応援しているNYのジャマイカレゲエのアーティスト、
Beniton aka Jackfrostt ♡
昨夜うっかり間違えて通話ボタンを
押してしまい、CALLになったのであわてて切ったが
10分後に折電が来てビックリした。
ビビりながら電話に出て、間違えたことをただただ平謝り。
ノープロブレム、謝らなくいいよ、と言ってくれたけれど
通話料金が発生するかも、とパニックだった。
見かけは怖そうなのだけれど、いつもこっちが勝手に送る
ネイル写真や画像にすぐ返信をくれてKING OF 神対応。
神対応云々は抜きにしても、彼の声と音楽性と
カリスマ性はたまらなく魅力的なんだよな~
スーパービッグスターになりますように…





今もう8月だけど、6月に観た舞台の話。

★ 尺には尺を
★ コペンハーゲン
★ マ―ダーフォーツー
★ コクーン歌舞伎 「四谷怪談」
★ あわれ彼女は娼婦
★ ブライアン・マックナイト ライブ
★ ラディアント・ベイビー
★ 劇団AUN「桜散ラズ…」
★ ニックウェスト featuring ジョン・ブラックウェル

ニックウェストは、故プリンスが認めた女性ベーシスト、
共演のジョン・プラックウェルはプリンスの
ニュー・パワー・ジェネレーションの
名ドラマー、という豪華メンバー。
3人のベーシストの、のけぞりパフォーマンスやら
ジョン・ブラックウェルの高速ドラムに大興奮。
プリンス生前のエピソードも聴けて素晴らしいステージだった。

<出演>

二ック・ウェスト(ベース、ヴォーカル)
ジョン・ブラックウェル(ドラムス)
ニシェル(バックヴォーカル)
ヒュービー・ワン(ギター)
アリエル・ベルヴァレイア(ギター、ヴォーカル)
クリス・ターナー(キーボード)
RJノーウッドJr.(パーカッション)








動画だけでもカッコイイけど
実物はめちゃくちゃファンキーでカッコ良かった~!



長らく放置してしまいましたが皆さまお元気でしょうか?

放置期間中、コクーン歌舞伎「四谷怪談」、「あわれ彼女は娼婦」、

「MURDER for Two」等の観劇をしておりましたが、

忙しさにかまけてブログ更新をさぼってしまいました。

特に「MURDER for Two」に関しましては、チケット入手困難につき、

観劇をあきらめておりましたら、ブロ友様が貴重なチケットを

譲って下さいまして、観る事が出来ました。

ありがとうございました ≧(´▽`)≦





昨夜は、久々にビルボードライブ東京に、ソウルラブバラードのキング、

ブライアン・マックナイトのライブに行ってまいりました。




MTVからお花が…




キースをオーダー。満席でした。





今年3月にリリースされた14作目「ベター」。

「今までで最高の作品」とマックナイト自身胸を張る今作は、

バンドの生演奏をメインにした音作りが特徴のアダルトな雰囲気の作品。

大阪2公演、東京6公演の最終公演回。席は3列目ほぼセンター。

バンドメンバーに続き、マックナイト登場で、

女性陣の悲鳴のような歓声。会場の熱気がすごかった。

青チェック柄のシャツに、グレーのパンツで登場のマックナイト

歌いながら腰を回したり、突き出したり、とセクシー。

途中ラップが入ったり、女性客に標準を合わせて歌詞を歌いあげたり、

手の甲にキスしたり、ウインクしたり、と女性陣のハ―トをわしづかみ!

隣のテーブル女性は感極まってライブ中ずっと泣いてたな~





歌によってはギター弾き語り、ピアノ弾き語り。

歌詞もメロディも甘く切なく、かつ、艶めいてセクシーな歌声に

身も心もとろけそうになり、このまま時が止まればいいのに

…と思ったくらい(´∀`)

