下半身麻酔の強烈な思い出 | 婦人病と20年 絶対知るべき女の憂鬱

婦人病と20年 絶対知るべき女の憂鬱

ハタチで受けた卵巣嚢腫摘出手術。
それから20年。
3回目の手術で巨大卵巣嚢腫と共に子宮も卵巣も全部摘出し、これで終わったことを切に願う。

男性の皆様、女って大変なんだぞ。
女性の皆様、どうぞ気を付けて。

これは他人事じゃない、誰もが知るべき事。

前回のブログで全身麻酔のお話をしましたが、全3回の手術のうち、実は私、下半身麻酔も経験しています。

 

1回目:開腹手術 → 下半身麻酔

2回目:腹腔鏡下手術 → 全身麻酔

3回目:開腹手術 → 全身麻酔

です。

 

下半身麻酔というのは要するに、下半身は痛くも痒くもなく、動かすこともできないけど、頭は覚醒している状態で手術する、ということ。

 

1回目はもうかれこれ20年も前の話なので、流れなど詳細までは覚えていないんですが、強烈に覚えていることがふたつあるんですよね。

 

 

 

ひとつめは、痛くもない割に、なんだか内臓が触られてる感覚はある、ということ。

「あ、今なんか胃か何かが引っ張られたぞ。」

みたいな。

 

痛くないものの、なんか気持ち悪かったですねぇ。

 

 

 

そしてふたつめ。

これは本当に勘弁してくれと思ったのですが。

 

医師やスタッフの声が丸聞こえだったんですよ。

患者に聞こえていることを意識して気を遣うべきなのに、私の時は、その気遣いが全くなかったんです。

 

『うわっ!なんだこれ!?』

『わー、これはやりにくいなー』

 

私の内臓を触りながら、執刀医がそんな風に言ってるわけです。

 

ありえないでしょ。

患者を不安にさせてどうする。

 

 

 

ま、昔の話ですから、今の時代はそんなことはないのだと思います。

全身麻酔とは違うけど、下半身麻酔と合わせて薬で眠らせたり、ヘッドフォンを付けて周囲の音を聞こえなくしてくれたり、なにかしらの対応がされるようですね。

 

全身麻酔は体への負担が大きいと言いますから、本当は下半身麻酔の方が良いのでしょう。

でも……もしまた手術するとしたら、全身麻酔がいいかなぁ。