11月22日にオープンした
すみだ北斎美術館に行ってきました。
チケットを購入したら、エレベーターで4階へ。
4階→3階、という観覧順路。1階はグッズ売り場。
企画展は「北斎の帰還」
葛飾北斎(1760-1849)は、本所割下水(現在の墨田区北斎通り)
付近で生まれ、およそ90年の生涯のほとんどを
区内で過ごしながら、優れた作品を数多く残しました。
本展のタイトルには、二つの「帰還」の意味が込められています。
一つ目は、約100年余りも行方知れずとなっていた
幻の絵巻「隅田川両岸景色図巻」が、平成27年に再発見され
海外から日本へ里帰りしたことを意味します。
二つ目は、世界に散逸した北斎の名品が、生誕の地
すみだに再び集められ、それが北斎専門の美術館で展示される、
つまり北斎が名品とともにすみだに帰ってきたことを意味しています。
これら二つの意味での「北斎の帰還」を祝い、
序章「北斎のイメージ」、1章「北斎の描いたすみだ」、
2章「幻の絵巻-隅田川両岸景色図巻-」、
3章「名品ハイライト」、以上の4つの構成で、前後期合わせて
約120点の名品を選りすぐり展示いたします。
海外に流失していて100年余まったく行方が
知られていなかった長さ約7メートルの幻の絵巻
「隅田川両岸景色図巻」は見応えありました。
両国橋から山谷堀あたりまでの隅田川両岸の景色が
描かれているのですが、赤い杯を持って、吉原で
遊興している男性が、北斎自身ではないか、
という説があるそうです。 ↓
常設展では一部写真撮影不可マーク以外は撮影OK。
関東大震災で焼失してしまい、白黒写真から
最新技術を用いて復元した「須佐之男命厄神退治の図」
あづま与五郎残雪 伊達の与作せきの小万 夕照
冨獄三十六景 凱風快晴
北斎のアトリエの様子
ずっと見ていると阿栄の腰と、北斎の腕が動きました。
デジタル画像で観覧できたり、版画の制作工程の
提示物もあったりして面白かった。