【想定内容にいくつか類似点】
私が事件当時に考えていた内容を検証してみます。
(赤字は現在の感想)
\\\\\\2009年に想定した犯人の人物像\\\\\\\\
から抜粋しました。
------------【気になる所】-------------
【平岡さんの人柄など】
・彼女は交友関係も広く活発な性格らしい。携帯電話が見つかっていないので、電話会社で通話記録や通話ログが残ってはいないのでしょうか。
・失踪する6時間前には捨て犬を一時的に預かるボランティア団体に問い合わせがあった。ボランティアに申し出る心の持ち主。
【遺体の状況など】
・首には手で絞めた指の圧迫痕があったということで、手で絞めた可能性が高いそうです。(警察の発表では窒息死)ということは、言い争いなどで計画的ではなく咄嗟にカッと来て首を絞めた可能性が高いことになるでしょうか(カッとなりやすいとの友人の話)。首を絞めてぐったりした彼女を犯した?胸には歯型が付き、射精もした。それで、胸と下腹部を切除した。犯人は女性コンプレックスが強くセックスには慣れていないはず(このくだりは今も変わりません)。犯行は車の中?切除部分と所持品が見つかっていないのは、犯人が持っているから?犯人が複数で女性が絡んでいた可能性もあります。
・頭部には、殴られた跡のみならず足で踏みつけた跡まであり、滑り止めの着いた軍手で押さえた跡も付いていた。普通は滅多に顔を踏むような事は無いのだそうです。私は首を切断するときに頭を固定させるために足で踏んだり軍手を履いた手で強く押さえたりしたのだろうと思っています。いずれにしても彼女に対して情が無いことは確かな気がします。
・犯人は何処で遺体を切断したのでしょうか。誰にも気づかれずに犯行を進められる場所で大型の切断道具がある場所。 切断器具もニュースでは斧や鉈(なた)のようなものと報道していますので包丁ではなさそうですね。そしてそこには大量の血が流れたはずです。農家の納屋、魚の加工場、スキー場近辺の山小屋、食肉加工場、大学の研究室。どこかから切断器具を持ち運んだとすると、河原、山中。(殺害は自宅ではなかったはず:遺棄の準備は自宅でしょうか。ソーラーパネルの修理などもしていたでしょうからそこそこの工具を持っていたはずです。)
・今年1月の江東区死体遺棄事件の星島貴徳 は包丁で細かく切り刻んで流しから遺棄した。しかも犯行後に平然とテレビのインタビューに答えていた。この事件の犯人もすでに平然と捜査に協力している可能性はありますね。
・足首はたまたま関節が外れたのでしょうか、それとも外したのでしょうか。関節が外れた状態で切断されているのは何故でしょうか。ひょっとすると柔道経験者とか柔道整復師?
(矢野はたしかに柔道経験者だった)
・自分の証拠隠滅には執拗に気を使っているにも関わらず、死体の遺棄は結構無神経というか単純な思考で行われていますね。完全犯罪にするならば土中に埋める。夜中の犯行で、一人山中で穴を掘るのは怖かったのでしょうか。それとも複数犯?
・生前に抵抗して殴られた後がある。圧倒的に恐怖を受ける相手だったならば抵抗しにくいとは思います。彼女から見て抵抗すれば何とかなるかもしれないと思わせる相手だったのでしょうか(ここまでは当たっていると思います)。それは、良く知っている人、抵抗すると何とかなりそうな体格の人、かなわなくとも理不尽で許されない人(たとえば警察官、付き合った事のある彼氏など)(ここは見事に外れました)
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山口の実家では代々「米屋」をやっていたそうで、いわゆる外国人ではありませんでした。
遺棄の方法は胴体部分は傾斜30度もある斜面を降りて遺棄。
真面目というか几帳面な部分を感じます。
地元の人の話では「女の子にはモテなかったみたい、まじめすぎて堅苦しい感じだったから」ということですが、防衛大に受かって九州の国立大に行ったけれど、そこで何かがあった!
