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はじめまして。私の人生を導いてくれた天使のような息子

 

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息子の誕生・少し焦った

 

 

  息子が生まれてからの物語24話目

 

 

生後3か月のちっちゃい体には

鼻にはミルクを入れる管、

口には気道を確保するための管が入れられ、

腕には点滴の針が刺されている。

 

 

息子は管を入れている状態が

気持ち悪いようで、

ときどき全身の力を振り絞り、

両腕の重りを振り払って

管を抜きとろうとする。

 

 

とっさに息子の腕を抑える。

 

 

鼻の栄養チューブは抜けても

命に別状はないが、

気管の管が抜けると

窒息してしまう。

 

 

油断できない。

 

 

 

ある夜、

病院に着くなり

妻からゾッとする話を聞いた。

 

 

息子は気管に挿管している状態が

気持ち悪いうえ、

痰が詰まり呼吸が苦しくなる。

(管自体も細いため急に痰が詰まることもある)

 

痰を吸引しようと

看護師さんをブザーで呼ぶが、

病室に来て吸引するまで時間がかかる。

 

 

その瞬間、

 

息子が渾身の力を振り絞って

腕の重しを跳ねのけ、

 

管をぐっと抜いた。

 

 

すぐに気管が塞がり

完全に窒息状態になる。

 

 

続く。


 

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