YMF825で古典調律 | Tamesuke-Goto Maker的Blog

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地域ISP管理者だけれど、ここ3年ほどMakerなJobが増えたのでまとめてみたいと思います 旧ハンドル Ringoro

以前純正な和音の試験をやってみたので、

 

https://ameblo.jp/tamesuke-goto/entry-12310103429.html

 

 レガシーMIDIモジュールの方でも古典調律が使える様にFnumberを計算してみました。

 

参考URLはこちら

http://voce.main.jp/MameChisiki/Tyouritu.htm

 

表計算ソフトで計算しました

和音が綺麗でバランスが良さそうなのはキルンベルガーの様なのでこいつを採用します。

調律法として他にはヴェルクマイスターが長らく使われてたそうですが、ヴェルクマイスターは純正な音間隔をセント値で微調整するので計算が少々面倒です。キルンベルガーは純正5度、3度の整数演算の組み合わせで算出できるのでこちらでやってみます。

 

 

Fnumbはできればあと2bit分解能があればピュアになるのですが、、、動画撮っていませんが、これでも和音は綺麗です。旋律的には長3度が狭いのでそのまま弾くと確かに物足りない感じはありますが。

12等分平均律の調律法が一般的になったのは戦後からなので、Jazzのスタンダードナンバーなどはこれらの古典調律(といってもそんなに古くない)で演奏されるのが正しいスタイルです。

コードネームを発明したとされるジェリーロールモートンもこのあたりの調律を施されたピアノを前提にしていた事は確かなので調律の件はクラシックだけでなくJazzやBluesの世界でも再考すべきであると考えています。

 

 

 

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