいますわね。ですから、「1度汚して水の量を決める」ってだけでは、トラブル

の回避が出来ないんですよ。「1度汚して」の前に、「メッチャ少ないインキ量で」

って言う条件を付けなきゃアカンのですわ。

 

メッチャ少ないインキ量で、1度汚れるまで湿し水を絞ったけど、まだやはり濃度が

足らないので、徐々にインキ量を増やして、それを汚さないように、水の量を探って

行く。ってのが基本なんですが、もしもその時、インキが異常に軟らか過ぎるとか、

ローラーニップが、まともに出てない。とか言うのだと、こりゃまた話に成りません。

 

大前提は、完璧なメンテナンスであること。ローラーの洗浄等も完璧であること。

その上で、最少量のインキを汚さない為の、最少量の湿し水をバランスさせる。

面倒ですが、これが、湿し水を使うオフセット印刷の基本です。この基本をね、

シッカリやってやれば、トラブルが出るなんて事は、まず無いのですよ(^^)v 。

先日、このブログで「モーニングバンド?」ってのを書かせて頂きました。
輪転機の版の余白部分に付ける、帯状の平網なんですが、これを付ける
理由ってナニ?ってな内容だったのですが、古くからの私の友人である
ハンドルネーム・babycute さんが、他のサイトで解説して下さったので
掲載させて頂きます。 babycute さん、ありがとうございます~!

・モーニングバンド Mourning Bars(Mourning Bands)

Take off Barsとか、Scavenging Barsと言ったりもするようです。
名前の由来はビクトリア王朝時代の弔電から。

モーニングバンドの効果は、大きく二つ。
(1) ローラー・ブランケット上でインキが乾くのを防ぐ
(2) 版・ブランケット・ローラー上に湿し水が堆積するのを防ぐ

意外と盲点なのですが、ローラーから転移したインキは用紙に転移して
消費されるインキがない場合、ローラー群/刷版画線部/ブランケット
全体で、(それぞれの濡れ性に応じて)平均化するように移動します。
※インキが一方通行なら逆トラによるツボの汚れは起きませんよね。

という訳で、刷版の余白部分に帯を焼き付けておくと、その部分はインキが
ローラー~刷版~ブランケット~刷版~ブランケットと転移していきます。
もしモーニングバンドが無いと、余剰インキがブランケットに転移した後、
刷版に戻る事が出来ないために、ブランケット上で乾燥して、どんどん
積載してしまいます。これを防いでいるのがモーニングバンドです。

湿し水はインキ中に分散(乳化)して運ばれて行きます。インキが供給過多に
なるとシステム全体の乳化率が上がるので、モーニングバンドを入れた場合も
ツボの両端は閉めておくことが必要です。また、モーニングバンドはベタでは
なく、40~80%の平網、またはパターンにします。

以上解説でした。
どんな網にするかは各会社のノウハウになります。
 

(一部・成田加筆)

 
なるほどねぇ~。乾燥防止ですか~。
こりゃ物理ではなく、立派な「科学」の世界での
制御だったんですねぇ!(^^)v 
私は子宝に恵まれなかったので、スゴい
道楽者です(笑)。とは言え、お酒は全く
飲めませんので、その道楽は有りません。

今はギターとカメラと腕時計と万年筆
ですかねぇ~。腕時計は、先日、特別に
お小遣いがもらえたので、超無理して、
20年来の憧れだった、ブライトリングを
買ってしまいましたわ~(^_^)v

昔はバイクとか、自転車のロードレーサー、
渓流釣り、ソフトボールのピッチャーとか
ボーリングなんかもやってたんですが、
さすがにこの年齢に成ると体を動かさない
道楽ばかりに成ってしまいました~。

日本全国の印刷会社さんへ、お邪魔して
いると、同じ道楽の方がケッコウおられて、
その方達と道楽の話をし出すと、まぁ~、
時間がいくら有っても足りません~。

今回の出張では、ギター道楽の課長さんと
ついつい盛り上がってしまいましたわ(笑)
彼はロックのエレキギターで、私はアコギの
フィンガーですから、全くジャンルが違うん
ですけど、やっぱりギターの話は楽しい!

