アラカン男子
わけのしげまろ★です。
前回のブログ
の続きです。
前回、思いっきりスネオだった
ぼくの話しを読んで
ドン引きしちゃった人や
心配してメールくれた人がいましたが
もうちょっとお付き合いを・・・
実は、うちの奥さんって
（り子といいます）
かなりマニアックな
変態系オタク（笑）なんです。
（まあ、そういう僕も変態系オタクなんだけど…）
り子は若い頃から
人生の悩みを解決をするために
いろんな本を読みあさったり
潜在能力開花の勉強をしたり
身体のアプローチから
骨格の歪みを整えるための
ボディワークを提供する仕事をし
この三年くらいは、
心理カウンセラーの心屋塾にハマり
去年はマスターコースも修了しました。
心屋マスターコース参加中の彼女は
めっちゃハイテンションで気づき炸裂〜！
なんか、すこぶるいい感じだったんだけど
そこでの学びが終わってからは
ちょっと、心屋ロス状態になったのか
ウツっぽくなり、引きこもっていました。
さらに、今年に入ってから始めた
立ち仕事のバイトでは
身体をめっちゃ酷使していたので
（ぼくにはそう見えた）
ちょっとヤバい感じがしてました〜
というのも、
仕事から帰った後の彼女は
疲れて、即バタンキューだったし
コミュニケーションも減って
悶々とする日々に
拍車がかかり、
ふたりともお互いに
閉塞状態が続いてました。
で、僕にいたっては
ここにきて更に
実家の両親のことを
放置してきた罪悪感や
介護の不安感が増してきて
ようやく新潟に帰省できたと思ったら
り子の突然の強制入院騒ぎ・・・
「ほ〜ら、やっぱり強制終了だ！だから言わんこっちゃない
」
退院もいつになるかわからんし、
その間は寝たきり生活なんて
余計に彼女を責める気持ちが急上昇〜
前回書いたように、
入院当初、り子は
40度近い高熱が3日ぐらい続き
コミュニケーションがとれない状態で
ブチ切れちゃったけど
そういいつつも
いつもだったら
奥さんのために
頑張って尽くさなきゃ、って
車すっ飛ばして
山口にとんぼ返りして
疲れた還暦前の身体に
（一年前は狭心症でした）
ムチ打つようなことやって
オレ、こんなに
頑張ってるんだから
努力認めてくれ、
わかって欲しい！
感謝しろ！って…
でも、奥さんから
いつも評価されずに
スネオになるパターンでしたが…
今回はいままでとは
敢えて真逆のことをしよう、
抵抗感があることを
やってみよう！
ホントの自分の気持を
正直に受け入れて
周りのことを
最優先にするのではなく
自分のことを最優先にして
ラクをしてもいい。
という選択を自分に許可しました。
そしたらその後、
り子の入院先病院では
コロナ感染防止策で
入院患者は家族でも面会できないと
いうことがわかり
山口に急いで
トンボ返りする意味
がなくなっちゃいました。
そしてしばらくは
新潟の実家にいる！と決めたら
不思議なことに・・・
り子の病状も穏やかになって
良くなってきたんです
り子も「しげさん、無理しなくていいよ〜」
って優しく言ってくれました。
あれ、
これ何のメッセージだろ？
今年の山口の夏は、
クソ暑かったんだけど
り子はり子で
今回の強制終了の入院のおかげで
涼しい快適な部屋で、
三食、上げ膳据え膳で
看護婦さんにも、
わがまま言えるようになり
しかも、
海沿いの病院だったので
景色も気持ちよく
毎朝、昇る朝日を見おろしながら
一人きりで過ごすうちに…
自分の深い声と対話できる感性が開花し
色んなメッセージを受け取れるように
なっていきました。
深い気づきが
彼女の今までの勉強とつながって
新たなパッカーン・フィーバーが
始まったんです。
当初は最悪と思ってた
彼女の一ヶ月以上にわたる
強制終了入院は
り子にとっても、
また、僕にとっても
実は「隠された祝福」だったんだと
その後、気づきました。
り子は、
この長期入院のおかげで
仕事も強制的にストップ、
家事もストップ、
他者との会話もストップ・・・
