【がん】子宮体がん、術後の化学療法したくない 〜2021年12月電話相談の記事より〜 | 笑う宇宙人

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2024年夏、がんの術後補助化学療法が終了しました。
子宮体がんの予防や早期発見のヒントにしてほしい(はじめに〜4章)
自称ヒト女性型宇宙人の自由気ままな闘病→健康増進生活(5章〜)、そして社会復帰(12章〜)。

書きかけの投稿「【がん】セカンドオピニオンに際し調べ尽くしたこと(子宮体がん1aと3aのはざまで)

まとまらないので

小出しにしてみますチュー

 

宇宙人たるさんの子宮体がん(子宮内膜癌)

手術後の組織検査で、

手術時に子宮の外で見つかった腫瘤も癌だとわかり、

ステージⅠaの予想がⅢa確定。

 

すると標準治療では

抗がん剤治療が必要

という判断になります。

 

「子宮体がん、術後、化学療法」などと検索したら

この記事が出てきました。

(一つ前の相談大腸がんⅡ期「ハイリスク」なのに化学療法なし?との比較も、仕組みがわかると参考になります。)

 

これだけ読むと「えーーーーっ!」

というのが正直な感想。

 

それぞれの答えが

あると思います。

それは最大限

尊重される必要があると思いますお願い

 

だいじなのは

患者自身です。

 

宇宙人たるさん自身は

どうしたいのか。

自分で選ぶため、

自分で

いろいろ調べ尽くしました。

 

特に、

抗がん剤治療なしとの判断も有り得る、

ステージⅠ aでどんな再発があるのか。

再発に至る(至らない)結果に

抗がん剤治療の有無が

どう影響しているのか。

 

それを踏まえて、

 

抗がん剤治療を受けないでおくか、

そのような再発の可能性を残して

抗がん剤を治療を受けずに過ごすか。

考えたのでしたサーチサーチサーチ

 

(検索結果の一部は書きかけの記事にあります。

【がん】セカンドオピニオンに際し調べ尽くしたこと(子宮体がん1aと3aのはざまで)

 

ここからはマニア向けニコニコ?!

 

以下の相談の内容

自身の状況と照らし合わせて

添削し(ピンク)、

判断材料にしました。

水色はTC療法2回を経た

実体験の事実と感想です

 

A 体がんが子宮外のリンパ節転移していたのですから、根治切除ができたといっても、再発因子を抱える「ハイリスク」です。体がんの大きさが5センチ超低分化型というのも再発リスクを高める要素です。欧米では、リンパ節転移陽性の場合には、術後放射線治療が第1選択ですが、その5年生存率は60%未満です。

 

日本でも以前は術後放射線治療が多く行われてきましたが、その成績は現在の欧米の成績に近いものでした。日本の子宮体がんに対する手術は欧米に比べ徹底性が勝るため、手術後照射をすると、骨盤内臓器を手術と照射で二重に障害し、両下肢のリンパ浮腫や腸閉塞(へいそく)を増加させることが懸念されてきました。

 

術後照射と術後化学療法を比較する日本独自の臨床試験の結果、術後化学療法の成績は術後照射に勝るとも劣らないことが分かり、平成12年以降は多くの施設で、術後化学療法にシフトしました。現在の日本のリンパ節転移陽性例の5年生存率は75~80%と欧米を凌駕(りょうが)しているのです。早急にTC療法を受けてください。

 

Q TC療法では骨髄機能障害(造血機能障害)が起き、6サイクルも実施するのは大変と聞いています。

A TC療法もほかの化学療法と同じく、3~4サイクル目以降では白血球、血小板、赤血球などが減少して、通常は3週間ごとの間隔で実施する予定を4週間以上に延長したり、通常投与量を80%に減量したりしないと、5~6サイクルの実施が困難という患者さんが30%以上、見られます。

 

最近は骨髄における顆粒球(白血球のうち感染予防の中心的役割を担う成分)の造成を促進する「ジーラスタ(一般名・ペグフィルグラスチム)」などを使用し、危険な発熱性好中球減少症を予防できるようになり、6サイクルを完遂できる患者さんが増えています。

 

Q TC療法の自覚的副作用も不安です。

A 吐き気、嘔吐(おうと)、下痢など化学療法中の代表的副作用はここ10年で制御に著しい進歩がありました。化学療法直前から3日間、ニューロキニン1受容体拮抗(きっこう)薬「イメンド(一般名・アプレピタント)」を内服し、抗がん剤の点滴と同時に5-HT3受容体拮抗型制吐薬「アロキシ(一般名・パロノセトロン塩酸塩)」を投与することで消化管障害はほとんど吐き気なしで済むようになります。

※たるさん※吐き気・嘔吐止めは抗がん剤点滴の前に連続して点滴で投与され、船に乗っているみたいなふわふわ感だけで個人的には済んでいます。

 

パクリタキセルの副作用である末梢(まっしょう)神経障害(しびれ)は2~3サイクルから6サイクルにかけ強まります。

※たるさん※手の指のしびれは1回目直後から大変強いです…。

 

残念ながら改善の特効薬はありませんが、一般に最後のTC療法後6カ月から2年ぐらいでほとんど完全に回復します。

 

脱毛は、2サイクル目から3サイクル目にかけて完全脱毛になることも少なくありません。頭を冷却して脱毛を遅らせることはできますが、現状では完全脱毛を防ぐことは難しいでしょう。

※たるさん※今2サイクル目が終わったところなので、これから完全脱毛の可能性もあるのかと。(現在1割ほど残っている)

※たるさん※抗がん剤点滴中の頭の冷却はしていませんが、手足は医療施設にて対応あり。