FM音源でやってみたかった事 純正なハーモニーを出す実験
昔のプロセッサの連載でもやってみた事ですが、YMF825でも試してみました。
音色は分かりやすいように倍音の少ないオルガン的な音色を使うことにします。
純正1回、平均律1回 づつ繰り返しています。平均律の時に低音の唸りがゴウゴウという感じに響いているのが分かるでしょうか。これで声部数が増えたりすると唸りどうしがさらに唸りを発生させたりして全体が濁ってしまうのが平均律の問題点なわけです。
残念ながら厳密に純正な和音を出すにはYMF825のFnumbの精度はちと悪いです。0.5ヘルツくらいの誤差がどうしても出てしまうのでできればあとプラス2bitくらいの精度がほしいところです。
この例では3度の音を純正に合わせて調整しています。
ルート=5度の音程をジャストな処を設定できればもっと良いのですが、そのためにはFnumb全体を見直さなければならないのでとりあえずこの程度まで。。
keyon(0x14,0x65,0);
delay(800);
// keyon(0x1c,0x42,1);
keyon(0x1c,0x3E,1);
delay(800);
オルガンの音色
unsigned char tone_data[35] ={
0x81,//header
0x01,0x05,
0x00,0x7F,0xF4,0xAF,0x00,0x10,0x00,
0x00,0xAF,0xA0,0x0E,0x02,0x10,0x00,
0x00,0x2F,0xF3,0x9B,0x00,0x20,0x00,
0x00,0xAF,0xA0,0x0E,0x00,0x10,0x00,
0x80,0x03,0x81,0x80,
};