■マリコ先生の自己紹介
・東京都江東区で個別学習塾を25年経営
・小中高の学習塾の先生&経営者
・中央大学法学部
・児童心理カウンセラー
・進路アドバイザー
・ナリ心理学®︎認定心理アドバイザー
LINEセッションマスター
ずいぶん前になりますが、
生徒のお迎えがいつものお母さんからお父さんになったとき、いきなり生徒が「帰らない!」と言い出しました。
「ニセモノのお父さんと帰りたくない」とポツリと言ったので、再婚相手なんだとわかりました。
子どもが再婚に対してどう感じるのか?
だいたい、子どもの根っこにあるのは、お母さんの再婚相手から「愛されないかも?と思う寂しさと怖さ」「自分は二の次になるのかも」「置いていかれる恐怖」「自分は捨てられる」「寂しい」「不安」「お母さんを取られる気がする」「なんで新しい男の人が家に来るのかという怒りと恐怖」「新しいお父さん=敵」と設定する子どもが多いです。
育った環境や兄弟の数によって子どもの感情も変わりますが、「親の再婚=自分の立ち位置の変化」でもあります。
表面では明るくしていても内心は、「自分が優先されるのか?」「自分のことを認めてくれるのか?」を敏感に感じとります。
子どもは、基本「お母さんは自分のもの」と感じるのが自然です。
親の再婚に対して、小中高生は、精神的に不安定で愛情確認を繰り返す時期です。
理解しようとする一方で、心のどこかで「納得するフリ」をするし、自分の感情を殺して大人ぶる子どももいます。
我慢、無関心を装っても本音は「傷つきたくない」ものです。「再婚はお母さんの自由だよ」と言っていても、本音は、「私をちゃんと見ていてね」が隠れています。
高校生くらいになると「親の人生だし」と言ったり、無言の生徒がいますが、無言だからといって「再婚を受け入れている」かどうかはわかりません。「言っても無駄だし」「お母さんに嫌われるのは嫌だから一応応援はするけど」というスタンスをとっています。
こんな子どもの揺れ動く気持ちをわかっているのかいないのか、お母さんは、
結婚前に、彼の家に行ったまま帰ってこなかったり、子育てを祖父母に任せる「オンナの顔」を選んだ場合、
子どもの感情は大きく揺れ動き、今までの日常がうまくいかなくてなる可能性があります。

一番子どもがショック状態になるのは、SNSで「彼とお母さん」のラブラブな写真を友達が見つけて、友達経由で知らされたとき。
だから再婚を選ぶ時に、子どもに我慢させるんじゃなくて、「あなたのことを大事に思いながら、自分の幸せも大事にしたよ」と伝えること。
これが抜けると子どもは居場所がないと思って家出します。家出することが出来ない場合は、引きこもるか逆の暴れるかのどちらかになります。
たとえ、
「うちの子、そんなの全くなく育ったから、うちの子はみんなと違ってすごくいい子」と言ってるお母さんがいますが、
子どもが「生きづらい」と感じるのは30歳過ぎてからですから…
子どもが親の再婚に対して表向き「いいじゃん、幸せになってね」と言っても、
心の奥に「私は寂しかった」という思いが残る場合もあるのです。
子どもの年齢にかかわらず、「再婚」=「お母さんの人生の選択」であると同時に、子どもにとっては「愛されているか試されるイベント」でもあります。
そのときに
正しさで説得するのではなく、子どもの「感じた気持ち」にちゃんと寄り添ってくださいね。
まもなく締め切りです(^^)
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