12月9日は栃木市出流町の「出流ふれあいの森」から「千部ヶ岳〜剣ヶ峰・出流山」の周回コースを歩いてきました
「千部ヶ岳」は勝道上人が日光開山を決意されたとする山で、護摩壇旧跡や修験場跡とされる場所が残っています
9日は天気があまり良くなかったので、17日に再度「千部ヶ岳」へ登って日光連山を撮ってきました(^^ゞ
歩いたコース:歩行距離: 約14.6km
9:38出流ふれあいの森P~9:41千部ヶ岳遊歩道入口~10:19護摩壇跡10:25~10:30千部ヶ岳~11:10市境界尾根取付~(ルートミス2回)~13:40剣ヶ峰~14:25市境界尾根行き止まり~14:48出流山~15:40出流ふれあいの森P
※剣ヶ峰に降りる枝尾根を間違えるルートミス2回で2時間のロス、そんな事もあって総獲得標高は1,200mを越えていました(^^ゞ
今回のルートマップ
今回参考にさせていただいたサイトです(こちらのほうがいろいろ詳しく載っています、ルートマップもね)
たそがれ様
麓から千部ヶ岳へ続く尾根を見ています
出流ふれあいの森の駐車場からスタート、ジュウガツザクラはまだ咲いていました
来た道を少し戻ると遊歩道入口です
案内板
遊歩道は木段などよく整備されていますが、落枝多数で歩きにくいです^^
熊に注意とありますが、今は狩猟期間中なのでハンターに注意です…この日も時折り銃声が聞こえていました
しばらく登ると「山の神」、残念ながら大正十年製の灯籠は倒れてしまっていました
その後も作業道を横断しながら尾根を登っていくと
千部ヶ岳展望台:護摩壇跡(約520m)に到着です
案内板
文面からは伝承の域を出ないところもありそうですが、勝道もここから男体山を眺めていたんですね
多くの方が護摩壇跡と推測されているところ、残念ながらここからは木々が邪魔をして日光の山々は見えませんでした
この岩の先へ尾根を降りると祠がありました
案内板近くに男体山が望めるスポットですよという看板がありました、ここも気が成長したためかぶってますけどこんなふうに男体山を見てたんですね
北へ伸びる千部ヶ岳へ続く尾根、ここからならばどこからでも日光方面が見渡せたのでは思えました
そして千部ヶ岳(せんぶがたけ)到着です
572mとなっていますがGPSでは562mしかありませんでした
千部ヶ岳の山頂付近からも日光連山がよく見えます、その左側には横根山です
上人は出流での修行ののち横根山(大剣峰)でさらに3年の修行を積んだとされています、この景色を見て「横根山は日光連山の遥拝所みたい」と言われた方がおられますが、上人もまさしくそうだったんだろうなと思いました
先へ進みます
観音入林道・林道方角観音入線分岐
林道方角観音入線方面に進んで林道へ、しばらく林道を歩きます
歩いてる最中もまた銃声…ビビります((((;゚Д゚))))
佐野市と栃木市を分ける境界尾根に取り付きます、ここからは一般の登山道・遊歩道ではありません
ここは取り付きから少し進んだ作業道付近です、実際の取り付きは参考サイトを参照してください
尾根に上がると東側が開けていました、先程まで居た千部ヶ岳・護摩壇跡の尾根が一望です
境界尾根は広く葉っぱも落ちて明るくてとても歩きやすかったです
ここで朗報!歩きだしてすぐにハンターさんと出会いまして、お仲間に無線を入れていただいたので撃たれる心配はほぼなくなりました^^
続いては悲報(T_T)、尾根があまりにも軽快に歩けたことと、完全に剣ヶ峰の場所を思い違いをしていて相当南まで下ってしまったこと、戻ったら今度は1本北の枝尾根に下りてしまったりとやらかし放題でした(^^ゞ
結局2時間くらい行ったり来たりしちゃいました、でもそれも楽しかったですよw
剣ヶ峰へ
こんな枝尾根を下っていきます、目印なんてありませんがGPSを確認しながら行けば間違えません…と間違えた本人が言っております(^^ゞ
展望のある尾根を進んで作業道を横断していくと
剣ヶ峰(543m)到着です
石垣の台の上に祠がありました、祠の文字は読み取れませんでした
ここは修験場跡とされるところです
南に展望が開けています、正面には三峰山
天気が良ければ富士山や新宿方面まで見えるようです
麓の出流山満願寺から見上げる「剣ヶ峰」です
市境界尾根に戻って南下すると、壊れた祠があります
天保六未 四月朔日と読めました
祠の先からは急降下して尾根は続きます
途中の祠にはお賽銭、山の関係者かハンターの方でしょうか
やがて境界尾根は進めなくなります、行き止まりです
その正体は石灰、砕石、山砂などを採っている鉱山です
右端に見える街並みは佐野市仙波の街
少し戻って出流山への入口を探すがまた見つからない
仕方ないのでもう少し手前の作業道から山頂が見えるところまで下りて直登しました^^
出流山(いづるさん:417.2m)、山名板と三角点のある山なのに登山道が無いって(^_^;)
下山も苦労しました
適当に公民館を目指して斜面を下りていったら崖で、やむなく急勾配の杉林を直下降…やばかったです
公民館へ降り立って、いづるやさんの前を通って
無事に出流ふれあいの森駐車へ戻りました
護摩壇跡やそこから望む日光連山、勝道上人の足跡に少しだけ触れることが出来て満足です
尾根歩きも楽しかったし
冬のうちにもう一度、今度は逆周りで行ってみようかな^^
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