タヌタヌのネタ帳 -44ページ目

知識と知恵

一般的には知識がある人を頭がいいと言う
だから縄文人よりも現代人の方が頭がいい
と思いこんでいる人も多い
ブルーカラーよりもホワイトカラーの方が
頭がいいと思いこんでいる人も多々みかける
経済評論家なんぞも情報量の多い人が賢い
と思われがちである

知識と知恵というのはいわば両輪で
刀と剣豪の関係に似ている
なまくら刀ではなかなか人は切れないが
剣豪でも神の領域に入れば木刀でも人は切れる
知識の裏付けの無い知恵はなかなか生きないが
知識だけでは何も生み出さない

さて、現代の問題は知識が重視されすぎる
という点である
人間の脳には記憶と思考という機能があるが
現代の教育において記憶の教育を重視しすぎる
だがビジネスの現場において知識だけでは
全く機能しないのが現実であり
それは職人の世界でも全く同様である
KKDと言われる経験、感、度胸の世界でもある

だが現代社会ではKKDなんぞと言えば
旧態全とした人間として蔑視される
以前も何かで書いたが
名人の作った工芸品は規格外といわれて
検査で不合格の判を押されかねない時代である

そして名人は社長に怒鳴られるのである
「俺たちは芸術品を作ってるんじゃねえぞ」
「コストパフォーマンスを考えてくれ」


京都に住み着いて感じたのは
明らかに現代日本と感覚がずれている
良さである
おいしい物や手間が掛かっているものは
高価格で当たり前
安いものが欲しければそういう店に行け
という傲慢ともとられかねない
異常な感性が街全体を支配している

保証期間が20年の電気製品があっても
ひょっとしたら売れるかも知れない
そういう事を感じさせる街なのである
では新しいものがないかといえば
そうでもなく
300年続く和菓子屋とケーキ屋が共存する
ここで我々が300年前と同じ和菓子を
食べているか、というと
300年間の知恵と工夫で進化した和菓子と
300年前とほぼ同じ製法と材料で作られた
和菓子の両方を食べる事が出来る

オグルニエドールと甘泉堂が共存する街は
知識と知恵の共存する街と言えるかも知れない

20日目

ちゃかちゃんりんちゃんりん

皆様、金玉亭タヌ助でございます。

えー、本日もつまらない話をおもしろおかしく話す
時間がまいりました。
お時間が許しましたなら、最後までお付きあい下さいませ。

さて、本日はバレンタインデーなる日でして
バブルの頃ほどではないにしても、
どこもかしこもチョコレートだらけの世の中の様です。
ところでチョコレートといえば北海道のおみやげが有名ですが
ちょいと、待てよ。
なぜに、北海道のおみやげがチョコレートなんざんしょ。
普通、おみやげてぇのは地方の特産品なんかがきっかけですが
北海道てのはカカオ豆の名産地でしたっけ。
北海道のチョコで有名なのはなんといっても
石屋製菓の白い恋人たち。
北海道の名産品になったのはここらあたりに由来がありそう。
あとは六花亭ですな。
ちょいとネットで調べると、やっぱり理由はありました。
ホワイトチョコてゆうあの白いチョコ。
あれが、1980年代には主に北海道でしか作られてなかった。
雪のイメージという北海道にぴったりだった様です。
チョコという溶けやすい商品も寒冷地にはあったのでしょう。
と、まあ
うんちくはこれくらいにしてと
バレンタインデーなるやっかいなものを迎える
男どもも、女どもも最近はなんとなくお菓子やさんの戦略にはまった
という気持ちがだんだん強くなってきて
義理チョコなるものもめっきり減って来ましたな。
いや、大体、男より女の方がチョコを普段は好むのに
この日に限り、男にチョコをあげる習慣てのもなんとなく妙なもので
貰う方も好きな娘から貰うならともかく、
飲み屋のママあたりから貰っても複雑な気持ち。

バレンタインデーに飲み屋に行ってること自体が
そもそも問題なわけだ。

「おい、ポン吉。今日の予定はどうなってる。」
「はい、結婚式の司会が一本と、あとは師匠の夜のお供。」
「なんだい、おまえは今年もおねえちゃんのチョコ目当てかい。」
「なんか、義理チョコが減ってきたてな事をおっしゃってましたが
この日に1個もチョコを貰えないてのも寂しいもんで
ま、義理とは判っていても1個くらいは欲しいもんですわ。」
「じゃ、1個あげようか。」
「いや、師匠にもらってもねぇ。て、これチロルチョコじゃないですか。」

などといってまして、さて夜になりますと
ネオンの町へ男ふたりでつるんで向かいます。

「師匠、いままでいろんなチョコもらったんでしょうね。」
「若い頃はこれでももてたからなあ。」
「えっ、師匠の若い頃はバレンタインデーなんてなかったでしょ。」
「こらこら、バレンタインデーはローマ帝国の時代からあるぞ。」
「でも、日本でチョコを贈る習慣は最近でしょ。」
「おい、最近ていえば最近だが、もう30年以上前だぞ。
30年前を最近てゆってる様じゃ、おまえもおっさんの仲間入りだな。」
「へえ、30年も前からあるんですか。」
「最初はモロゾフが戦前にたくらんで失敗したらしいがな。」
「へえ、結構日本でも歴史が長いんですね。
ぢゃ、師匠が今までにおいしいと思ったチョコはなんですか。」
「生まれて初めて白い恋人たちを食べた時はびっくりした。
あと、渋谷のデパートの地下で生チョコを初めて食べた時。
ほんで、北海道のロイズが期間限定で紅茶の生チョコを出して
あれもおいしかったぞ。」