食事量も決められ、
毎日、規則正しい生活だけど
社会から遠ざかって
好き勝手して気ままに過ごすことで
身体も心も休息でき
ネットサーフィンしながら
自分と向き合う「スキマ時間」が増え、
彼女お得意のノートとペンを使って、
自分の気づきを
いろいろ書きとめながら、
インプットとアウトプットを
繰り返すことで
今までの学びが、新たな深い気づきに…
パッカーーンし始めたんです。
その時の、り子の様子は
彼女の一連のブログ記事を読んでみて〜
彼女と僕の視点の違いがわかるから…
一方、ぼくはぼくで
実家の両親としばらく一緒に暮らすうちに、
僕と母との関係に
ちょっと痛い気づきがありました。
いま実家の母は
脊椎間狭窄症の痛みがひどくって
ちゃんと立って歩くことが
ままならない状態なので
「台所仕事とか洗濯とか、ゴミ捨てとか…
そういうことは全部ぼくがやるから任せてね！
ちょっと、しずかに休んでて〜」
母に再三、そういってるのに、
全くいう事、聞かなかったんです。
「あんたは、そんな事しなくていいから！」
っていって
自分の身体にムチ打ちながら
全部、自分でやろうとするんです
せっかく、母の家事を手伝うために
山口から帰ってきたのに…
ああ、それなのに、それなのに…
母はそうやって、
自分で自分を痛めつけながらも
頑なにひとりで頑張ろうとするのです。
父は炊事、洗濯に疎い人で
ご飯を研ぐときも
洗剤をいれて洗いそうな人なので
母が具合悪いと
機嫌が悪くなっちゃうし
母もだから一生懸命に頑張ろうとする。。。
で、さらに今回、
僕が久しぶりに帰省したので
張り切って
もう、これでもか〜っ！
ていうくらい無理して
いろいろご馳走つくって
振る舞ってくれようとするのです。
でも、なんだか、それが
僕にはとっても”重たくって”
「そんなに頑張らなくっていいよ…」
そういうんですが
「食べなさい、食べなさい！」
「食べろ〜！」と
あまりにしつこいので
「いらないよ〜、オレ、
もう高校生じゃないんだし、
来年、還暦なんだから
そんなに食べられないし
もう食べたくない
」って
きつく文句言ったら
母は突然ヒステリーを起こし
「ああ、情けない、身体ももう思うように動かないし
私なんてもう生きてる価値がない」
そんなこといって、泣きながら
ふさぎ込んでしまいました。
そのときに、、ふと
遠い昔の記憶が甦りました。
「ああ、母のこんな姿、小さかった時にも見たことがある」
母は昔、頭痛持ちだったんですが
家事をしながら、我慢できなくなると
よくヒステリーをおこしてました。
頭痛かったら休んでいいよ。
ぼくが代わりにするから・・・
本当はそういいたかったんだけど
まだ幼くって非力だった僕は
何をどう手伝っていいのか、
皆目、見当もつかなかったのです。
父は仕事人間で、
土日も会社にいってて
いつ帰るかわからない人だったから
当てにならなかったし。。
助けをもとめることもできなかった。。
こんな時は、ただただ、
重たい無力感の中で嵐が過ぎるのを
待つしかありませんでした。
ふと、そんなことを思い出しました。
ああ、ブルーだな。。
あれれ〜
ひょっとして
母が僕にしてくるこの行動と
僕が周りにしてる行動って
なんか同じパターンかも。。。
ぼくの犠牲グセ、
自分の身体にムチ打ってでも
周りのために◯◯しなければならない
とか
ホントは心地よくないのに
ついつい過剰サービスして
人に尽くそうとしてしまうのは
母の行動パターンとそっくりだよ。。。
そんなことに気づかされました。
（つづく）
▼次回の予告▼
繰り返し起こってくる
人生のネガティブ現象は
どうして起こるのか？
その轍（わだち）から抜けるためには
どうしたらいいんだろう？
実はうちの奥さんが
そのことを教えてくれる
「あげまん天使」だったなんて。。。
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