甲虫目、1

 

  ※2023年3月21日見落としていた、ツシマムナクボカミミリ、ヒラヤマコブハナカミキリ、チャボハナカミミリ、キモンハナカミキリ、アオバホソハナカミキリ、ミヤマホソハナカミキリの6種を追加しため、通し№も変更しましたました。

カミキリムシ科

青森県におけるカミキリムシは245種ほどですが、200種ほどを紹介する予定です。

カミキリムシの多くは、夜間に活動するため、人目につかない種類も多いのですが、ハナカミキリ亜科のように、日中に活動する種類もあります。多くのカミキリムシは木食ですが、なかには草食いの種類もあります。食する木は種類により異なりますが、生木を好むもの、新しい枯れを好むもの、スポンジ状を好むもの、腐葉土化を好むなど様々です。カミキリムシの大きさは5㎜~50㎜ほどで、色や模様も多彩ですが、私を虜にしているのは、長い触角を含めた脚線美です。

 

ノコギリカミキリ亜科

1,ウスバカミキリ

ここに載せた3種は普通に見られますが、日中は物陰に潜むため、人目につかない種類です。山沿いの街頭や、民家の灯りにも飛来するので、7月中旬の夜に懐中電灯を片手に、子供と近くの灯りを回ってみてはいかがでしょうか。大きさは30㎜~55㎜ほどです。(説明文の「新しい立ち枯れ」・・・・・・・は1年以内に枯れた状態を意とします)。

ウスバカミキリ幼虫

ウスバカミキリ蛹

2,ノコギリカミキリ

大きさは23㎜~48㎜ほど。

3,コバネカミキリ交尾(1頭の♀に2頭の♂による争奪戦)

大きさは12㎜~48㎜ほど。

 

次の3種も夜行性でマツ類の衰弱木、新しい立ち枯れや伐倒木、灯火でも見られます。深山性のホソカミキリ、オオクロカミキリはアオモリトドマツに、低地性のクロカミキリはクロマツ、アカマツ林でいずれも8月に現れます。

 

ホソカミキリ亜科

4,ホソカミキリ♂

大きさは20㎜~30㎜ほどで、スリムな体が特徴です。

 

マルクビカミキリ亜科

5,オオクロカミキリ♂

大きさは19㎜~29㎜ほどで、♂は茶褐色♀は黒色です。

オオクロカミキリ♀

6,クロカミキリ♀

大きさは19㎜~29㎜ほどで、♂♀共に同色、同形ですが、通常は♀が大きい。

 

以下の4種は新しいマツ類の衰弱木、新しい立ち枯れや伐倒木、灯火でも見られます。マルクビヒラタカミキリは、6月下旬に日中に現れまが、他の3種は8月上旬に現れ夜行性です。

 

7,ツシマムナクボカミキリ♂

大きさは16㎜~28㎜ほどです。

ツシマムナクボカミキリ♀

8,ムナクボカミキリ

大きさは10㎜~27㎜ほど。

9,マルクビヒラタカミキリ

大きさは9㎜~22㎜ほど。

10,ヒメマルクビヒラタカミキリ

大きさは8㎜~15㎜ほど。

11,サビカミキリ

大きさは10㎜~27㎜ほど。

 

ハナカミキリ亜科

ハナカミキリの仲間は日中良く花に集まります、「各種の花」と記しましたが、よく集まるのはバラ科のウワミズザクラ、カエデ科のヤマモミジ、ユキノシタ科ノリウツギ、ゴトウズル、ヤマアジサイ、スイカズラ科タニウツギ、ミツバウツギ科ミツバウツギ、リョウブ科リョウブ、ブナ科クリ、セリ科シシウド、ユキノシタ科ヤグルマソウ、キンポウゲ科ショウマ類などです。

 

12,テツイロハナカミキリ

6月中旬に現れ各種の花に訪れますが、さほど多くありません。大きさは7㎜~10㎜ほど。

 