んで、超個人的な、ギターの近況報告です。
愛知のNさん、イサトの伽羅、バッチリと
弾けるように成りましたよ~(^_^)v  私の
マーチンで弾くとエエんですわ~これが!

島根県のKさん、テイラーの南澤仕様を
弾かせて頂き、ありがとうございました。
今、南澤の「天城越え」を練習してます。
バッチリ弾けるように成ったら、マーチン
持って、自慢げに弾きに行きます~(笑)

先日、車を運転していた時の話です。

夜なので、まぁ見辛いと言えば、見辛いのは当然なのですが、

信号の有る交差点での左折時、横断歩道を渡る歩行者さんの

姿が見えなかったんですよ~。

 

寸前のところで気付き、慌ててブレーキを踏んで、セーフッ!

だったのですが、なんで、気付かなかったんだろう・・・?

 

そう言えば最近、左目が見辛いんですよ。右目との視力差が

メッチャ大きく成ってしまったのか、手元で自分が書いてる文字を

見てるのが、ケッコウ辛かったりしてしまうんですわ~。

 

んで、ふと、鏡で自分の目を見てみると、左目がね、右目の半分くらい

しか開いてない事に気付いたんですわ。要するに瞼(まぶた)がですね、

半分しか開かないんです。一生懸命に開こうとしても、開かない(汗)。

もうね、眼球の中の黒目が半分しか出ないって感じなのです。

 

そう言えばテレビで、和田アキ子さんが手術をしたとか言ってたよなぁ~。

なんだっけ?なんか難しい漢字の病名だったような。・・・調べてみました。

眼瞼下垂(ガンケンカスイ)って言う名前でした。

 

瞼を持ち上げる筋が、延び切ってしまって、持ち上げる事が出来なく成る。

視野が狭く成り、視力も低下し、頭痛や肩こりを併発する事も有る・・・。

私の場合、頭痛も肩こりも有りませんが、視野が狭いのと、視力低下は、

目を使う商売柄、こりゃチョッとアカンわけでして。

 

医者に行って来ました。瞼を切開する手術で治すのだそうです。

現在は、手術待ちの状態ですが、片目が半分しか開かない顔ってねぇ、

こりゃまぁケッコウ、マヌケな顔ですわ~(笑)。

 

先天性でない限り、筋力低下みたいな、年寄り病ですわね。皆さんは

まだ大丈夫だと思いますが、何年か先に、「ん?なんか見辛いなぁ」

とか思ったら、この眼瞼下垂ってのを思い出して自分の目の開き方を

鏡で確認してみて下さい。

 

我々、印刷オペレータは、どうしても目を酷使します。メッチャ明るい

照明の下で、細かな画像と格闘する仕事ですもんね。逆に言うなら、

迅速に、的確に、また超先妻に ・・・あ、いや、「繊細」に(笑)絵柄や

文字を判別して行く仕事です。目の健康については、人一倍、気を

使って頂きたく思う次第です。

学生時代、演劇をやってました。メインは舞台でしたが、テレビやラジオにも、

出演していました。NHK名古屋の劇団所属ですから、NHK専門でしたけど。

 

1本の芝居やドラマには、いろんな役が有るのですが、私は「その他大勢」と

言う役名が大嫌いでした。「通行人A」とか「学生B」とか「町の人C」とか・・・。

そんな誰でもイイような役は、やりたくない。しかし、もしも、通行人Aをやれと

言うのであれば、誰よりも目立つ通行人Aでありたいと、そう思ってました(笑)

 

印刷屋さんも同じです。いわゆる「その他大勢」の印刷屋さんでは生き残って

行けない時代なのだと思います。「まぁ大した印刷物じゃないから、値段が、

安ければイイんで、他所より安くしてくれるんなら、やってよ」~なんて言う物

ばかり集めたって、儲けが出せるのかどうか・・・。

 