アンコールではけるまで一度も水分補給なしで歌いっぱなしだった。

強靭な喉の持ち主。濃厚で夢のようなステージに

すっかり魂を持って行かれてしまいました。

インスタグラムで奥様とのラブラブ写真を発信している超愛妻家の

マックナイト様!仕事もプライベートも愛に満ちあふれていて

同じ空間にいただけで昨夜は愛のおすそ分けをいただけたような

気分になりました。本当に素晴らしかった~ ≧(´▽`)≦







終演後はサイン会がありましたが、グレーのTシャツに

着替えて登場したマックナイト様。緊張しすぎて

素晴らしいステージだった事を伝えるだけでいっぱいいっぱい。

サインだけでも感激でしたが、最後にハグもしてもらえて感無量…

サインは我が家の家宝にするつもりです

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6月8日(水)シアタートラム13:30開演の

「コペンハーゲン」を観に行きました。





作 : マイケル・フレイン

翻訳 : 小田島恒志

演出 : 小川絵梨子

出演 : 宮沢りえ、段田安則、浅野和之




 

公演プログラムは700円




<タイムテーブル>


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<あらすじ>


1941年秋のある日、ヨーロッパは第二次世界大戦の只中にあった。

ドイツの物理学者ハイゼンベルク(段田安則)は、かつて師と仰ぎ、

共に研究に従事したデンマーク人の物理学者ボーア(浅野和之)と

その妻マルグレーテ(宮沢りえ)に会うために、デンマークの首都、

コペンハーゲンを訪れる。コペンハーゲンはナチス・ドイツの

支配下にあり、ユダヤ系であるボーアはナチスの監視下にあった。

ナチス政権下で原爆開発チーム「ウラン・クラブ」の一員となっていた

ハイゼンベルクにしても、自由な行動は当然許されていない。

そんな中で、なぜハイゼンベルクはリスクを冒してボーアのもとを

訪ねたのか。連合国側に通じていると見たボーアの同行を探るためか?

あるいは、ボーアをナチス側に引き込むためなのか?

それとも、ドイツの原爆開発を自ら阻止する思惑があったのか?

かつての師弟がお互いの真意を探り合う様子を、

マルグレーテが時に会話に加わりながら見つめている。

果たして「あの謎の一日」に何があったのか。

3人は過去と現代を行き来しつつ不確かな記憶と言動を

さかのぼり、確かな真実にたどり着こうと試みるのだが…







j通常の会話台詞だけでなく、説明台詞や

心の声もあり、膨大な台詞量の舞台だった。

科学者としては神の領域に入り込むという認識があり、

自分の発見したものが、殺人兵器として使用されると

分かっていても使用してみたい、という欲求は抑えがたいのだろうか。

結局、ユダヤ人を迫害したことで、多くのユダヤ人系の

有能な物理学者が国外に脱出した事により、ドイツの

原爆開発は連合国に遅れをとってしまったのではと思った。

「相補性理論」やら「不確定性原理」やらと、難解な言葉が

出てきて難しかったけれど、熱量のすごい舞台だった。



6月4日(土)BUNKAMURA ル・シネマに

ナショナル・シアター・ライブ「ハムレット」を観に行きました。



上映時間は約3時間27分 (途中休憩あり)




チケット発売開始から満席まであっという間だった。




作 : W.シェイクスピア

演出 : リンゼイ・ターナー

出演 : ベネディクト・カンバーバッチ 他



<登場人物>


ハムレットの父の亡霊
クローディアス:デンマーク国王
ガートルード:王妃、ハムレットの母
ハムレット:先王の息子、現王の甥
ポローニアス:内大臣
レアティーズ:ポローニアスの息子
オフィーリア:ポローニアスの娘
ホレイシオ:ハムレットの友人
ローゼンクランツ:ハムレットの学友、国王のスパイ
ギルデンスターン:上に同じ
フォーティンブラス:ノルウェー王子
旅役者たち:ハムレットの依頼で劇中劇を演じる
墓掘り:道化