ハイイロハナカミキリ族

13,ニセハイイロハナカミキリ

花には訪れずマツ類の衰弱木や、新しい立ち枯れ、伐倒木上で見られます。大きさは10㎜~18㎜ほど。

アカマツ樹皮下の幼虫、1年目は幼虫で越冬します。

アカマツ樹皮下の蛹、2年目は蛹で越冬し、5月中旬には成虫が現れます。

14,ヒラヤマコブハナカミキリ♂

5月中旬に現れ生木のウロ(朽ちた穴)で隠れ住むため、探すのが難しいうえ希な種です。花では見かけません。大きさは11㎜~12.5㎜ほど。

 

カタビロハナカミミリ族

15,フタコブルリハナカミキリ♂種です

6月中旬に現れ各種の花に訪れますが、さほど多くありません。首に二つの黒い「こぶ」と、美しい瑠璃色の鞘羽が特徴です。大きさは17㎜~25㎜ほど。

フタコブルリハナカミキリ♀

16,モモグロハナカミキリ♂

ショウマ類の根を食して成長し、6月中旬に成虫が現れ、低山から深山まで生息、ショウマ類の葉上で見かけます。大きさは13㎜~16㎜ほど。

モモグロハナカミキリ♀

17,フタスジカタビロハナカミキリ♂

ヤマシャクヤクの根を食し、6月中旬に成虫が現れ、ヤマシャクヤク、タニウツギなどの花で見られます。もともと希な種ですが、食草のヤマシャクヤクの盗掘などで、生息が脅かされています。大きさは17㎜~26㎜ほど。

フタスジカタビロハナカミキリ♀

ヤマシャクヤクの花びらを後食中。

18,カラカネハナカミキリ♀

6月中旬に低山から深山まで、各種の花に訪れ普通に見られ、広葉樹の新しい立ち枯れ、伐倒木上でもよく見かけます。大きさは8㎜~15㎜ほです。

19,アカイロニセハムシハナカミキリ♀

5月中旬に低山に現れ、各種の花に訪れ普通に見らます。大きさは7㎜~8㎜ほです。

2,キバネニセハムシハナカミキリ♂

5月中旬ごろに低山に現れ、各種の花に訪れ普通に見らます。大きさは4㎜~7㎜ほです。

21,ピックニセハムシハナカミキリ♂

5月中旬からに低山に現れ、各種の花に訪れますが希な種です。大きさは6㎜~8㎜ほです。

ピックニセハムシハナカミキリ♀

22,ヒナルリハナカミキリ♀

5月中旬に低山から深山に現れ、各種の花に訪れ普通に見らます。大きさは5.5㎜~7㎜ほです。

23,ナガバヒメハナカミキリ

5月中旬に低山から深山まで、各種の花に訪れ普通に見られます。大きさは6㎜~10㎜ほど。

24、トウホクヒメハナカミキリ

5月中旬に低山から深山まで、各種の花に訪れ普通に見られます。大きさは8㎜~10㎜ほど。

25,カクムネヒメハナカミキリ

5月中旬に低山から深山まで、各種の花に訪れますが少ほうようです。大きさは8㎜~10㎜ほど。

26,ニセヨコモンヒメハナカミキリ♂

5月中旬に低山から深山まで、各種の花に訪れ普通に見られます。大きさは7㎜~9㎜ほど。

27,セスジヒメハナカミキリ♂

5月中旬に低山から深山まで、各種の花に訪れ普通に見られます。大きさは5㎜~8㎜ほど。

28,ミワヒメハナカミキリ♀

5月中旬に低山から深山まで、各種の花に訪れますが少ないほうです。大きさは6㎜~8.5㎜ほど。

29,チャイロヒメハナカミキリ♂

5月中旬に低山から深山まで、各種の花に訪れ普通に見られます。大きさは6㎜~8.5㎜ほど。

30,フタオビノミハナカミキリ♂

5月中旬に低山から深山まで、各種の花に訪れ普通に見られます。大きさは4㎜~8㎜ほど。

 

