日頃は小生の文芸作品をご愛顧賜り、誠にありがとうございます。

 ブログやホームページの整理を行いまして、このサイトについては、以下のブログに機能を移管することといたしました。


『たそがれイリーの創・伝・笑』
http://plaza.rakuten.co.jp/iriya98/



 上記ブログでは、今までのようにショートショート作品やエッセイをはじめ、楽天市場商品の紹介など、よーするに私、たそがれイリーがざっくばらんにいろいろと書かせていただくこととしています。
 そう書くと、何が柱なのかわからなくなってぼろぼろになってしまうので、あえてここで柱について申し上げると、もちろんショートショートやエッセイなど、みなさんにお読みいただいて何かをお伝えできたり、余韻を楽しんでもらえるような、そんなブログとして続けていきたいと思っています。


 今後ともご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

 このたびの地震で被災された皆様方に、心よりお見舞い申し上げます。
 また、落命された皆様方のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

 岡山に住んでいる私ができることは、募金と救援物資をお送りすることしか、今はできません。
 ですが、やがて復興の力が必要となった時、みなさんの双肩にかかる負担を一緒に背負い、できることをできる限り、日本国民の1人として義務や責任を果たすこと、その機会が生まれることを心より願っています。

 在日アメリカ軍は、今回の支援作戦を「トモダチ作戦」と名付けました。
 アメリカと日本はよき隣人、そして友達でありたいという意味合いなのでしょうか。
 どんな意味合いにせよ、これらの復興支援策は、心から感謝して受け止めようと思います。

 ですが、私たち日本国民は、隣人でも「トモダチ」でもありません。
 わたしたちは、あなたたちです。
 だからこそ、日本国民がしっかりと日本国民をサポートして、一緒に復興を成し遂げるべきです。
 それに、いつ「あなたたちは、わたしたち」という境遇になるかわかりません。

 今はこの国難を、日本国民すべてが受け止め、みんなで復興させていくことが大切です!
 まずはみんなで、被災地に必要な物資や資金を送り続けましょう!


 【救援物資・義捐金の受付先はこちらをクリック】
 プシュー。ガタガタ。
 日焼けマシンのようなカプセルが、水蒸気を発しながら、ゆっくりと開いていく。
「確かに、あなたの曾祖父になられるんでしたっけ」
「曾祖父? いや、もう一つ上のじいさんだったような気がしますが」
「我々子孫も、お恥ずかしい話ですが、このような先祖がですね、不治の病を抱えて冬眠しているなんて、つい最近知ったものですから」
「まあ、曾祖父でも、もっと上の方でも結構です。私は医師としてですね、不治の病を治癒しなくてならないんですよ」
「ああ、そうでした。しかし、不治の病がなんだったのか、皆目見当がつきません」
「とりあえず、手当たり次第切ってみたらどうです、先生」
「それができたら苦労しませんよ。切るって言われましても、やっぱりご親族の許可をいただかないとねぇ」
「じゃあ、とりあえず、腹部でどうでしょう。どうせ、末期ガンとかじゃないの?」
「末期ガンだったら肺じゃないの? 肺を切ってみたらいいよ」
「おそれいりますが、何か手紙とかですね、どこが悪いから治してくれって言うメッセージ、残ってないですか?」
「あ、これかも。もしかして」
「あ、診断書があるよ。きっとこれだ。先生、これでいいようにやってくださいよ」
「あるなら早く見せてくださいよ、どれどれ」
「どうです、先生?」
「…」
「ん? なんです? 先生?」
「これは、100年経っても、これから先も、治せそうにないですよ」
「あらら、そんなに悪い病なんですか」
「せっかく100年我慢してたのにねぇ、このじいさん、また冬眠だね」
「ちなみに先生、いったい何の病気なんでしょう?」

「健忘症です。これはいつまで待っても、治せませんよ」
「私が決断力に欠けるという意見をお聞きしますが、最近の政策について、国民のみなさんに、ぜひ振り返ってもらいたい」
「それでは総理、ご自身で決断力を発揮されたという事柄があれば、ぜひ教えてください」
「赤字国債の件、尖閣諸島の件、漁船衝突ビデオ流出の件、諫早湾干拓の件、子ども手当の件、小沢さんの件・・・これ以外にもあげられることはいっぱいあるけど、自画自賛だと言われても困るので、あとはマスコミのみなさんにご判断いただきたいね」
「ですが総理、先ほどあげられた件についても、それ以外の件についても、あまり具体的内容に欠けるような気がしますが」

「決断力という話ですからね。政策能力はさておき、私は周りのことを考えずに決断することができるってことを披露したかっただけなんですよ」

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「ねえ君、君は歌舞伎役者なんだよね」
「そうですが」
「じゃあ、あの難しい口上とかも、すらすらと言えるように覚えていられるんだよね、そんな君が今回の出来事のほとんどを覚えてないなんて、私たち警察には理解できないんだよ」
「お言葉ですが、私も少しはめをはずしてしまいまして、正直泥酔していたのです。明確に覚えていることがほとんどないのです」
「それは困ったね。だけど、君は結婚前に、4時間であの希少宝石のルビーを探し当てたっていうじゃないか。そんな能力があっても、やっぱり何も覚えていないのかい?」
「ルビーを探していた時も、酔っていましたので…」
「え? どうやってあんな状況で、酔っていられるような気分になるんだい。これまた理解できないな」

「いえいえ、あの時は自分に酔っていたんです」


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