3回手術を受けた、お腹の傷跡 | 婦人病と20年 絶対知るべき女の憂鬱

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ハタチで受けた卵巣嚢腫摘出手術。
それから20年。
3回目の手術で巨大卵巣嚢腫と共に子宮も卵巣も全部摘出し、これで終わったことを切に願う。

男性の皆様、女って大変なんだぞ。
女性の皆様、どうぞ気を付けて。

これは他人事じゃない、誰もが知るべき事。

 

3回手術を受けた私のおなか

 

    

 

 

はい、こんな感じです。

 

なんだか、顔みたい?

 

20歳の時の横切り。

25歳の時の腹腔鏡のちょんちょん×3ヶ所。

(プラス、元あった横切りの傷の真上に穴を開けて、4つ穴だった)

40歳の時の縦切り。

 

3回の手術を経て、私のお腹はこんなんになりました。

 

 

 

絵ではなく実際のところは。

 

横切りの7cmの傷は下の毛で半分隠れている上、色も薄茶色になっていてあまり目立たず。

手術した時にはもう少し長く切ったのに、傷は少し小さくなった気もします。

 

腹腔鏡の穴は、お臍の所は穴の中だからパッと見全然わからないし、左のちょんは5㎜程度だからシミみたいなもの。

右のちょんは1.5㎝あるからすぐわかるけど、キレイだからそこまで目立たず。

 

そして縦切りの傷は11cm。

下の方2cm程度が軽いケロイド状である上、まだ新しいから色もそれなりに濃く、色白のお腹に隠すものがないからすごく目立つ。

さらにお酒でも飲んだ時には、くっきりしっかり赤く浮かび出る。

 

 

 

 

ハタチの最初の手術の時。

 

先生は、「気にせずビキニだって着られるように、なるべく目立たないように切るからね!」

と、できる限り下の方を切ってくれました。

(まぁそのせいもあって手術はやりにくかったようですが…。「下半身麻酔の強烈な思い出」)

 

下の毛に隠せるとは全く思っていなかったので、思いのほか目立たなくて済んで、とてもホッとしたのを覚えています。

 

 

 

次にいわば一番“オンナざかり”とも言える、25歳の手術の時。

 

腹腔鏡だから、あまり心配はしていませんでした。

でもやっぱり、小さいとは言え何ヶ所も傷ができたというのがちょっと。

まだシミもないキレイな白いお腹だし。

 

そして布面積が小さなパンツを履いた時には隠せなくなった……っていうか小さなパンツだとちょうど傷の所にゴムが当たるから、しばらく可愛いパンツが履けなくなったのが、地味に悲しかった。

 

 

 

最後にシミも増えてきた40歳の今回。

 

わかっていたつもりだったけど、縦切りの傷の、予想以上の存在感。

遠目で鏡を見てもすぐにわかる大きな傷。

 

こんなにも、目立つものか、と……。

 

 

 

 

3回の手術を経て、私のお腹はこんなんになりました。

 

もうどうせビキニなんて着ることもない。

恥じらいを持った、純情な恋をすることもきっともうない。

 

だから、気にしない。

 

 

 

 

……そう、心のどこかで、自分に言い聞かせてる気がします。