婦人病と20年 絶対知るべき女の憂鬱

婦人病と20年 絶対知るべき女の憂鬱

ハタチで受けた卵巣嚢腫摘出手術。
それから20年。
3回目の手術で巨大卵巣嚢腫と共に子宮も卵巣も全部摘出し、これで終わったことを切に願う。

男性の皆様、女って大変なんだぞ。
女性の皆様、どうぞ気を付けて。

これは他人事じゃない、誰もが知るべき事。

『子宮が疼く』

という言い方がはたして正しいのかどうかは知りませんが、おそらくほとんどの女性にはこの感覚がわかるのではないかと思います。

例えばエッチなシュチュエーションになった時。

なんだか膣の奥の方が“ジュンっ”と言うか“キュンっ”と言うかして、“うずうずっ”として、そしていわゆる“濡れた”状態になるのですよね。



私、気付いちゃったんです。

手術で子宮や卵巣を全摘して以降、この現象が一度も起きていないことに。

新たに好きな人ができて、好きな人と体も繋がることも大きな喜びなのは確かなのに、そういうシチュエーションになっても、私の体の中心は全く反応しない。

最初は、まだ好きな気持ちが足りないのかなーと思いました。

それか、短縮膣や乾燥膣やカンジダやお腹の傷、気になることがいっぱいすぎて、それが優ってしまっているのではないかと。

でも、いつまで経っても疼かない。



そう、たぶんこれはやっぱり、卵巣がなくなって性ホルモンのテストステロンやエストロゲンが分泌されなくなったから。

過去のブログで、術後約半年は全く性欲がなくなったということを書きましたが、それ以降も、パートナーができた今もなお、やっぱりいまいち性欲は復活していない気がします。

普通に卵巣がある人の更年期は、女性ホルモンが減少することで男性ホルモンが優位になり、逆に性欲が増すこともあるらしいじゃないですか。

別にそうなりたかったわけではないんですが…

もしかしてこれ、私にとって、全摘出して一番物悲しく感じたことかもしれません。