でもね、昔からの私の持論に「技術力とは究極的にはスピードである!」って

言うのがあります。超素晴らしい品質の印刷物を仕上げられる技術を持って

いたとしても、1日に1つしか出来ないとしたら、それは「生産」と言う域では

なく、「芸術品製作」のような世界に成ってしまいます。

 

その一つで20万や30万円を越えるような印刷工賃を頂けるのであれば、

それはそれで充分な商売に成るのですが、そうは簡単に行きませんわね。

今時の普通の枚葉印刷機は、例えば千枚通しの仕事を、いかに迅速に、

大量に消化して行けるか。と言う観点を重視して設計されています。

 

例えば、版を付けて、見当・色合わせをして、印刷して、最後にブラン洗浄。

千枚通しの4色刷りで、これを何分で完了出来るか。私の場合は15分です。

ですから、1,000×4/0 なら1時間で4台刷り上げる。ってワケです。

 

先日、他の方のブログを拝見していたら、これを10分で仕上げるって、

おっしゃるんですッ!つまり1時間で、6台の印刷を完了してしまうッ!

これはねぇ、本当に超素晴らしいッ!どう頑張っても私には出来ません。

「技術力とは究極的には『スピード』である!」

 

1時間に4台の私と、1時間に6台を仕上げられる方。こりゃね、技術力に

圧倒的な差が有ります。私が、ありとあらゆる手を使っても絶好調な時で

5台イケるかなぁ~? んでも絶対に6台は無理だよなぁ(汗)って言う、

私にとっては、こりゃ「神ッ!」の領域の世界なのですよ。

 

分かりますか? 1時間に、4台と6台の差。この差のままで8時間、仕事を

したら16台もの差が付いてしまうんですよ。割合で言うなら、私の1.5倍、

つまり、5割増しの仕事を完了させてしまうと言う凄まじさなのです。

 

技術力とはスピードなり!印刷機のメンテも調整も全てが完璧だからこそ、

初めて得る事が可能な、このスピード。本当に素晴らしいッ!この能力が

有れば少々安価な仕事でも、充分に利益を確保する事が出来るのです。

 

印刷業界は、これからもっともっと不景気に成って行く事が予測されます。

そんな中で、自分達の印刷会社を守るのは、現場の技術力、現場の力

なのだって事を、この素晴らしい生産能力が示してくれています。

今こそ、現場の、絶大な力が必要な時なのですよ。

これは、輪転機での、お話しです。通称「モーニングバンド」と呼ばれるもの

なのですが、この言葉をネットで検索しても、何も出て来ません。輪転機の

情報って、誰も発信して下さっていないので、調べようとすると本当に大変。

 

日本全国の輪転現場さんの数件で、この「モーニングバンド」という言葉を

聞いたので、おそらく、それでイイのかな?と考えてる次第ですが、決して

公的な専門用語では無いのだろうと思っています。

 

刷版が有って、その中に、印刷するべき「絵柄」が有りますよね。枚葉機なら、

その刷版の天地左右に、絵柄の無い「余白」部分が有るのですが、輪転は、

天地に余白が無く、左右(両サイド)に余白が有るのが普通です。

 

この両サイドの余白部分に30%位の平網を、天から地まで、太目の帯状に

付けるんですわ。これを通称「モーニングバンド」って呼びます。ここは絵柄の

無い部分です。しかも、印刷用紙も通らない部分なんですよ~。

 

これって、枚葉機だと、考えられない話ですよね。用紙が通らない部分って

ことは、圧胴にインキがベットベトのグッチャグチャに着いて行ってしまうって

事ですよ~。こりゃ圧胴を汚したくない枚葉機では、飛んでも無い話ですわ~。

 

輪転機では、なんでこんな事をやってるのか?と言うと・・・。輪転機の場合、

枚葉機に比べたら通し枚数が多いです。10万通とか20万通とかってのも

有ったりするワケです。そう言うロングランの場合、インキが両サイドに流れ、

どうしても両端のインキが余ってしまい、絵柄の両端から汚れが発生して

しまう。それを防ぐために、このモーニングバンドが有効に成るってワケです。

 

