9月29日「スイート・チャリティ」を観に行きました。
ネタバレありますのでお気をつけ下さい。



<タイムテーブル>

モンチー君とケンケン君(o^^o)

コラボドリンク

脚本 : ニール・サイモン
原案 : ボブ・フォッシー
上演台本、演出、振付 : 上島雪夫
<出演・配役>
チャリティ・ホープ・ヴァレンタイン:知英
ヴィットリオ・ヴィダル:平方元基
ヘルマン:坂元健児
ダディ・ブルーベック:黒須洋壬
ニッキー:原田薫
ヘレン:ジェニファー
オスカー・リンキスト:岡幸二郎
加賀谷一肇、神谷直樹、佐々木崇、楢原じゅんや、三井聡
宮河愛一郎、井出恵理子、碓井菜央、遠藤瑠美子、弓野梨佳
高橋千佳(※高ははしごだか)、伯鞘麗名、花岡麻里名、矢野祐子
<あらすじ>
NYのダンスホールで働くチャリティ・ホープ・ヴァレンタインは、
お人よしで、男運がない。
ずるい男に騙されたり、せっかくのチャンスを逃したり、
いつも失敗ばかり…。それでも、いつかは幸せになれる!
と前向きに生きている。
ある時、真面目で紳士的な会計士オスカーと出会ったチャリティは、
ダンスホールで働いていると言えず、
小さなうそをついてしまう…
事前下調べなしで行きましたが、 1966年にブロードウェイで
上演されたのち、1968年にはシャーリー・マクレーン主演で
映画化もされた大ヒットミュージカルなんだそうな...
知英さんのファンなのか、客席前方センターに男性客多し。
チャリティのビジュアルから、当初「ウィキッド」の自分
皆から愛されてるんです能天気グリンダ、のような話?
なのかと思ったら全然違っていました。
冒頭、チャリティが歌うしょうもない男に騙されて、陰鬱になりそうな
嘆きの歌にこの後どんな展開になるのか
不安だったけれど、一言で言うと
「ミス・サイゴン」のとにかく明るいキム的な話で引き込まれました。
ところどころに入るミュージカル爆笑ネタに会場大笑い。
映画スター、ヴィットリオ・ヴィダル役の平方君、
チャリティに自分が出演したミュージカルを
「ミスター・サイゴン」と「踊るヴァンパイア」と説明。
チャリティを愛するオスカー役、岡さんはチャリティに、
「知っているミュージカルスターは?」と聞かれて
「山口祐一郎」と答えたり、閉所恐怖症でビビりまくったり。
さかけんさんの歌もファルセットが美しく素晴らしかった~
回転したりストレッチしながら美声を聴かせてくれました。
そしてまたチャリティの職場の仲間、ニッキー役の原田薫さんと
ヘレン役のジェニファーさんの歌とダンスのカッコイイことったら!
大人数の生バンドも迫力満点。
今回1番感動だったのは、圧巻のダンスシーン。
クラブ・ポンペイの鶏風ダンス、猫手ボクシング風ダンスの
個性的で面白くも楽しい振付。
フォッシーダンスにフラメンコダンス。
摩訶不思議なメロディに合わせて、ヒッピー達が踊り狂う
教会での薬中風ダンスにトランス状態に陥りそうになってしまった。
ハッピーエンドになるかと思いきや、まさかのラストが
とても切なくて、逆にチャリティの明るくめげないキャラクターが
よりいっそう際立っていた。
何よりも、ミュージカルの添え物的ダンスのレベルを
遥かに超えた連続の圧巻ダンスシーンが
見応えあって素晴らしいミュージカルだった♥