カールトンE シンプル・イズ・ベスト仕様
フロントシングル化で変速ダメダメで、仕様が右往左往していたカールトンですが、ようやく決心がつきました。tanpan&42Tで更なる改造泥沼を味わってみるのも良いですが、ここは妥協して男らしく思い切って、11-36Tカセットそのままで坂と対決することとします!これでリヤ変速回りはシマノ純正部品で固められたことになり、組合せはイレギュラーなものの各パーツ本来の動作は保証され、まともに変速するようになりました。シマノ系のフロントシングルとしては、最もシンプルな形となります。フロント38T楕円 × リヤ11-36TリヤディレイラーRD-M772-SGSの対応最大歯数34Tに対し、2Tオーバーしていますが、RNC7でも3Tオーバーで使用している実績があり、この程度ならBテンションさえ調整すれば変速性能低下は軽微です6Tや8Tオーバーでは変速劣化が著しいとが判明したのが今回の残念な収穫CXの世界では当たり前に行われていた改造なので何とかなる思っていましたが、見通しが甘かったです* * * *こんな妥協してまでフロントシングル化するメリットがあるのか?とお思いの方もいる(いやほとんどの方が思っている?)かもしれませんが、私は充分価値があると思って行っています。フロントシングルのメリット・デメリットについては、先月のサイスポ誌にもまとめられていましたが、サイクリング主体の私にはほぼメリットしか感じられません。複数台お持ちの方には、ぜひ一台フロントシングル化してみることをお勧めします。 ●メリット ①軽量化 ②変速操作が直感的でストレス低減 ③踏み心地が良い ●デメリット ④カバーするギヤ比レンジが狭い? ⑤ギヤ比の刻みが粗い?以下、文字だらけですが一応私の(かなり偏見に満ちた)見解です。①軽量化改造前後で計量するのを忘れていたので説得力がありませんが、フロントのチェーンリングが1枚で済み、フロントディレイラーとワイヤーが無くなる分で、カセットが重くなる分は充分賄えます。トータルで100~200g程度軽くなるはずです。②変速操作が直感的でストレス低減自然の野山を走っていると刻々と変化する上り・下り、そして追い風・向かい風の影響も複合され、アウターorインナーどちらで行くか迷うことが有ると思います。そしていざ変速となれば、右手と左手を同時に逆の変速操作をする必要があります。フロント変速を伴う場合、脚のトルクを一瞬抜いてやる必要もあります。フロントシングルの場合、そんな面倒なことを考える必要はなく、ただ単にスピードの出やすい道か出にくい道か足裏で感じ取り、出やすければシフトアップ、出にくければシフトダウンを右手で行うだけです。電動が嫌いでメカシフトに拘る方には、この上ない快適アイテムとなるはずです。③踏み心地が良いアウターとインナーで踏み心地が違うことは皆さん気づいていますよね?アウターでは硬く(重いではなく硬い)、インナーでは柔らかく感じているはずです。理由は簡単で、同じ踏力でもクランク長とチェーンリング半径のテコの関係で、インナーの方がチェーンテンションが高くなり、チェーン自体の弾性伸びが大きく、そしてチェーンステーのたわみも大きくなるためです。私は今までいろんなバイクに乗った結果、種々の歯数のチェーンリングを経験しており、その中でもノーマルクランクインナー相当の39Tが硬すぎず柔らかすぎず、最も踏み心地が良く、ロングライドでも疲れにくいと感じています。 経験した歯数:22,26,30,32,34,36,38,39,40,44,46,48,50,52,53Tフロントシングル化する場合、余程剛脚の方でない限りチェーンリングは40T前後となるはずで、踏み心地の良い歯数付近で使えることになります。(剛脚の方は硬めが好みのはずで、それはそれでマッチするはず)④カバーするギヤ比レンジが狭い?シングル38×11-36Tと、ロードバイクで一般的と思われるダブル50/34×11-28Tで比較してみますと、最大ギヤ比と最小ギヤ比の倍率は、 ●シングル (最大38/11=3.45)/(最小38/36=1.06)= 3.28 ●ダブル (最大50/11=4.54)/(最小34/28=1.21)= 3.74となり、それほど大きな差はありません。決してレンジが狭いわけでは無いのです。38×11-36Tのシングル仕様でどの程度走行可能か数値的にシミュレーションすると ●38×11で150rpm最高速 : 66.4km/hで法規上出していい速度を超えている ●38×11で120rpmで回す : 53.1km/hでまだまだ充分トルクを掛けていける ●38×11で 80rpmで回す : 35.4km/hとなり平地巡航としては充分満足レベル ●38×36で 80rpmで回す : 10.8km/hとなり、総重量75kg出力150Wとして 斜度6~7%程度までは回転落ちず何気なく登れる ●38×36で頑張って踏む : 20%程度も登れる(延々とは無理だが小峠は可能)この通り、普通にサイクリングするには不足を感じることはありません。高速側が弱いと言えば弱いですが、これで物足りないなら、チェーンリングを大きくして高速側に振れば良いだけのことです。それに対しダブルはどうでしょう?50×11はレースで70km/hで競り合いしない限り必要にならないでしょうし、逆に34×28で坂が苦しく平地ばかりの方もいるのではないでしょうか。一般的なダブル仕様が決して必要かつ充分なギヤがあるわけではありません。ダブルに固執する理由は無いのです。あるとすれば、立派な大きなアウターリングが無いのが嫌という見た目的な問題だけではないでしょうか。⑤ギヤ比の刻みが粗い?これは否定はしません。カセットの歯数構成を見れば明らかですからね。 ●シングル 11-36T 10s:11-13-15-17-19-21-24-28-32-36 ●ダブル 11-28T 11s:11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28ただしシングルで使用頻度の高い中央付近15T~21Tに関しては全く同一です。刻みの粗さが気になるのは、比較的一定ケイデンスで回したい平坦基調の時だけで、急傾斜で高トルクで回したり、高速で高ケイデンスで回したりする際にはそれほど気になりません。そのためカセット両端の刻みの粗さの影響はあまり無いと感じています。* * * *以上の様なフロントシングルへの思い入れがあり、今回改めて文字にして、やはりこのシンプルなシステムが私にはベストだと確認できました。異論がある方はご意見お受けします。ただし無制限に来られても困るので、ご意見者様の推奨する仕様のバイクで表富士5合目まで登って来られた場合に限ることにします(笑わたしもカールトンでそこまで一緒に行けるよう頑張りますから。RALEIGH Carlton-E シンプル・イズ・ベスト仕様【SPECIFICATIONS】Frame :RALEIGH Carlton-E 55cmFork :RALEIGH CARBONHandlebar :3T ERGONOVA PRO C-C40cmStem :RALEIGH 17° 100mmSeat Post :RALEIGH Φ27.2Saddle :VELO VL-3141WCrankset :SHIMANO 105 FC-5750 172.5mm absoluteBLACK OVAL CX 38TB.B. : SHIMANO 105 SM-BB5700Shifters :SHIMANO105 ST-5703Derailleur Rr :SHIMANO XT RD-M772-SGSBrake Calipers:SHIMANO 105BR-5800Casette :SHIMANO XT CS-M771-10 11-36TChain :SHIMANOULTEGRA CN-6701 104LinksWheels :SHIMANO DURAACE WH-9000-C24-CLTires :Panaracer GRAVELKING700x28CTubes :Panaracer R'AIR 700x23-28cPedals :SHIMANO PD-A600Weight :8.1kg