ん~、なんだろうなぁ~。オフセット印刷は科学である!って言ってる私には、

この超物理的な対応策を解説する事が出来ません。その両サイド部分にね、

用紙が有って、その平網のインキが用紙に印刷されて消化されて行くっての

であれば、枚葉機の「捨てベタ」と同じ考え方なので、充分に理解出来るん

ですが、用紙に乗らない部分の、捨て網って・・・。

 

輪転機は、ブラン×ブランで印刷して行きますから、圧胴と言う物が有りません。

ですから、この捨て網は、ブランに蓄積されて行きますし、水着けローラーにも、

両端部分の余剰なインキが、付着して行ってしまうんですよ。

 

いろいろ、試行錯誤された上で、使っておられるワケで、しかも日本全国の、

大半の輪転屋さんが採用されておられるので、充分に意味の有る物だとは

思うのですが、私にとっては、理解不能な手法なのです。

 

枚葉機・薄紙専門の私には、厚紙のニスコーターとか、チャンバーとかの世界も

正直なところ理解出来ていません。61歳に成ってしまいましたが、今更ながらに

自分自身の視野の狭さを、つくづく情けなく思う、今日この頃であります(汗)。

皆さん、繁忙期してますか?10~20年位前なら、この3月ってのは、

毎日、本当に大変な状態で、1日は24時間しか無いってのに、そこへ

26時間分の仕事を、どうやって詰め込もうか?? なんて事で毎日、

頭を悩ませてましたわ~(笑)。・・・エエッ?休憩時間を抜いたら1日は

22時間も無いよ~って? そんなもん、休憩時間は管理職が替わって、

印刷機を回すに決まってるじゃないですか(笑)。

 

毎日、その日の印刷をこなすだけで精一杯で、「ああ、紅のローラーが

アカンなぁ。新品と交換したいなぁ~」とか思っても、そんな暇はないから、

何とか、ダマしダマし使って行くって感じでしたね。

 

これね、「紅のローラーがアカン」って事を、分かってて、やってるって事

ですよね。まぁ理想的には、繁忙期に入る前にメンテをしておくってのが

イイんですが、それでもね、アカンって分かっててやってるのか、アカン

事を全く理解せずにやってしまってるのかには、雲泥の差が有るんです。

 

印刷ってヤツに限らず、何でもかんでも、完璧な状態で仕事をするのが

理想なんですが、世の中って、理想通りに行く!なんて事の方が少ない

ワケでして、何とか無理をしてでも、やる!って方が多い事も有ります。

 

紅のローラーがアカン。インキ壺の7番キーがウマく動いていない。

2胴目のブランケットが寿命だ。・・・こうした事を分かっててやってれば、

チョッと無理してでも、やっちゃおうッ!てな話に成るんですが、全く分か

っていなくて、「なんか調子悪いなぁ~」ってのが一番アカンのです。

 

人間ってのは、おかしなもんで、訳が分からずに突拍子も無い事が

起るとパニックに成ってしまいます。・・・例えば、夜中に、何だか妙な

音が、クワァ~ン!とか響いたら、ビックリして飛び起きるかも知れ

ませんが、「ああ、またボロ冷蔵庫が異音を出してるわ~」って、その

原因を分かってたら、パニックに成る事など有りませんわね。

 

「あれ?この部分、一生懸命に壺を絞ってるのに、ちっとも淡く成らない!

