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息子が生まれてからの物語150話目
息子はすでに
13年間も黙している。
三年どころではない。
三年でたいへんな人物なら、
息子は、スーパー人格者、
聖人だ!!
しかも、
一生黙することになる。
私が息子のように一語も声を発せず、
黙して生きていくことには、
到底耐えられそうにない。
息子はこの難行を
当たり前のようにして生きている。
息子のことは尊敬していたが、
儒教、陽明学の実践者としても、
ますます尊敬の念が深まっていく。
当時、特別支援学校に通う息子
そして、
『王陽明と儒教』を読み進めていくと、
息子への驚きと感動がさらに深まっていく。
「悟」という字は「口を慎む」ことが字義である。
この字は偏(へん)ではなく旁(つくり)に意味があり「吾」の上の「五」は「刈る」という意から「口を刈る」、すなわち口を慎む。
続く。
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