東京の遊び方 (東京稲城で里山暮らし、時々都会) -5ページ目

目白に隠れ家カフェがまた出来ました   ※目白

目白界隈は隠れ家カフェが出来やすい環境にあるんでしょうか。このブログでも何回と無く目白の隠れ家を紹介しているのですが、小春日和に誘われて散歩をしていると、次から次へと新しいお店を発見していきます。年末に、突然ご近所のお家が料理本専門の古本屋さんを始めました。





ほとんど、人気の無い裏路地です。





めちゃくちゃ敷居が高いお店です。でも、こんな感じの怪しいお店が大好き。オープン早々に行ってみました。そこで購入した1冊がこちら。





シリーズで15巻ぐらいあるのですが、その内の1冊。私のメニュー と書かれた本です。広げてみると…





中は真っ白。ようは、自分で書きなさい、と言うことのようで、時間をかけて 絵本風 に、マイレシピを書きこんでいこうかと思っています。


本題はここのお店ではありません。
実は、ブログに紹介しようと、隠れ家パン屋さんに足を運びました。





地元の人でも知らない裏路地。実は、この路地の中に秘密のパンやさんがありました。何故か過去形。





自家製天然酵母パン のお店 かしこ。
お子さんが幼稚園に通われるようになって、忙しくなりしばしの間、パン屋さんはお休みするようです。
食べログで検索しても出てませんよ~。

休みじゃしょうがない。とプラプラ歩いていると、新しい隠れ家を見つけてしまいました。



HIROMA 
新宿区下落合3-9-8
03-6908-0548


今年の1月にオープンしたばかりの出来立てホヤホヤ。こちらも、食べログには出ていません。
工事をしていたのは知っていたのですが、出来たら カフェ になってました。





住宅街のど真ん中。木・金・土の3日間だけの営業です。目白の隠れ家は 週3日間営業が多い。





年配の母・娘の2人できりもりされている、とっても優しくて落ちつく感じのお店です。





すでに食事は終らせていたので、コーヒーと手つくりシフォンをいただきました。





明るい店内が爽やかです。





私のメニュー には、こんなお菓子も入れて行きたいですね。





先ほどの本屋さんで買った 料理本 を持ち込んでレシピの研究です。最近、自炊をほとんどしていないので、たまには料理を作ってみようかとの思いが、フツフツとわきあがってきます。

当ブログでも未紹介ですが、目白にはこんなところにもお店が隠れています。





お店の看板はこんな風。





こちらは、1日一組限定のじびえ料理屋さんです。ここのご主人は またぎ なんです。


そろそろ、サクラの季節です。去年から稲城市にある農家に農作業を手伝いに行っているのですが、先週あたりから夏野菜の植え付けが始まりました。2年ぶりに 「野菜な空間」 を再スタートして、畑の様子もリポートしていこうかと考えています。アップしたら 東京の遊び方 で報告しますね。


冒頭に 小春日和 と書きましたが、本来は11月の暖かい日に使う言い回しです。今時分の暖かい日はなんて表現すればいいんですかね。ご存知の方がいらっしゃいましたら教えて下さい。






香辛料爆発!四川の激辛料理  ※浜松町

春に向かう気候の事を 三寒四温 と人は呼びますが、暑さと寒さのギャップが大きすぎます。四月下旬の気候とかニュースで行っていたと思えば、今日はまた夕方から雪がちらついています。大雪にはならないでしょうが、3月に入ってもまた ドカ雪 が降る予感がしています。

それでも梅の花が咲き出して、なんとなく心もホカホカしてきます。





あと、4ヶ月もすれば、あの酷暑がやってくるのですが、今はそんな暑さのことなんかすっかり忘れています。早く サクラ 咲かないかな~

寒いとランチを食べに外へ出るのもおっくうになります。(暑い日も嫌ですけど) 最近は仕事場の近くでチャチャッと食べる事が多かったのですが、久々に遠出してみました。



ドンファンティン 
港区浜松町1-12-5
03-5405-9191


カタカナで書くと、何料理屋さんだかわからないのですが、ここは列記とした 中国料理屋 さんです。ティンという漢字が日本の漢字では見当たらないので、カタカナで書いてみました。
このお店に入ったのはこのポスターが気になったから。





日本一!塩餃子 とかかれた緑色の餃子。日の丸がついているという事は、日本で考案されたんでしょう。

店内は昔の中国を感じさせるレトロな雰囲気でなかなか良さげです。





ランチは全て麺類。850円均一。四川料理なようで、四川独特の面料理がラインアップされています。
四川と言えば坦々麺。まよわず 汁無し坦々麺 に、この、塩餃子をオーダーしました。