何でだ!これじゃマズいぞッ!ああ、どうしようッ!」なんて焦ってしまうと、

汚れてるのを見逃してしまったり、他の部分の色調が悪く成ってしまってる

事に気付かず、どんどん不良品を生産してしまったりと散々です。

 

これがね、「壺キー7番の動きが悪い」って分かってれば、「チッ!やっぱり

アカンか~、しゃあねぇなぁ、手動で動かしてくるか~」で済んでしまいます。

 

なんでも「完璧」がイイんですが、我々の身体でも、完璧な状態ってのは、

なかなか有るもんじゃないですよね。肩が重い。腰が痛い。全体が怠い。

人間だって、不調が色々有ります。ましてや相手は「機械」。機械ってのは、

壊れて当たり前。不調なんてのは日常茶飯事。ってのが普通なんですよ。

 

それを、壊れないように、不調に成らないように手を加えて行くのが、我々、

印刷機を使うオペレータの仕事なんですわ。繁忙期で、充分に手を加えて

やる時間が無いから、ある程度、妥協して使って行く。でも、それならそれで、

妥協した部分を、シッカリと把握しておく事、妥協したおかげで最悪の場合、

どんな事が起こってしまうのかを、シッカリと理解しておく事が大切です。

 

そして、繁忙期が過ぎて、少しでも時間が空いたら、一生懸命にメンテを

してあげて下さい。我々オペレータにとって、印刷機ってヤツは「飯の種」

です。その大切な飯の種が、ぶっ壊れて廃棄処分に成ってしまったら、

次の日から、お金を稼ぐ術が無く成ってしまいますもんね。

通販の、アマゾンなんかで、やっていますよね。その商品を買った人達が、

五つ星で、その商品を評価するってヤツ。私はアマゾンを、ケッコウ利用して

いますが、新しい物、初めて買う物、類似品が色々有る物、なんて場合には、

あの五つ星評価を熱心に読みます。特に星一つの意見が好きです(笑)。

 

私ね、昔からの夢で、印刷機材、印刷資材、印刷材料、なんてヤツに対して、

あの五つ星評価をやりたいんですわ。ネット上で、皆さんから評価を集めて、

これまた、ネット上で公開して行く。「〇〇製紙の上質紙、昔は良かったけど、

最近は品質低下が激しいので、星一つ」なんて感じですね。

 

例えば、ブランケットにしても、エッチ液にしても、メチャメチャ多種多様な物が

販売されています。洗浄溶剤、インキ添加剤、スプレー潤滑剤、水ローラーの

洗浄・保護溶剤、はたまた、印刷用紙、印刷機械、周辺機器 等々。

 

我々が自ら選択しなければ成らない物が、イッパイ有るんですよね。そして、

多くのオペレータ、多くの現場、多くの印刷会社が、こうした物の選択で悩んで

いるんですわ。「この溶剤は安いけど、もう少し高くて性能の良い物に替えた

方が生産効率が良く成るんじゃないのか?ならば少々高くても、生産効率で

簡単に元が引けてしまうんじゃないのか?」なんてね。

 

前回も書きましたが、多くの印刷現場は、横の繋がりが、ほとんど有りません。

ですから、何を選ぶにしても、自社に来てくれる業者さんとかの評価を信じる

しか無いってのが実情かと思います。「今回、〇〇化学から新しく出た、この

溶剤、メッチャ評判がイイんですよ!」・・・果たして本当に、良い物なのかな?

業者さんの利幅が大きくて「業者さんにとっての良い物」なのじゃないかな?

なんて言う、疑惑も生まれてしまいますよね。(業者さんスンマセン!)

 

印刷の展示会等で、初めて見る製品を知る機会は有りますが、自社にとって

本当に良い物かどうかは、こりゃ、自分で実際に使ってみないと、分かりません。

でもね、メッチャメチャな数が有る商品たちを、一つ一つ検証してたら大変です。

 

そこで、五つ星評価ってヤツが有効に成るワケなんですわ。「いやいや、そんな

ことをされたら、ウチの商品が売れなく成ってしまう!」って言うメーカーさんも

有るかも知れませんが、それは取りも直さず、その商品が悪いって証拠ですね。

「おおッ!それはイイ!是非ともやって欲しい!ウチは絶対に五つ星を取る!」

ってなメーカーさんにとっては、無料で宣伝が出来る絶好の場に成りますよね。

 

日本中の印刷現場には、メチャメチャ大きな技術格差、能力格差、知識格差が

有ります。例えばですよ、「もし、この溶剤をまともに使えないようなら、貴社の

印刷技術が低過ぎる証拠である。」なんて言うコメントが五つ星評価と共に付け

られたら、自社の技術レベルを見直すキッカケにも成りますね。

 

印刷資材とかってヤツはね、地域的な差、工場環境による差、印刷機による差

など、一人の人が満点を付けた物が、全ての人にとって満点とは限りません。

K社の印刷機には、これがベスト!東北地方の水には、このエッチ液が抜群!