それで中退したような気がします。
何かがあって女性コンプレックスを抱くようになり、性的異常者になったのでしょうか。
賢くてプライドが高くて、童貞で、恐ろしいほどの女性コンプレックスを抱くようになった。
今となっては、犯罪防止の観点からも重要なこの部分はわかりません。
【容疑者矢野富栄(よしはる)の二面性はありえるか】
NHKによるとーー20161220
事件の5年前の平成16年に北九州市や東京・杉並区で、面識のない女性に刃物を突きつけ、わいせつな行為をしようとして、けがをさせるなど3つの事件で懲役3年6か月の実刑判決を受けていたことが、捜査関係者への取材で分かったそうです。
やはり、性犯罪常習者だったのですね。
刃物をつかった犯罪だから、こんなことに発展したのかと想像しました。
同級生の話を聞いていると、学生時代はとてもおとなしく、とてもこんな事件を起こすような雰囲気の人物ではなかったみたいですね。
しかし、一方ではバンド活動や柔道を行っており、見かけによるおとなしさのなかに目立ちたい強くなりたいという願望があったような感じがうかがえます。
事件の5年前に、北九州市(下関市出身で大学は北九州)や東京都杉並区(バンド仲間とけんかして東京に引っ越したとか)で起こした事件で、女性に刃物を突き付けてわいせつ行為を行い、懲役3年6か月の実刑判決を受けていたことがわかりました。
防衛大学を合格して入らずに九州の国立大学に入ったが、中退してラーメン屋で働いた。
この時点で依存症的な性癖があった可能性がありますね。
少なくとも何か本人にとって大きな事があったはず。
しかし当時の弁護士の話によれば、おとなしくて優しい感じだったそうです。
一方で、切れやすい性格との話もありましたので、自己制御の効かない人物だったのでしょう。
通常初犯は執行猶予が付きますが、実刑で懲役3年を超えるということは、かなりの犯罪だったのだと想像できます。
2004年から実刑で約3年半も刑務所にいて、その後に益田市の借家に住み、浜田市にある会社に勤め始めたのでしょうね。
浜田市に本社を置くソーラーパネルの会社に入社したのが、事件のあった年の5月。
益田市の二階建て木造住宅に住み、家賃の手当を受けながら営業マンとして働き出した。
真面目な従業員だったそうです。
しかし、遺棄のニュースがでるや、会社に二日間の代休申請を出して、週末も含めて連休をとった。
平岡さんを車に連れ込むときの行動は過去の事件から想像がつきそうです。
矢野容疑者は、内気で気の弱い男だったのでしょう。
ひょっとするとセックスの経験もなく、女性に対して正面から話せず、刃物を使わなければ女性を征服できないという性的倒錯の感覚を抱いていたのではないでしょうか。
内向的だがプライドはとても高く、支配欲も強いが女性に話しかける勇気がない。
ひょっとして、女性からきつい言葉をかけられたことがあるのではないかと感じます。
私も経験はありますが、信頼している女性からのきつい言葉は結構心にこたえるものです。
彼は次第に男性としての自信を持てなくなる半面お宅にもなれずに女性に対してはは強い性的願望が募るばかり。その願望が高じて刃物を持った歪んだ行動を行うようになったと感じました。
平岡さんは高校時代もバトン部だったし、大学時代もウラジオストクから来たロシア船の乗組員と積極的に交流を図るなど、活発で積極的な人物だったので、矢野から刃物を突き付けられた時に、例えば「そんなものを持たないと何もできないのですか」などと言って相手を逆上させるようなことを言った可能性もあり、それがトリガーとなったかもしれません。
気の弱い矢野は逆上し、気が狂ったように平岡さんに対して殴る蹴るを繰り返したのではないかと思うのです。壊れたDVとでもいうものでしょうか。
それは、当時発表されている検死結果からもわかる通り、硬いところに後頭部を打ち付けられたり、平岡さんの顔を足で踏みつけたりした形跡が残っていたことが解っているからこんな想像になりました。
私が外国人ではないかと思ったのは、人の顔を(しかも女性を)踏みつける跡があったこと。
こんなことはなかなかできるものではないと思います。
そして、そうこうしているうちに刃物で彼女を殺害してしまっていた。
場所はどこかはわかりませんがった「とんでもないことをした」と言ったらしい経緯はこんな感じだろうと思っています。
母親はその前から懲役刑を受けていた息子が、今度は取り返しのつかないことをやったというのを聞かされたのでしょう。
自動車炎上事故はブレーキ痕がない事から自殺の可能性が高いです。
もうどうしようもなくなった母が自殺の道を選んでもさすがに不思議ではありません。
(注意:この表は2012年に作成したものです)
【島根県女子大生殺害の犯人が特定された】
ーー20161217