シャンツァイたっぷりで、見た目は美味しそう。よーくマゼマゼして、最初の一口をパクッ。





ワオーーーーン。すごい香辛料!!!
から~~い!!
ウワァ!あまーー

四川料理と言えば、スパイスの妙味が美味しさの秘訣なんですが、これ、やりすぎでしょ。香辛料の味しかしない。3・4口食べたら舌がしびれちゃって味がわからない状態。

久々に完食ならず。でも、好きな人にはたまらないんでしょう。

気をとりなおして、塩餃子へ。





こちらは、ネギ塩タレがかかった普通の餃子。レモンを絞っていただきます。





こちらはサッパリとしてそこそこ美味しい。





それでも、肉が甘く味付けしてあるんですよね。中国ではチャーシューも甘いですからね。


今日は寒かったので、身体を温めるにはちょうど良かったのかな。池袋で食べた坦々麺は美味しかったのになぁ。池袋のお店記事は こちら からどうぞ。







上州名物は「カカア天下とからっ風」   ※椎名町

今年の冬の天候はジェットコースターのようですね。19・20日も雪が降ると思い、あらかじめ予定をはずしておいたら晴天でした。降ると思えば降らないし、そんなに降らないと思えば大雪になる。まあ、天気なんてそんなもんなんでしょう。
まだ、今回のような気圧配置は続くそうなので、あと1回ぐらいは東京にも大雪が降るかもしれません。

東京はどちらかと言うと 「からっ風」 が吹くほうが多いのですが、からっ風と言うと本場は上州、群馬県でしょう。上州には3大名物があり、「カカア天下とからっ風に雷」 空っ風と雷は 万葉集 にも読まれています。カカア天下はというと、上州上野の村の城主が戦に負けそうになったとき、武将の奥方が城主を叱咤激励し、戦を勝利に導いたという逸話が残っています。ひとえに戦の勝利はしっかり者の妻のおかげだったという事で、「カカア天下」の元祖として語り継がれています。

昔の日本は 男尊女卑 の世の中で、女性の権利がないがしろにされていた、と、教えられてきましたが、昔の日本の物語を読んでいると、女性が権力があったのでは?と、思う今日このごろです。

まあ、なんでこんな書き出しにしたかと言うと、家の近くに上州出身の女将がしきっている料理屋あるんです。



上州釜飯 蘭 
豊島区長崎2-7-1
03-3957-1927


特に関東の人が、釜飯、と聞いて脳裏をよぎるのは、横川にあるおぎのやの 峠の釜飯 でしょう。上越新幹線が開通するまでは、横川の駅で峠の釜飯を買うのが一種のお決まりでした。碓氷峠を越えるためにディーゼル機関車を連結するために停車時間も長かった。待ち時間の間にホームに降りて 峠の釜飯 を買いに走ったものです。
新幹線は人の移動を便利にしましたが、風情は殺してしまいましたね。

峠の釜飯のおかげで、釜飯 も上州の名物みたに育っていきました。水をさすようですが、釜飯の元祖は東京は浅草です。関東大震災の時の炊き出しにヒントを得て 釜飯 春 がオープンしました。
峠の釜飯は 瀬戸物の釜で炊き上げますが、元祖釜飯は、一人分の鉄釜で炊き上げます。北風が強く吹くと、この釜飯の鉄釜が恋しくなるんです。





この手の調理器具は使い込まれてくるとなんとも言えない味をだしてきます。





休みが平日なので、土日のランチで利用する事も間々あります。ランチは日替わりのお弁当がお勧めかな。





これで、700円。とてもバランスのとれたお弁当を出してくれます。
釜飯も無理を言えば作ってくれるのですが、原則は夜メニューです。オーダーが上がってから作り出すので炊き上がるまでに2~30分かかります。





出来上がるまで、熱燗を1本つけてもらい、お手製の肉じゃがをあてに、釜飯の仕上がりを待ちます。

昔の人は、電気釜なんて物はなかったので、ご飯の炊ける音で炊き具合を感じ取ったそうです。ご飯が吹き上がって火を細くしてしばらくすると、チリチリとお釜が歌いだすんだそうです。その音の具合を見計らって約30秒間、火を大きくしたら炊き上がり。10分ぐらい蒸すと美味しいご飯が出来上がっているそうです。





さあ、こちらも炊き上がったようです。本日は五目釜飯。





炊き上がる直前に玉子をおとした特製釜飯です。





旬の具材たっぷりの炊き込みご飯です。玉子を混ぜ込むかどうかはお好みで。





お米の量は1合だそうで、女性にはちょっと多いのかな。今の時期は 牡蠣釜飯 なんぞも美味しいですよ。


他にも女将さんの手料理が数多く楽しめます。なんといっても、一番の名物はここのお店の女将さんですね。上州女子気質で、酔っ払いの殿方をバッサバッサとさばいていきます。なるほど、カカア天下とはここの女将のような女性の事を言うのか、と納得してしまう場面も見られるかもしれません。お店はいつも満杯です。