あいかわらずあまねく音楽広くを聴くというよりも、ほぼロック一筋に近い音楽生活ですが、たまには王道ロックをはずれて毛色の違う音楽を聴きたいと思うことがあります。

クラシックやジャズ、民族音楽などが多いですかね。
それでもいわゆるポップス、中でもJ-POPは聴きません。
だって自分から聴かなくても、いやというほど街中やテレビに溢れてる。
それも必要以上に。

やっぱり限られた時間の中、向かい合って聴く価値のある音楽、その世界にどっぷり入りたい音楽を聴きたいもの。

ちなみに時々絶賛してる坂本冬美などは、音楽として演歌が聴きたくなるのではなく、あくまでも彼女の絶品の歌唱に浸りたくて聴いてます。

で、今回ご紹介するのはアフリカのミュージシャン。

アフリカのサハラ砂漠付近、マリ北東部のキダルを拠点としながらも視線はグローバルに向いているグループ、 Tinariwen
トゥアレグ人で構成されているそうです。

先史時代の壁画で知られるあのタッシリ・ナジェールで録音されたのが、本作 "Tassili" です。

Tassili/Tinariwen

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今までのアルバムはエレキギターを中心とした音創りでしたが、このアルバムはアコースティックが中心になっています。
そのためか、より一層アフリカのサハラ砂漠という風土を感じ取れる仕上がり。
乾いた風や、焼けた大地というイメージがサウンドスケープから拡がって来ます。

それでもロックのグルーブ感をしっかり持っている曲もあるので、他のワールドミュージックよりはとっつきやすいかもしれませんね。

このアルバムを聴いていると、自分がニュートラルになる気がします。

録音も非常にクリアで高音質。
音楽全体が非常にクオリティが高いです。



この雰囲気!


つい最近まで知らなかったのですが、去年だかのフジロックに来たんですね。
1980年代(うわ、もうそんな昔か)、ピーター・ガブリエルを中心にWOMADでワールドミュージックを取り上げ、世界的なムーブメントが起きました。
とは言っても最初は大赤字で、ピタガブは大変だったらしいですが。

そのWOMADも911テロ事件でミュージシャンのビザが取れにくくなり、2001年以降は行われていません。

この Tinariwen だけでなく、世界中にいる優れたミュージシャン。
こういった音楽にどんどん触れて行ってほしいと思います。

見事にツボ。

もちろんロック好きの皆が、というわけではありませんし、同じ世代でも聴いてきたロックの傾向によって印象が違ってくるのも確かでしょう。

でもね、1960年代から80年代のロックを愛した時期のある人には、これはありでしょと言わせるものがあると思うんですよね。

オーストラリア出身の知る人ぞ知るサイケデリックロックグループ、 Tame Impala 。
そのメンバーのひとり(か、ふたり)が別プロジェクトとして立ち上げたのが、 Pond です。

どうやらセカンドアルバムらしい、 "Beard Wives Denim"

Beard Wives Denim/Pond

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別にサイケ好きってわけじゃないけど、冒頭に書いたように、好きな人には実にツボな音楽。
Tame Impala もそうだったんだけど、ギターの音やキーボードの音や使い方、ダルげなテンポやどことなく投げやりなボーカルスタイルなどね。

めちゃくちゃアナログな雰囲気や、ノイズにあふれた曲、そしてこのエコーやキーボードの音。。。

Tame Impala よりもサイケの深度をやや薄め、よりポップにしたのが Pond かもしれません。
それでもメンバーのひとりがやってるだけあって、そこここに Tame Impala臭がプンプンしてます。

元祖60年代のブリティッシュよりも、湿度感が低くカラッとした印象は、やはりオーストラリアのミュージシャンによるものだからでしょうか。









どの曲もシャープでクール。

70年代といえば、今から40年も昔の話です。

その時のロックを再現できているかどうかはまったく気にしませんが、少なくともその時のロックが持つエネルギー感はここに存在しており、それを聴くと自分が無条件に反応してしまう。

懐かしさでもノスタルジーという言葉でも説明しきれないけど、ロックという音楽の持つある種の普遍性であり、磁力のカギのひとつなんでしょうね。

サラリーマンの性ではありますが、連休の終わりが近づくのはなんとも辛いです。


これは何歳になろうが、どういう立場であろうが、いつになっても変わらない。


中には仕事が大好きで、休んでるヒマがあったら会社に行きたい、なんでみんな休んでるんだ、さすがにオレ一人じゃ仕事ができんだろうみんな出てこい、くらいに思ってる人もいるんですけどね。


まあ、そういう人は定年を迎えると目的が失われ途方にくれるケースもあるようで、さらに会社の立場がなくなって命令を出す相手が奥さんしかいなくなって、途端に煙たがれるみたいですけど。