「それって、全部バレンタイデーは関係ないんですね。
しかも1個もこっちには回ってきてないしぃ。」
「バレンタインデーはな、甘いもの、特にチョコ大好きな女の子に
貰うとおいしいものにあたる。甘いものを食べない女の子のチョコは
受けねらいであまりよろしくないね。」
「最近は自分へのごほうびにバレンタインデーのチョコを買う
女性も増えてる様ですね。」
「ホワイトデーなんてもんが一般的になってから
男もチョコを貰っても手放しで喜べないからねえ。
男女ともこんな習慣なくなるといいと思ってる人が多い様だね。
義理チョコの定番だった不二家のハートチョコも今年はないしな。」
「そうはいっても、やっぱり1個はほしいので飲み屋に我々は向かう、と。」
「そう、1個1万円のチョコを買いに行く、と。」

とゆうところで
お時間もよろしいようですので
続きは、又の機会にという事で。

ちゃかちゃんりんちゃんりんちゃんりん

19日目

ちゃかちゃんりんちゃんりん

皆様、金玉亭タヌ助でございます。

えー、本日もつまらない話をおもしろおかしく話す
時間がまいりました。
お時間が許しましたなら、最後までお付きあい下さいませ。

2月3日は節分でしたな。
節分と言えば、豆まき。昔は各家庭で大声で鬼は外、福はうちと
こどもが大声で豆まきをしていたもんですが、
最近はこどももめっきり少なくなり、鬼役のおとうさんも
そんな時間に家に帰ってこない、なんてことも多い様で
なかなか、古い習慣が続いていくてのは難しい。

最近は恵方巻きの丸かぶりの習慣の方がはやっている様ですが
これは、どうやら明治以降の習慣の様で
ま、
京都なんてなところは何が新しい習慣で
何が古くからの習慣なのかさっぱりわかりません。
いや、それ以前にいつ頃からのものを古くからの習慣というのかすら
わからない様な状態で。
なにせこの前の戦争ていうから第二次世界大戦と思いきや
鳥羽伏見の戦いどころか応仁の乱なんぞと言い出す。

「師匠、ナニ語ってるんですかい。京都通なんは解りましたから
もううんちく止めてくださいよ。
師匠のうんちくはどっか説教くさくていけねえ。」
「こら、ポン吉。これからうんちくを語ろうとしている
矢先になにいうんだい。」
「だから、鬼に角あってパンツがトラの皮なのは
鬼門の方角が丑寅の方角だからってのがはじまるんでしょ。
もうミミタコですって。」
「だから、鬼というのはそもそも、山に追いやられた縄文人を
弥生人が恐れて鬼と言った、てな話もだめかい。」
「はい。それも何度も聞きました。
でね、師匠。
私、前から思っていたんですけど
縄文式土器の方が弥生式土器よりおしゃれじゃないですか。
つまり弥生人の方が文明は進んでいたけど
縄文人の方が文化は進んでいたと思うんです。」
「一般的には弥生人の方が全てにおいて優れていた
という様な誤解が有るようだが
それは、日本人のルーツが弥生人にある、
という昔の誤解から、弥生人は優れている
という話ができあがってきたんだろうね。」
「人間てどっか自分は優れている。個人的にはともかく
自分の民族は優れている、て思いたいんですよね。」
「まあ、それが差別の根幹にあるわけだが。」
「じゃ、師匠。同和問題なんかも民族差別なんですか?」
「あれは、どちらかといえば、身分差別だね。
民族が同じ場合は人間は貧富や職業などを基本に身分制度を作る。
支配階級を明確にするための封建制度の基本だね。」
「じゃ、封建制度てのはヒトの基本的な部分と合ってるんですか。」
「そう、支配欲てのはヒトの基本的な部分とも言える。」
「じゃ、民主主義てのはヒトの基本には合っていないんですか。」
「平等の精神てのはヒトの欲には合っていない。
ただな、ポン吉。
ヒトには支配欲はあるが被支配欲は無い。
SMの世界の様に双方に異なる欲があれば
その世界が成立するんだが、
封建制度てのは支配する側の欲しか満たされないので
崩壊してしまうんだな。」
「じゃ、落語家の身分制度ももうすぐ崩壊しますねぇ。」
「おい、落語家に身分制度はないぞ。」
「いや、師匠と弟子という身分制度が。」
「だからそれは、支配してないじゃないか。
落語家なんてのは、職業家庭教師みたいなもんだ。
昔は完全な徒弟制度だったが、いまじゃ、優しく
落語て技術を教えて、その費用を出世払いで返して貰ってるんだ。」
「そうか、それで、うちの一門は技術料が安い。」
「それはお前らが出世しねえからだよ。ばかちん。」

とゆうところで
お時間もよろしいようですので
続きは、又の機会にという事で。

ちゃかちゃんりんちゃんりんちゃんりん