<あらすじ>


デンマーク王が急死した後、王の弟クローディアスは王妃と結婚し、

跡を継いでデンマーク王の座に就く。父王の死と母の早い再婚とで

憂いに沈む王子ハムレットは、従臣から父の亡霊が夜な夜な

城壁に現れるという話を聞き、自らも確かめる。亡霊に会った

ハムレットは父の死はクローディアスによる毒殺だったと告げられる。

復讐を誓ったハムレットは狂気を装う。王と王妃はその変貌ぶりに

憂慮するが、宰相ポローニアスは、その原因を娘オフィーリアへの

実らぬ恋ゆえだと察する。父の命令で探りを入れるオフィーリアを、

ハムレットは無下に扱う。やがて、王が父を暗殺したという確かな証拠を

掴んだハムレットだが、母である王妃と会話しているところを隠れて

盗み聞きしていたポローニアスを、王と誤って刺殺してしまう。

オフィーリアは度重なる悲しみのあまり狂い、やがて溺死する。

ポローニアスの息子レアティーズは、父と妹の仇をとろうと怒りを燃やす。

ハムレットの存在に危険を感じた王はレアティーズと結託し、

毒剣と毒入りの酒を用意して、ハムレットを剣術試合に招き、

秘かに殺そうとする。しかし試合のさなか王妃が毒入り酒を飲んで死に

ハムレットとレアティーズ両者とも試合中に毒剣で傷を負う。

死にゆくレアティーズから真相を聞かされたハムレットは、

王を殺して復讐を果たした後、事の顛末を語り伝えてくれるよう

親友ホレイショーに言い残し、死んでいく。



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役の名前はそのままで、服装も設定も現代風の「ハムレット」だった。