なんて物が、当然のように有るのです。そうした情報も、この評価の中で明確に

して行ければ、オペレータも迷う事無く、選択して行けますよね。

 

今、私は機材メーカーに勤務しています。その立場で、この五つ星評価をやる

ってのは、こりゃ無理です。でもね、いつかは必ずやりたい。それが日本中の

印刷現場の大きなレベルアップに繋がるし、メーカーさん達のレベルアップにも

繋がると信じています。 仕事をリタイヤしてフリーに成ったら、やります(笑)。

印刷現場の人達ってのは、多くの場合、同業他社の知り合いを持っていない

って事が多いかと思います。例えばこれが、印刷会社の社長だったり、営業

だったりすると、ある程度、他社とのつながりも有り、「ああ、あそこは、こんな

仕事やってるぞ~」なんて言う情報を持っておられたりします。

 

例えば、印刷物にクレームが付いたとしましょう。・・・最近は厳しいですから、

下請けの仕事だったりすると、即座に「対策書」を提出せよ!なんて話に

成ってしまうかと思います。「クレームの発生状況・原因・今後の改善策」

なんて事を、文章にまとめて提出しなければ成らないワケですよね。

 

「気を付けてたんだけど見落とした。今後は、もっと充分に気を付ける」

なんて小学生並みの対策では、話に成りません。かと言って、初めて経験

するようなトラブルだと、その原因すら、明確に把握する事が難しい場合も

多々有るんですよね。・・・ならば、どうするか。

 

こう言う時にね、同業他社さんとの密接な関係が有ると、楽なんですよ。

「こんな事が起こったんだけど、経験有る?」 「あっそれ、ウチは経験が

無いんだけど、知り合いの印刷工場でも同じような事が起きたって話を

聞いたから、そこを紹介してあげるよ~」 なんて感じです。

 

でも、ほとんどの印刷現場は、他社さんとのつながりが有りませんから、

なかなかこんなに楽には行きません。とは言え、分からないワケですから、

誰かに教わらなくては成らない。そこで、相談する相手として、印刷機の

メーカーさんだとか、インキメーカーさん、エッチ液屋さん、紙屋さん等に

電話で相談したりするワケですが・・・。

 

印刷機の問題、インキの問題、エッチ液の問題、紙の問題であるならば、

それぞれの専門家さん達に訊けば良いのですが、それが印刷のやり方

とか、印刷工程とかの問題だったりすると、印刷機メーカーさんに訊いても

正確な回答を得る事が難しいですよね。

 

それじゃ、成田(私)に訊く。モチロン、それもOKです。

んでもね、その現場さんに1度でも行った事が有って、工場の環境とか、

スタッフさん達のレベルとかが分かっていれば、簡単に回答も出来るの

ですが、何も分からない状況だと、ピント外れな回答に成ってしまいます。

 

相談者さんは、1+1と言う、足し算のレベルで困ってみえるのに、私が

一生懸命に、連立方程式の解説をしてしまっている。なんて事も、よく

有る話なんですわ~。足し算で困ってる人に、連立方程式の話なんて、

こりゃ全く、理解できるワケが無いですもんねぇ。

 

「ブレイン」とか「ブレーン」っていう言葉が有ります。英語です。直訳すると

「脳」とか「頭脳」と成り、「知的指導者」なんて意味でも使われたりします。

「彼は、非常に良いブレーンを持っている」 などと言う使い方をした場合、

彼にはメッチャ優秀な能力を持った仲間がいる。なんて感じに成りますね。

 