ハナカミキリ族

31,チビハナカミキリ♀

5中旬に低山の各種の花に訪れますが少ないようです。大きさは6㎜~8㎜と和名のように小さな虫です。

32,チャボハナカミキリ♂

5中旬に低山の各種の花で良く見掛けましたが、あまり見掛けなくなりました。大きさは5㎜~7㎜と小型な虫です。

31,ルリハナカミキリ

7月上旬に深山の各種の花に訪れますが多くありません、濃い瑠璃色をした美しい種類です。大きさは10㎜~15㎜ほど。

33,ミヤマルリハナカミキリ♂

6月に中旬に深山の各種の花に訪れます大きさは9㎜~14㎜ほど。

34,ミヤマクロハナカミキリ

6月中旬に低地から深山に現れ、各種の花に訪れます。大きさは9㎜~14㎜で全種と似ていますが、光沢のある黒色なので見分けられます。

35,ツヤケシハナカミキリ(マウンテング上♂、下♀)

6月中旬に現れ、マツ林周辺の各種の花に訪れ普通に見られ、マツ類の新しい立ち枯れ、伐倒木上にも集まります。大きさは8㎜~12.5㎜ほど。

ツヤケシハナカミキリ交尾(上黒色♂、下朱色♀)。

36,アカハナミキリ♂

8月上旬に現れ、マツ林周辺の各種の花に訪れ普通に見られ、マツ類の立ち枯れ、伐倒木上にも集まります。大きさは12㎜~22㎜ほど。

アカハナミキリ♀

37,イガブチヒゲハナカミキリ♂

7月中旬に現れ、ヒバ林周辺の各種の花で見かけますが、産地は極地的です。大きさは19㎜~25㎜ほど。

イガブチヒゲハナカミキリ♀

38,オオハナカミキリ♀

7月中旬に現れますが希な種です、八甲田山ではノリウツギの花で見かけます。大きさは15㎜~23㎜ほど。

39、ヤマトキモンハナカミキリ♂

6月中旬にクリの花に訪れますが希です。大きさは9㎜~11㎜ほど。

40,マルガタハナカミキリ♂

7月下旬に現れ各種の花に訪れます。本県と隣接する秋田県、岩手県、北海道では普通なのに、本県では希でしたが十和田市奥入瀬川の支流に、多産地を見つけました。大きさは10㎜~17㎜ほど。

マルガタハナカミキリ交尾(上♂下♀)

41,ヌバタマハナカミキリ♂

6月中旬に現れ各種の花に訪れますが、少ない種類です。腐敗が進んだ広葉樹の立ち枯れ、伐倒木上で見かけます。大きさは8㎜~12㎜ほど。

42,モモブトハナカミキリ♂

6月中旬に各種の花に訪れ、数年を経過した広葉樹の立ち枯れ、伐倒木上で見かけます。低山地から深山まで見られますが、北海道では普通種でも本州では希とされ、ご多分に漏れず本県でも少ないです。♂は後ろ足の太股が特徴ですが、♀は太くありません。大きさは11㎜~17㎜ほど。

モモブトハナカミキリ♀

43,ヤツボシハナカミキリ♂

6月上旬に現れ低山地から深山まで、各種の花に訪れ普通に見られ、新しい広葉樹の立ち枯れ、伐倒木上で見かけます。大きさは12㎜~18㎜ほど。

ヤツボシハナカミキリ♀

44,キモンハナカミキリ♂

八甲田山では6月中旬に現れ、各種の花に訪れ希ですが、1972年頃の前半から見掛けていません。大きさは11㎜~15㎜ほど。

45,ハネビロハナカミキリ♀

5月下旬に現れ低山地で見られますが、花にはほとんど訪れず、数年経過した広葉樹の立ち枯れ、伐倒木上で見かけます。大きさは15㎜~21㎜ほど。

ハネビロハナカミキリ蛹

46,ヨツスジハナカミキリ♀

7月上旬に現れ低山地から深山まで、各種の花に訪れ普通に見られます。大きさは9㎜~20㎜ほど。

ヨツスジハナカミキリ交尾(上♂、下♀)