屋敷内のセットは、歴史を感じるような重厚さがあった。

ホレイシオが眼鏡をかけてカジュアルな姿で登場。

腕にも首にも刺青がほってあり、ハムレットのマブ達風。

笑えるシーンもかなりあって、ハムレットが狂ったふりをする

シーンでは、イギリス王室の近衛兵の恰好をして、

太鼓をたたきながら歩いたり、あるはずのない階段を

降りるふりパフォーマンスをしたりして、客席は大ウケ。

一番面白かったのは、墓堀人が、傍らで見ている王室の

スタッフに「狂ったハムレットはイギリスに送られたらしいが、

イギリスだったら目立たなくていいね。イギリスは

おかしい奴らばかりいる国だから」と言うシーン。







一幕の終わりに舞台袖から大量の茶色い紙吹雪が舞って、

まだ終わりでもないのにこんなに散らかって、二幕はどうするんだろう…

と思っていたら、二幕では屋外の設定が多く、屋敷のセットは

組んであるものの、舞台床を覆った茶色の紙吹雪を

地面に見立てての演出になっていたのが斬新だった。

狂ったオフィーリアは、頭に大きな円形脱毛症が出来ていて、

ピアノ弾き語りで歌を歌い、妙にリアル。

王妃ガートルードがオフィーリアが溺死した様子を語る台詞で、

「裳裾は大きく広がってしばらくは人魚のように川面に浮かびながら…」

云々の長く美しい描写を聞いているといつも不思議な気分になる。

人が一人死んでいるとは思えないなんとも優雅な描写だ…





父王が殺された事よりも、父を殺した弟と再婚した

母の方が許せないように見えるマザコンハムレット…

ガートルードとハムレットが言い争うシーンは迫力があった。

母親を「淫乱メス豚」呼ばわりする息子。取り乱しおろおろする母。

私も少し観劇をひかえないと、「尼寺へ行け」とか言われそう…

台詞の訳詞がダイレクトで簡潔で分かりやすかったし、

何よりカンバーバッチの演技が最高だった。


さいたま芸術劇場内。








台湾と韓国のファンからのお花。ワールドワイドな人気の藤木さん。






記帳してきました。




泣きながら手を合わせている人を見たら

また涙が止まらなくなってしまった。



蜷川さんの手形のお写真。

埼玉県人としては、さいたま芸術劇場の

行く末が気になります。




6月1日(水)さいたま芸術劇場18:30開演の

彩の国シェイクスピアシリーズ第32弾

「尺には尺を」を観に行きました。

ネタバレありますのでお気を付け下さい。





新宿三丁目から与野本町へ



<オリジナルグッズ>





公演プログラム




<タイムテーブル>





作 : W.シェイクスピア

翻訳 : 松岡和子

演出 : 蜷川幸雄


<出演>

藤木直人、多部未華子、原康義、大石継太、廣田高志、

間宮啓行、妹尾正文、岡田正、清家栄一、飯田邦博、

新川將人、野辺富三、立石涼子、石井愃一、辻萬長

周本絵梨香* 、鈴木彰紀* 、竪山隼太* 、堀源起* 、

手打隆盛* 、松田慎也*、内田健司* 、浅野望*  他


*…さいたまネクスト・シアター



<あらすじ>


舞台はウィーン。この街を治める公爵のヴィンセンショー

(辻萬長)が、領地での全権をアンジェロ(藤木直人)に委任し、

国外に出かけた。実はヴィンセンショーは修道士の姿に変装し

国内に留まり、権力が人をどう変えるのか、観察したいと

思っていたのだ。ヴィンセンショーの統治下で法に寛容で

あったことに不満を持っていたアンジェロは、街を厳しく取り締まる。

折悪く、クローディオという若い貴族が、結婚の約束をした

恋人ジュリエットを妊娠させてしまう。厳格な法の運用を決めた

アンジェロは、「結婚前に関係を持つことは法に反する」と、

彼に死刑を宣告する。クローディオの友人ルーチオは、

修道院にいるクローディオの妹イザベラ(多部未華子)を訪ね、

アンジェロに会って兄の死刑の取り消しをするように頼む。

兄思いのイザベラはアンジェロに面会し慈悲を求めるが、

何とアンジェロはイザベラに恋をしてしまい…。







化粧室にいたら「開演15分前です」というアナウンス。

え?15分も前から?と思ったら、舞台上にいるキャスト向けだった。

何分前からいたのか分からないのですが、席につくと

ガランとした舞台上で、たくさんのキャストが

動き回り、ストレッチをしたり、発声練習や台詞の練習を

していたのでビックリ。「開演5分前です」というアナウンスが

かかると、出演者が一斉に衣装のローブをはおり出し、

人間の罪の数々を描いたような大きなパネル状の

壁がどこからともなく登場し、出演者をとりかこみました。

貴族たちは舞台奥から登場し、庶民は客席通路からの

登場という形が多かった。1階真ん中辺りの

センター通路側の座席を確保したので、出演者を

間近で観ることができて嬉しかった (´∀`)








アンジェロに「兄の罪を許して」と懇願するイザベラ役の

多部未華子さん。説得力があって素晴らしかった。

修道女の清楚さと、アンジェロを理詰めで納得させるだけの

知性と教養がにじみでていて素敵なイザベラだった。

言っている事とやっている事が違うクセモノ役・アンジェロを

演じた藤木直人さんは、蜷川さんから「君にぴったりじゃない?」

と言われたとの事で、少々ひっかかりつつも

光栄な役をいただいた、とコメントされていました。

権力をふりかざしながらも、心の声台詞から、

弱い部分が垣間見れるなんだか憎めないアンジェロだった。

変装して世の中を観察し、最後に正体を暴露し裁きを下す

という水戸黄門のような侯爵。寛大なように見えて

自分の悪口を言っていたルーチオに罰を

与えるというところが八方美人で人間臭い。

最終的にイザベラにプロポーズする侯爵が、

一番クセモノと言えるかも…







サングラスをかけていたので、最初誰だか分からなかったが、

売春宿の女将・オーヴァンダン役が立石涼子さんだと

気づくのに時間がかかってしまった。

マダムテナルディエのようなぶっとんだ役で新鮮。

婚前交渉は罪に問われるが、結婚してしまえば

刑罰を免れる事が出来る、という法律も面白いけれど、

最終的に侯爵が下した罰は、3組の男女を

結婚させる、というもので、シェイクスピア作品の

「悲劇は結婚から始まり、喜劇は結婚で終わる」という

セオリー通りになっているのがとても面白かった。
嫌がるルーチオと、複雑そうな表情のアンジェロに大爆笑。





プログラムに書いてある、当時のヨーロッパ社会での

結婚や刑罰や修道院についての記事が興味深かった。

貴族社会において、持参金が用意できない場合の

婚約破棄は当たり前だったとの事。

妻側が用意する持参金が莫大な額だった為、

それが用意出来ない貴族子女達は女子修道院に

送られた、というのはあまりにも悲しい話…

そして修道服に回した腰ひもの三つの結び目は

「従順・貞潔・清貧」を表しているという事だった。

二回目のカテコで、蜷川さんの遺影が降りてきて

それを見たら涙があふれだしてきた。

テレビで葬儀の様子を見た時には、あまり実感が

わかなかったのに、「ああ、本当にいなくなってしまったんだ」

という喪失感に襲われて悲しくて涙が止まらなかった。

蜷川さん演出のシェイクスピアシリーズ、最後まで見たかったな。

6月1日(水)角川シネマ新宿に

映画「太陽」を観に行きました。




ロビーにスケキヨがいた。(≧▽≦)