自分は早く定年になって毎日が休日にならないかな、と思うタイプ。

たっぷり音楽聴いて、本を読んで、あちこち旅行に行って。

もちろん金銭的に生活の不安がない前提なので、実現は不可能ですが笑


そして今は、ゴールデンウィークの真っ最中。


昔はよく旅行に行ってましたが、最近は特段の予定を入れずに自宅付近で過ごすことが多くなりました。


ひとつには仕事の関係で、この時期はカレンダー通りの休みしか取れないこと。

そうすると休みも細切れで、どこに行っても行きも帰りも大渋滞で、のんびり過ごすことが難しい。


そしてやはりこの時期は東京でも新緑が鮮やかな、とてもいい気候だということ。

暑くもなく、寒くもなく。

家でゆっくり過ごしても、近場に出歩いても、気持ちがいいです。


そこにちょっとした外食を加えるだけで、スポーツでカラダを動かすだけで、充実した連休が過ごせます。

聴く音楽も、穏やかで爽やかなものが増えます。


お金使って遠くに行って、あわただしく疲れて帰ってきても意味ないじゃん、とさえ思います。


と、思っているうちに、その連休もあと1日。。

どんな使い方をしても、休みの日はあっという間に過ぎて行くのは変わりませんね。

どんだけ時が過ぎるのが早いんだよ、まったく。


なんとも悲しい気分。。

ロッキングオンの最新号で、ジギースターダスト40周年ということで、デビッド・ボウイの大特集をやってます。


へえ、40周年か、このアルバムを自分はリアルタイムで聴いてはいないけど、感慨深いオッサンたちがたくさんいるんだろうな、でも自分も相当に感慨深いぞ、などと思いながらいつのまにか手にとってレジに差し出してました。


もちろん彼自身のインタビューや、イーノからみたベルリン3部作の話など、とっても面白い内容なんだけど、一番感心したのが、編集長・山崎洋一郎による編集後記です。


「若い人達へのボウイ・ナビ」という記事なんだけど、これほど見事にボウイの音楽性を言い当てている文章は少ないです。


ボウイの音楽性は、それこそアルバムごとに180度転換していくほど、よく言えば多種多様、悪く言えば焦点が合わない。

それであれだけのアルバムを出してるんだから、ボウイを聴いたことがないロック好きの若者が、どれから聴き始めればいいのか、その後に何を聴けばいいのか、相当に迷うし、聴く順序によってその人がボウイに対して持つイメージは大きく変わってくるでしょうね。


いかにして、ボウイのアルバムを選択するか。


ボウイの成してきた足跡は今のロックのあり方に多大な影響を及ぼしているので、そのことが良くわかるためのアルバムの聴く順序。


それを解いたのが、この編集後記なんですね。

実に素晴らしい。

ぜひご一読ください。


そして、この編集後記に選ばれなかったアルバム。

その中のひとつである、 Station To Station をブライアン・イーノは史上最高のロックアルバムの1枚であると言う。


それほどに多様に傑作を生んできた、ボウイ。


やっぱりすごい。



最近いいと思ったけれど、なぜかレビューを書く言葉が出てこないアルバムをご紹介。
なんだか最近、集中力がなくてね。。
もともとかなり少ない方でしたが、さらに悪化。

ところで、良く見りゃどれもフルアルバムじゃなくて、EPでした。

Burial "Street Halo / Kindred"
Street Halo / Kindred [解説付・国内盤] (BRC320)/Burial

¥1,600
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イギリスのダブステップ。
不穏な静謐ともいえるひんやりとした雰囲気が素晴らしい。
けっこうヘビロテです。







Daniel Rossen "Silent Hour / Golden Mile"
Silent Hour / Golden Mile [解説付 / 国内盤仕様] (BRWAP332)/DANIEL ROSSEN

¥1,350
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Grizzly Bear の中心メンバーによるソロアルバム。
たしかに Grizzly Bear の世界のエッセンスの一部はこの人が担っているなと納得できる一枚。
もう一人の中心人物、クリス・テイラーのソロがややエレクトロ寄りに行ったのに対し、ダニエル・ロッセンはアコースティック・ベース。
よりシンプル&スムーズですが、そのままグループのナンバーとしても違和感がありません。
ジャケットも素晴らしい。







The Weekend "Sports+Red EP"
Sports/Weekend

¥929
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ほんとは、The Weeknd のアルバムが欲しかったんだけど、間違えて買ってしまったのがこれ。
紛らわしいよね~、eが一文字抜けてるだけなんだから。
音楽はまったく違います。まるで80年代のNew Wave を彷彿とさせるところがあります。
これはこれで、けっこう好き。
どうやらアマゾンのアルバムタイトルと自分が書いたタイトルが違うみたいですね。
もしかしたら、自分が買ったのは期間限定のコンピレーションで、今は売ってないのかもしれません。