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Tamesuke-Goto Maker的Blog

地域ISP管理者だけれど、ここ3年ほどMakerなJobが増えたのでまとめてみたいと思います 旧ハンドル Ringoro

10/8日に秋葉原真空管オーディオフェアに行ってきました。
 
WE13A がすごく良かったのと テクソルのKRの真空管が良い音でしたねえ。。でもあれ高い。。
 
 
フェアで真空管が安かったので自宅のアンプ用にと買って来ました。
 
下の写真、見たことある人はいっぱいるでしょう。ヤフオクに出ている中国製のシングルアンプキットです。元は6L6GCに設計されているのを昇圧トランス追加、電圧電力管バイアス電圧変更、三結改造してNOS-6BQ7、Groove TubesのKT66でしばらく鳴らしていました。
も少しパワーが欲しいのと6DJ8系のプリ菅を使ってみたいので6922+SV6550へ交換。6922はNOS菅の様です。 
 
音はだいぶ改善されましたー ダイナミックレンジも広がったし分解能も高い、満足です。ちょと高域が派手気味なのですがエージングで落ち着いてくるでしょう。
 
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実は、この中国製アンプのパワートランスの定格では電力管のヒータ電流は3Aなので6550/KT88系(1.6Ax2)では定格若干オーバなのです。ただ、昔の雑誌の製作記事には3AトランスにしれっとKT88x2を駆動させている例があったのでまあよかろうかと。あまりトランスが熱くなる様ならあとで考えます。

 

 

以前純正な和音の試験をやってみたので、

 

https://ameblo.jp/tamesuke-goto/entry-12310103429.html

 

 レガシーMIDIモジュールの方でも古典調律が使える様にFnumberを計算してみました。

 

参考URLはこちら

http://voce.main.jp/MameChisiki/Tyouritu.htm

 

表計算ソフトで計算しました

和音が綺麗でバランスが良さそうなのはキルンベルガーの様なのでこいつを採用します。

調律法として他にはヴェルクマイスターが長らく使われてたそうですが、ヴェルクマイスターは純正な音間隔をセント値で微調整するので計算が少々面倒です。キルンベルガーは純正5度、3度の整数演算の組み合わせで算出できるのでこちらでやってみます。

 

 

Fnumbはできればあと2bit分解能があればピュアになるのですが、、、動画撮っていませんが、これでも和音は綺麗です。旋律的には長3度が狭いのでそのまま弾くと確かに物足りない感じはありますが。

12等分平均律の調律法が一般的になったのは戦後からなので、Jazzのスタンダードナンバーなどはこれらの古典調律(といってもそんなに古くない)で演奏されるのが正しいスタイルです。

コードネームを発明したとされるジェリーロールモートンもこのあたりの調律を施されたピアノを前提にしていた事は確かなので調律の件はクラシックだけでなくJazzやBluesの世界でも再考すべきであると考えています。

 

 

 

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YMF825 レガシーMIDIモジュール のピッチベンドはYAMAHAのサンプルを参考にテーブル参照にしたのですが、実際に動かしてみると、、、何か、オクターブ上の方が調子っ外れ、音程が低く聴こえてきます。気のせいかなと思ったのですが、気のせいではない様です。

 

Yamahaサンプルでは テーブルからYMF825への設定値は 256...1023になっています。オクターブ上なら 1024 を設定するのが正しいのですが、1023では 

 

1024/1023 = 1.00097751711 

 

の誤差。

 

この誤差のセント値を計算してみます。(gooleカリキュレータから)

 

 

おおおそ1.68 セントの誤差です。

これくらいならわかりますね。

 

テーブル値を1024に修正したら自然に聴こえる様になりました。

MIDIキーボードからのベンドメッセージの誤差の可能性もありますが、テーブルの最大値は1024にしておくのが良いと思います。