2009年の秋に、島根県浜田市で起きた事件で、広島県の臥竜山に遺体がバラバラで遺棄された残酷な殺人事件がありました。
被害者は島根県立大の学生である平岡都さん。
2016年12月になって、この犯人が解りました。
警察は、過去の性犯罪者が起こした事件を調べなおしている過程で、山口県下関市出身の男性(当時33歳の会社員)を調べていたところ。
事故当時この男性が持っていたデジカメに、失踪後の平岡都さんの画像が写っていたことが判明。
デジカメには犯人が益田市に住んでいた住居にて、死亡後の平岡さんの画像が写っていたそうです。
その後の調べでは、益田市にある当時の自宅のふろ場で平岡さんを切断した画像がデジカメに写っていたそうですね。
警察の発表なので間違いないでしょう。
しばらくするとどのように殺害されたかがデジカメ画像を基に検証されてゆくとみられます。
発見された遺体は頭蓋骨陥没など、かなり残虐な行為の跡が残っていますので、犯行は残酷で余罪もあり得そうな感じですね。
さらにこの男の車は、遺棄現場近くにあったNシステムに写っていたそうです。
警察は、 この男を12月20日に殺人の疑いで書類送検されました。
しかし、この男性はすでに死亡しております。
臥竜山での平岡さんの遺体が発見された二日後に、山口県の高速道路で事故を起こしたらしく、そこで死亡していました。
この事故は山口県美弥市の中国自動車道下りで起きた炎上事故で、車に乗っていた本人と58歳の母親が焼死したという事です。
(朝日)
犯人の父親はすでに他界しており、この事故で母も亡くなったので家族は弟一人となったそうです。
その弟も実家を改装して美容院を始めたのに、今年の夏ごろに急に閉店の張り紙を出して失踪したらしいですね。
警察の捜査が入って、この事件のかかわりがはっきりして、もうこの家には居られないと思って姿を隠したのでしょうか。
弟はおそらく事件とは関係がないとは思うのですが、そりゃあ住めなくなるでしょうね。
犯人はひょっとすると、ニュースなどで大々的に騒がれて、事実を知った母ともに自殺を図ったのかもしれませんね。
平岡さんの顔を足で踏みつけたり、思い切り壁か地面に顔をたたきつけたり、同じ日本人なら絶対にできないような行為の後があり、私は外国人説を言っていましたが、その可能性も残されています。
事件当時は、浜田市の西にある益田市に住んでおり、知人に「大変なことをした」と話していたそうです。
失踪事件当時は国道9号線の側道で平岡さんの靴が見つかり、犯人の偽装工作ではないかと言われ、現場から犯人は浜田市から西の益田市などに住んでいて浜田市の会社などに通う会社員ではないかという仮説も出ていました。
しかも、その時に乗っていた乗用車は四輪駆動車で前方にバーがついていた特殊な自動車でしたね。
最初のころにいろいろと想定されたことが、事実に近い要素がたくさん含まれているという事も、私なりには感じました。
(9号線を左に行くと犯人が住んでいた益田市がある)
名前もわかっていますがまだ確認中なので書きません。
容疑者は、浜田市にある会社に勤めていたそうなので、靴が見つかった国道9号線との因果関係はありそうですね。
携帯電話の履歴には、彼女との接点は無かったようです。
拉致に近いか、嘘の急用、または出会い系のような接点はになるのでしょうか。
この事件は迷宮入りかと思いきや、7年後に判明し、犯人はすでに亡くなっていたのですね。
コツコツと調べ続けた警察の執念に、お疲れさまでしたと言いたいです。
よく調べたな、さすがはプロです。
そして、被害にあった平岡さんのご冥福をお祈りします。
あることないこと、たくさん書いてすいませんでした。
この事件はそれだけ、大きな事件で、解決してほしかった事件でした。
過去に私が書き綴った内容をリンクで列記しておきます。
犯人はなくなったとはいえ性犯罪者の容疑者ですので、ほかにも事件を起こしていた可能性はあります。
例えば香川県の女子高生殺害事件などなど・・・。
犯人が解ったところで、近隣の住民もすこし安心されることでしょうね。
平岡都さんではない? とあるDVDの女性 島根県女子大生殺人事件
平岡都さん(島根県女子大生殺害事件)と スリップノット(SlipKnot)
島根県女子大生殺害遺棄事件から今までにこんなこともありました。
島根県女子大生殺人事件 歴史的事件を忘れるな 私が描けた犯人像
島根県女子大生殺人事件 浜田港 ロシア 県立島根大 中古車 短期留学 花束
島根県女子大生遺棄の平岡さんと類似、柏木佐知子さんが同じ運命でないことを祈ります
(追伸:柏木さんは結局自らの不注意による事故で水死ということが解っています)
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