いつの間にか
蝉の呼び合う声が止んで
鈴虫の声が聞こえてきましたね。
この季節になると赤ちょうちんの
暖簾の前の品書きに「秋刀魚刺し」を
探してしまうワタクシです。
今年の秋刀魚はちょっと痩せてます。
今年の夏至が6月21日。
これから冬至の12月21日に向って、
一日一日「秋の夜長」が深くなる。
これはつまり「秋の夜毎」にシングル
モルトウィスキーを次から次へと
飲み比べをしながら、宇宙に想いを
馳せてしまうわけだな、と。
はい。
「宇宙」の話が大好物な私です。
最近のライブのMCは「宇宙」ネタ
ばっかり。呑みの席でも隙あらば
「宇宙」ネタを披露しようとするんですが、
どうも嫌がられるので自粛してます。
本屋に行くと真っ先にブルーバックス
コーナーに足を運びます。
おお。最新刊に涎が出ますね…。
僕が大好きなのは村山斉先生。
素粒子物理学が専門の理学博士で
東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構
初代機構長特任教授。著書の
「宇宙は何でできているのか」。
これが初心者にとてもわかりやすく
痒いところに手の届く宇宙本でした。
宇宙の果てのことを調べるには、
宇宙の最小のことを調べれば良い。
だって元々、宇宙は一つの「点」から
始まったのだから。宇宙の果てにある
物質も、僕らを構成してる物質も、
元々は同じ場所に存在していた。
その「点」である素粒子。
モノ→分子で出来ている。
分子→原子で出来ている。
原子→原子核から出来ている。
原子核の中には→素粒子がある。
素粒子には、色々な種類がある。
林檎を構成している「原子」を
林檎大の大きさで取り出そうとすると
林檎は地球程の大きさになります。
原子を関東平野程の大きさに例えると
原子核は新宿駅のホームに転がってる
サッカーボールくらいの小ささです。
そのサッカーボールは様々な「力」で
結びつき合ってる。その「力」こそが
宇宙を司っている「力」だと、村山斉
先生は書かれてました。お、面白い!
って酒席でこんな話をしようとすると
「酔いがまわるから止めてくれ」と
冷たくされてしまいます。やれやれ。
最新シングル盤「ギャラクシー」は
この宇宙への興味からヒントを得て
作ったんだけど、今年になってから
もう一曲「宇宙もの」が増えました。
「一番遠い宇宙」という「窓」から
ひとつの架空の物語を眺めたとき
どんな景色が見えてくるのか。
好奇心に任せて、言葉にしてみる。
メロディに翻訳する。コードを選ぶ。
半年かけて宇宙船に乗って旅に出て
みたけれど、出来上がってみると、
やっぱり「ラブソング」だった。
「一番遠い宇宙」
一番遠い宇宙のこと
真夜中に考えていた
惑星はもう遠ざかり
光の渦巻きさえも 届かない
一番遠い宇宙を行く
宇宙船の丸い窓から
きみともう会えなくなった
あの日のこと 眺めてる
きみが書いた手紙
宇宙の果てで読んでる
終われなくて 終われなくて Baby
そこにいて 倒れないで
いまゆくから
試さないで 不完全を
祈らないで 拒みつづけて
運命を 手放さないで
一番遠い宇宙にある
グランドピアノの前で
鍵盤に 指を置いて
目を閉じたら 聴こえてくる
そこがどんな宇宙でも
帰れない旅の途中でも
あの日の レコードをかければ
季節外れの 雪が降る
落書きみたいな星座
描いた線がふるえてる
結びたくて 結びたくて Baby
はなれて
はなれすぎて はぐれるのが
あたりまえの この宇宙で
巡り逢えた ふたつの孤独が
抱き合いながら 夢を見ただけ
はなれて
はなれすぎて 散らばりながら
遠ざかってく この宇宙で
砂粒みたいな ふたつの願いが
呼び合いながら はぐれただけ
一番遠い宇宙はどこ?