化粧室の注意喚起。

手を洗うのは忘れなかったのだが、

ハンカチを忘れて不便だった。





監督・脚本 : 入江悠
原作 : 前川知大『太陽』


<出演>

出演者: 神木隆之介、門脇麦、古川雄輝、綾田俊樹、水田航生、

高橋和也、森口瑤子、村上淳、中村優子、鶴見辰吾 古舘寛治




<あらすじ>


ウイルスの感染を克服し心身ともに進化したけれど、

それと引き換えに太陽の下では生きられない体質になってしまった

新人類【ノクス(夜に生きる存在)】。もう一方は、太陽の下で

自由に生きられるものの、ノクスに管理されることで貧困を

強いられている旧人類【キュリオ(骨董的存在)】。
キュリオとして生きる青年・奥寺鉄彦(神木隆之介)は、

村での生活に憤りを感じながら鬱屈とした日々を送っていた。

彼の幼なじみの生田結(門脇麦)は、自分と父親(古舘寛治)を

捨ててノクスへと転換した母親(森口瑤子)とノクスそのものを

憎みながらも村の生活を少しでも良くしようと前向きに暮らしていた。

ノクスの世界と、キュリオの世界。2つの世界を隔てていたゲートが開き

そこに門衛としてノクスの駐在員・森繁(古川雄輝)がやって来る。

ノクスに憧れる鉄彦は何かと森繁の元を訪れ、

いつしか2人の間には友情が芽生え始めていた。
そんな矢先、10年前の事件を起こして逃亡していた鉄彦の叔父・

克哉(村上淳)が村に戻ってくる。相変わらず傍若無人に振る舞う

克哉の登場によって村はふたたび不穏な空気に包まれる。

ノクスとキュリオ、世界の隔たりを消すことはできないのか。
それぞれが自分の意思で生きようと決意したとき、

世界はこれまでと違う方向へと動き出したかのように見えた。







映像で観ると、SF感と特撮がすごかった。

「太陽2068」では地下と地上の二層建てで表現していて、

イキウメ版「太陽」はノクスの世界は出てこなかった。

映像だとノクスの発達した都会的で文化的な生活と

キュリオの貧しい暮らしの落差があまりにも激しくて

改めてこの作品てなんて壮大な話なんだろう、と思ってしまった。

冒頭のノクス殺人では、太陽の光が当たると、体から煙が出て

黒焦げになっていくのがグロテスクでホラー映画状態。

結がレイプされるシーンは生々し過ぎた。

街に戻ってきた克哉が、村人に殺されるシーンでも

血しぶきが飛んで壮絶だった。

ノクスの血液はぶどうジュースのような色で、

人間とは違う生き物という感じが強く描かれている。







映画版の門番・森繁は、あまり心を開かない様子。

舞台版の方がフレンドリーな感じだった。

鉄彦が森繁の気を引こうとするアイテムは、映画版では

太陽の光が入らない仮面だったのだが、舞台版ではお茶。

金田医師も映画版は完全にノクス寄りの考えだったのに

対して、イキウメ版の金田はキュリオ寄りだったり、

結がノクスに転換するシーンでも、舞台版は

母親が口のあたりを噛むのに対して、映画版では

母からの輸血によって、徐々に結の血液がノクスのそれに

変化していくというもので、ずいぶん違っていた。

輸血シーンでは結の血管が黒々と浮かび上がって不気味…

ノクスがヴァンパイアに見えてきて仕方がなかった。







イキウメ版で大泣きした、ノクスになった結と父・生田の

面会シーンでは、結にマフラーを渡そうとした生田に、

「いらない、あるから」と自分のしていた新しくて綺麗な

マフラーを見せ、受け取りを拒否るところが胸が痛くなった。

舞台版では見る事が出来なかった、森繁と鉄彦が

実際に旅をするシーン、映画版では観ることが出来て大収穫。

なんだか前途多難な旅になりそうで心配だが…

その後の続編を見てみたい。

3種類の「太陽」どれも面白かったけれど、

個人的に、イキウメ版「太陽」が一番好きかも。


5月28日(土)ビルボードライブ東京1stステージの

CHRONIXXのライブに行きました。




久々のビルボードだった。




<出演>


クロニクス / Chronixx(Vocals)
スティーヴン・クーア / Stephen Coore(Guitar)
ナムディ・ロビンソン / Nnamdi Robinson(Guitar)
ジョシュア・ジョーンズ / Joshua Jones(Bass)
エヴァン・メイソン / Evan Mason(Keyboards)
ヘクター・ルイス / Hector Lewis(Percussions)
エリシャ・エリス / Elisha Ellis(Drums)