ヨツスジハナカミキリ蛹

47,オオヨツスジハナカミキリ♂

7月中旬に現れノリウツギの花にいましたが、希な種で1986年に記録されてから、36年ぶりの再発見になります。

オオヨツスジハナカミキリ♀

48,クロオオハナカミキリ♂

7月下旬に現れ八甲田山では、ブナの立ち枯れで見かけますが、花でほとんど見かけません。大きさは18㎜~30㎜ほど。

クロオオハナカミキリ♀

49,フタスジハナカミキリ♂

7月下旬に深山に現れ、各種の花に訪れ普通に見られます。大きさは14㎜~20㎜ほど。

フタスジハナカミキリ♀

50,カタキハナカミキリ♀

6月上旬に現れ低山地から深山まで、各種の花に訪れ普通に見られます。大きさは10㎜~14㎜ほど。

51,カエデノヘリグロハナカミキリ♀

6月上旬に現れ低山地から深山まで、各種の花に訪れますが希です。センノキの古い立ち枯れ、伐倒木でも見かけます。大きさは14㎜~20㎜ほど。

カエデノヘリグロハナカミキリ♂(センノキ立ち枯れ上)

52,ヒゲシロハナカミキリ♂

7月上旬に現れ低山地から深山まで、各種の花に訪れますが多くありません。大きさは11㎜~14㎜ほど。

ヒゲシロハナカミキリ♀

53,アオバホソハナカミキリ♂

5月中旬に低山地から深山に現れ、各種の花で普通に見られます。大きさは11㎜~15㎜ほど。

54,タテジマハナカミキリ♀

7月上旬に低山地から深山に現れ、各種の花に訪れ普通に見られます。大きさは9㎜~15㎜ほど。

タテジマハナカミキリ交尾

55,ニンフハナカミキリ♂

7月上旬に低山地から深山に現れ、各種の花に訪れ普通に見られます。大きさは10㎜~13㎜ほど。

56,コウヤホソハナカミキリ♂

7月中旬にヒバ林に周辺の、各種の花に訪れますが、産地は局所的うえ希です。大きさは15㎜~20㎜ほど。

57,ミヤマホソハナカミキリ♂

7月中旬に各種の花に訪れますが、やや希です。大きさは9㎜~12㎜ほど。

58,ベニバハナカミキリ交尾

7月中旬に現れ木の“うろ”内にいますが、“うろ”内は入り組み暗くよく見えず、そこで常套手段として、蚊取り線香で燻し出します。各種の花に訪れますが、少ないようです。大きさは15㎜~20㎜ほど。

59,キヌツヤハナカミキリ交尾

7月中旬にブナ林に現れ、赤色の絹のような光沢があり、美麗なのですが死んで時が経つと、薄茶いろに変色します。各種の花に訪れますが、近年は少ないようです。大きさは12㎜~17㎜ほど。

 

ホソコバネカミキリ族

青森県には4種が産し、いずれも7月中旬に現れますが少ないようです。肩の部分にある「肩パット状」の小さな鞘羽が特徴です。

 

60,オニホソコバネカミキリ♀

全国的に希な種で、同好者間では憧れの種です。ヒメバチの仲間に擬態しているともいわれ、刺激を与えると尻尾を振り上げ、ハチが刺すような仕草をみせます(下写真)。大きさは11㎜~30㎜ほど。

オニホソコバネカミキリ♂

 

ヒメバチ♀?(標本)

上段と同じポーズにしました。擬態している思われるヒメバチの仲間♀、背面(大きさ37㎜)、この絵柄で同定してくれる方がおられましたら御願いします。

61,オオホソコバネカミキリ♀

八甲田山では旬にブナ、ナラなどの、表皮が剥がれた太い立ち枯木の幹で見られます。大きさは11㎜~30㎜ほど。

オオホソコバネカミキリ交尾(上が♂したが♀)

62,ヒゲシロホソコバネカミキリ♂

中泊町ではミズナラの太い立ち枯れで見られ、発生木周囲の雑木の葉裏で、交尾相手を待ち構えたりします。大きさは14㎜~22㎜ほど。

ヒゲシロホソコバネカミキリ♀

ヒゲシロホソコバネカミキリ交尾(上が♂したが♀)

63,クロホソイコバネカミキリ♂

八甲田山ではブナ、ナナカマドなどの、幹の太さが大人の股ほどの衰弱木や、表皮が残る立ち枯れで見られます。大きさは14㎜~18㎜ほど。

クロホソイコバネカミキリ♀

クロホソコバネカミキリ交尾(上が♂したが♀)

 

