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息子が生まれてからの物語8話目
次の週末、
私は一人で赤ちゃんのいる病院へ向かった。
妻は退院していたが、
病気の赤ちゃんを見るのが怖くて
一緒に行くことができなかった。
1週間振りに赤ちゃんに会う。
何か管につながれ
保育器に入っている。
触ることはできないけど、
すやすや眠っているようだ。
やっぱり、かわいい。
本当にダウン症なのかな?
と思った。
赤ちゃんが生まれて2週間後、
今度は家族みんなで
赤ちゃんのいる病院に向かった。
「しょうちゃん」
みんなで呼んだ。
名前は親が子どもに贈る
最大のプレゼント。
名づけの本に書いてあった。
確かにそうだ。
名前は一度つけると
一生その名前で呼ばれることになる。
真剣に考えた。
今の私にできることは、
それしかない。
と思った。
続く。
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