(作詞・作曲/片岡大志)
歌の中で遠くへ行けば行くほど
ひとりきりではいられなくなる。
どうやら「一番遠い宇宙」は、
村山先生の仰る通り、一番近い
ところにあるのかもしれない。
9月4日@青山プラッサオンゼ。
五月末に、クモ膜下出血で
緊急入院した大友マサノリを
応援するライブを行いました。
プラッサ女将のクラウヂアが
「その夜の売上をお見舞いに」と。
ライブでも少し話しをしましたが
オートモは退院しています。
僕らは家が近いので、先々週には
一緒にカレーを作りました。何と
オートモは自転車でやってきた。
定期的に通院とリハビリテーションを
行っていますが、かなりの重傷だった
ことを考えると奇跡的な回復力です。
だけどもう少しゆっくり静養した方が
良いとのこと。焦らず回復してほしい。
オリーバーズのライブを観るのは
初めてだったんだけど、とても良い
佐藤周作、素晴らしいバンドマンだ。
大友が復帰したステージを観たいね。
富山湾!気持ちいい風!
毎年恒例になった富山県黒部市での
ディナーショー。今年もサポートで
参加してきました。その蒼々たる面々
落合務 × 陳建一 × Tomomi。
バンドは片岡大志 × ヨースケ@HOME
それからはんだすなお。
日本イタリア料理協会会長の落合氏。
日本中国料理協会会長の陳建一氏。
山羊チーズ・イタリア大会金賞受賞、
半農半芸歌手のTomomi。25000円の
チケットは即日ソールドアウト。
ホテル大広間はお客様の熱気が凄い!
陳建一さんは気さくな方で、僕らを
「新幹線で見かけたんだよー」
「ファッションが変わってるから」
「プロ?でも黒部?何かイベント?」
「なんて思ってたらさー」と弾丸の
ように話しかけて下さって感激!
落合シェフにも「パスタのレシピを
愛読してます!タラコのバター焦がし
パスタ美味です!」「おう。ちょっと
だけ焦がすのが美味いんだよなー」
くだけた口調で話して下さいました。
Tomomi、本番は渾身のステージ。
彼女の歌は何年も前から聴いてるけど
本当に力強く魅力的なシンガーへと
成長したと思うのです。北陸で彼女の
パーソナリティが担う大きな役割、
生産者として自然に向き合う厳しさ、
これらを全部受け止めながら、そして
抱きしめるようにして歌う姿は、
説得力に満ちていて感動するのです。
10月には映画「カノン」にも出演。
富山県が舞台のこちらも楽しみ。
打ち上げは恒例の氷見牛のステーキ。
柔らかすぎて、目を閉じて食べたら
肉なのか、肉ジュースなのか
さっぱり判らないレヴェルのヤツ。
今月のLiveは9月24日(Sat)です。
新宿Sact!9周年企画に呼ばれてます。
ベテランのお二方とスリーマンの
対バンです。久しぶりの最年下(笑)
聴き応えのある一夜をお約束します!
明けて10月8日(Sat)は、
青山プラッサオンゼ35周年記念の
Live Week。僕は「ひとり唄会」。
愛すべきこの老舗の記念イベントに
出番を頂けることに感謝しています。
普段はなかなか歌わない「物語」を
たくさん持って行こうと思ってます。
おまけ。
富山のラーメンと言えば
富山ブラックの神髄「大喜」!
西町本店の「大喜」のラーメンは
Danger警告が必要な程の塩分濃度。
はんだすなおが
「食べたことがない!」と言うので
連れて行きました。
この漆黒にして
暗黒の世界からの贈り物。
富山の労働者達の一日の塩分を
此れ一食で担ったという伝説の麺。
いや、塩っぱい。メンマも焼豚も
ドクターストップ級の塩辛さ。
しかし隣りに座った七十路頃合い
お爺さま、聖なる盃のごとく両手で
丼を包み込み、一口また一口ぐびり。
猛者のTomomiは「これよこれ」と
涼しい顔で完食してましたが、
初心者のすなおは「ライスないと
無理だよ」と悲痛な叫び。だけど
魔法のようにヤミツキになります。











































































































