私も同様です。印刷技術の指導をやってますが、まだまだ知らない事が

イッパイ有ります。でもね私は、沢山の「ブレーン」さん達を持っています。

エッチ液の専門家さん、ローラー・ブランの専門家さん、インキ、印刷機、

用紙、溶剤等々、それぞれの分野のブレーンさん達に助けてもらってます。

 

同業他社の印刷現場さん達が、それぞれにお互い、ブレーンに成れたら、

この業界は、もっともっと発展していただろうなぁ。と、日本中の印刷現場の

レベル格差を見るたびに、痛感します。印刷現場って所は、様々な機密や

個人情報を扱っていますから、なかなかオープンには出来ないのが実情

なのですが、それでも「純然たる技術向上」と言う目的のためであるならば、

もっと以前から、交流が出来ていても良かったんじゃないかと思うのです。

 

今現在、自社の技術や、自社の仕事の内容、自社で発生したトラブル、

その解決法、苦労話などを、惜しげもなく、ネットで配信して下さっている

印刷現場の方達がおられます。あの記事を読んで、日本中の印刷仲間が

たくさん救われています。あの記事で、勇気を得た印刷仲間達も、たくさん

存在する事でしょう。印刷会社の一従業員だった私には出来なかった

事です。本当に頭が下がります。

 

あなた達こそ、この業界、日本全国の印刷現場のブレーンです。

先日、信頼できる私の友人から、メッセージを頂きました。それによると・・・

 

医療関係者からの情報です!

新型コロナウイルスは、熱に弱い事が判明しました。56~57℃で完全に

死滅するのです。ですから、頻繁に熱めのお湯を飲んでいれば感染予防に

成ります。外出時も保温性の高い水筒などにお湯を入れ、常時飲むように

すれば、常にウイルスを死滅させる事が可能です。

 

以上の情報を、出来るだけ多くの方に拡散し、知らせてあげて下さい!

との事でした。・・・熱めの湯を飲んでいれば感染を防げる!・・・そりゃね、

マスクを掛けるのが嫌いな私にとっては、素晴らしい対応策ですわッ!

熱めのお湯を飲むってだけなら、出費がかさむ事も無いですしね。

 

多くの人に、拡散して下さい!・・・こんな素晴らしい情報ならそりゃイッパイ

拡散しなくちゃッ!てなワケで、このブログよりもアクセス数の多いサイトで、

思いっ切り拡散したのですが。

 

この情報が、ガセネタだって事が判明したんですよぉ~。56~57℃で、

完全に死滅する!なんてのは、全く根拠の無い話だそうで、理論的にも

有り得ない。と、おっしゃってる学者さんもおられるのです。

 

よく考えてみれば、そりゃそうですよねぇ。今や新型コロナは、毎日、報道

させるほどの騒ぎに成っています。イベントの中止や、学校の休校、果ては

東京オリンピックまで危ぶまれているような状態ですもんね。 安倍総理が

テレビで、イベントの自粛を求めるような緊急事態ですわ~。

 

そんな中、本当に熱いお湯を飲むだけで感染防止に成るのならば、こりゃ、

シロウトが拡散する前にテレビで報道発表が有りますよね。少し考えれば、

ああ、こりゃガセネタだな。って分かるんですが、・・・信じてしまいました~。

 

んでもね、まだこれは罪が軽い情報だと思います。これを詐欺にしようと

するならば、「お湯に、この錠剤を1錠入れて飲めば完璧!今なら1錠

500円と、超破格値でご提供します!」とか、「普通の水道水よりも、この

アルカリイオン水が抜群の効果を発揮します!10 ℓ =1,000円ですが、

これで新型コロナなんて、全く怖くないッ!」なんて事も出来ますね。

 

世界中を震撼させている新型コロナウイルス。この先も様々な憶測や、

詐欺まがいの話が出て来るかと思います。充分にご注意のほどを!

って、だまされて拡散した私が、言えるセリフじゃないですよね(涙)。