キリムシ亜科

ミヤマカミキリ族

64,ミヤマカミキリ♀

7月下旬に成虫が現れ夜行性です。クリの幹を加害するため、枯れ死させることもあります。かつては弘前市内でも見られましたが、近年はなかなかお目にかかれません。大きさは34㎜~57㎜ほど。

トゲヒゲトビイロカミキリ族

65,トビイロカミキリ

6月中旬に成虫が現れ、花にも訪れるますが少ない種類です。クスノキ科のオオバクロモジ、アブラチャンを加害します。大きさは11㎜~17㎜ほど。

トビイロカミキリ幼虫

トビイロカミキリ蛹(背面)

トビイロカミキリ蛹(腹面)

トビイロカミキリ蛹(側面)

ヒメカミキリ族

66,ヨツボシカミキリ

6月中旬に成虫が現れ、子供の頃は夜になると、自宅の灯りにも飛来していましたが、全国的に減少しているようです。本県では選定で切り落とした、リンゴの材を薪として活用していますが、そのような小枝が本種の主な発生元で、便利さから化石燃料が主流となった近年は、薪の需要が減じると共に、本種も減じたと考察できます。大きさは8㎜~14㎜ほど。

67.ヨコヤマヒメカミキリ♀

7月上旬に成虫が現れます。西郡深浦町、中泊町小泊の海岸線で見られます。大きさは7㎜~11㎜ほど。

 

アメイロカミキリ族

68,アメイロカミキリ♀

6月上旬に成虫が現れ、花にも訪れるが少ない種類です。大きさは7㎜~11㎜ほど。

アメイロカミキリ蛹(腹面)

69,ナカネアメイロカミキリ

6月中旬に成虫が現れ、センノキ大木の樹皮や葉上で見られます。大きさは6,5㎜~7㎜ほど。

ナカネアメイロカミキリ(クモによる捕食)

70,カッコウメダカカミキリ

6月上旬に成虫が現れ、里山のミツバアケビの新しい枯れズルに集ります。大きさは7㎜~11㎜ほど。

71,タイワンメダカカミキリ

6月上旬に成虫が現れ、里山のサンショウの新しい枯れ枝に集ります。大きさは6㎜~8㎜ほど。

72,タカオメダカカミキリ

6上旬に成虫が現れ、ブナ帯の各種の花で見られます。大きさは4㎜~5㎜ほど。

73,トワダムモンメダカカミキリ

6月上旬に成虫が現れ,里山のキブシの新しい枯れ枝で見られます。大きさは5㎜ほど。

 

ホソバネカミキリ族

74、トラフホソバネカミキリ♀

7月下旬に成虫が現れ、深山で各種の伐倒木や枯れ木上で見かけますが希です。大きさは16㎜~22㎜ほど。

トラフホソバネカミキリ♀(側面)

 

ルリボシカミキリ族

75,ルリボシカミキリ♀

7月下旬に成虫が現れ、里山から深山まで各種の伐倒木や枯れ木上で、所によっては普通見られます。大きさは16㎜~30㎜ほど。

ルリボシカミキリ交尾(上♂、下♀)

76,クスベニカミキリ♀

5月中旬に成虫が現れ、里山でクスノキ科(アブラチャン、オオバクロモジ)の生木に産卵、幼虫は枝を切り落とし蛹になります。里山普通見られましたが、近年は減じているようです。大きさは16㎜~30㎜ほど。

クスベニカミキリ(切り落とされた枝)

羽化直後の蛹、数時間をかけ徐々に紅色になります。

 

アオカミキリ族

77,アオカミキリ♀

7月中旬に成虫が現れ、緑金色をした美麗種で、カエデ類の小枝生木に産卵、幼虫は幹に向かって摂食し、所々に脱糞穴を設け糞を排出します。各種の花に訪れますが希な種です。大きさは21㎜~30㎜ほど。

アオカミキリ(幼虫)

アオカミキリ(蛹)

78,オオアオカミキリ♂

7月下旬に成虫が現れ、青緑金色をした美麗種で、サワグルミの伐倒木や衰弱木、各種の花に訪れますが近年は減じています。大きさは23㎜~32㎜ほど。

オオアオカミキリ交尾上♂、下♀

 

※次回もご期待下さい。