涼し気な色に惹かれてプレシャスをオーダー。




CHRONIXX(クロニクス)


1992年、ジャマイカ生まれの23歳。レゲエ・アーティストの

クロニクルを父親に持ち、十代前半から活動を開始。

国内で存在感を発揮するようになると、2012年頃からは、

メジャー・レイザーのミックステープに収録されるなど

国外でも注目を集めるようになる。2014年にリリースした

EP『Dread & Terrible』は全米R&Bチャート1位という快挙を達成。







前半はロックっぽい感じだったが、後半にいくにつれて

レゲエレゲエしてきて、客席もノリノリだった。

途中やけにお客さんがワオワオ言っていたのが

気になったが、何だったんだろうか?

歌を口ずさむ人や、外国人のお客さんもたくさんいて

詳しくない私には若干のアウェー感はあったものの、

その中でも知っている歌が流れると嬉しかった。

ビーチリゾートの風が吹き抜けるような

リズミカルなレゲエメロディが耳に心地よく、

プチバカンス気分を満喫する事が出来ました。

「ボブマーリーの再来」と言われている

レゲエスターの来日公演に参加できて良かった。

そしてこの日は急きょ上京してきた友人と

ビルボードで合流。半年ぶりの再会に

終演後の飲み会も話つきず、楽しい夜を

過ごす事が出来ました(^ε^)♪





5月28日(土)シアタートラム13時開演の

イキウメ「太陽」を観に行きました。




<タイムテーブル>




作・演出 : 前川知大

出演 : 浜田信也 安井順平 伊勢佳世 盛隆二 

岩本幸子 森下創 大窪人衛/清水葉月 中村まこと



<あらすじ>


二十一世紀初頭、世界的なバイオテロより拡散したウイルスで

人口は激減し、政治経済は混乱、社会基盤が破壊された。

数年後、感染者の中で奇跡的に回復した人々が注目される。

彼らは人間をはるかに上回る身体に変異していた。

頭脳明晰で、若く健康な肉体を長く維持できる反面、

紫外線に弱く、太陽光の下では活動できない欠点があったが、

変異は進化の過渡期であると主張し、自らを「ノクス」

(ホモ・ノクセンシス=夜に生きる人)と名乗るようになる。

ノクスになる方法も解明され、徐々に数を増やす彼らは

弾圧されるが、変異の適性は30歳前後で失われる為、

若者の夜への移行は歯止めが効かなくなった。

次第に政治経済の中心はノクスに移り、遂には人口も逆転してしまう。
ノクスの登場から約半世紀、普通の人間はノクス社会に依存しながら

共存している。かつて日本と呼ばれた列島には、ノクス自治区が点在し、

緩やかな連合体を築いていた。都市に住むノクスに対し、人間は

四国を割り当てられ多くが移住していたが、未だ故郷を離れず

小さな集落で生活するものもいた--。

昼と夜に、別れてしまった未来。強く若い肉体を手に入れた

夜の住人と、彼らの登場によって「古く」なってしまった普通の人達の

対立が"ある事件"をきっかけに動き始めていく・・・。







当日引換券だったが、前から2列目上手ブロックと

思ったよりも良い席をいただくことができました。

客席は満席。立ち見のお客さんの数もすごかった。

蜷川さん演出の「太陽2068」は観たものの、

本家イキウメの「太陽」の方は初見。

冒頭の太陽の光を浴びて、ノクスが死ぬシーンは

舞台奥の光がまぶしくて、そこへ大きな音と

ビリビリとした振動が重なり、怖いくらい迫力だった。

そしてイキウメ版の方がノクスとキュリオ(普通の人間)の

違いがはっきりとして分かりやすかった。

義理人情の通じなさそうなノクスの言動や、

キュリオに対しての優越感や威圧感が

すごく感じられて、別次元の人だった。

ラストは「太陽2068」とは少し違うものの

こちらも感動…(´∀`) 千穐楽前日だったが

ギリギリ観に行けて良かった~ 






終演後、ロビーにいらっしゃった前川さんにサインを

いただきました。 (≧▽≦)

映画の方も観たいな。太陽コンプリートしたくなってきた。