きのうは異なる読みの異なる漢字での使い分けでしたが、きょうは同じ漢字で表記できるけれども、言葉によって平仮名の場合もあるという例です。
用字用例辞典では「頓(トン)」単独は漢字表記で項目立てしてあり、ほかも「頓挫」「整頓」「頓服」等漢字表記が多いんですが、幾つか平仮名で書くよう記載されている言葉があります。以下に列記します。
・とんきょう(漢字では「頓狂」と表記できる)
・とんち(漢字では「頓知」と表記できる)
・とんちんかん(漢字では「頓珍漢」と表記できる)
個人的には全部片仮名で書きたい気持ちが少しあります。なぜかはわかりませんが。
例)いきなりそんなすっとんきょうなことを言われても困ります。
とんちの効いた受け答えだ。
やることなすこととんちんかんだな。
まあ、平仮名でも「かん腸」よりはしっくりくる気もします。