11月6日、日本武道館。

3日経った今も興奮冷めやらぬ状態。

気になる子ちゃんも真っ青のPerfume武道館LIVEの始まり。


3人の舞台パフォーマンスを生で見て、聞いて、感じて。。。

五感が全て、Perfumeに染められる。

脳内から多量の神経伝達物質が放出され、その電気的興奮で全身が震え上がる。

曲が始まるたびに、沸き起こる動悸と、それに伴う快感は想像を絶した。


ヤヴァイ、ヤヴァ過ぎる。



平日開催ということで、19時開始。10分押しで始まった。

会社帰りのサラリーマンも結構いた。

それと、女性がやっぱり多い。

多いと言っても、見た目3~4割くらいだが、最初のLIVEDVDなどと比べてもその違いは一目瞭然。

ワタシの席の周りも女性が半分くらいいた。


肝心の中身は、、、

どうやらGAMEツアーに比べると時間の関係上か、トークの時間が短かったらしい。

それでも、3人の人柄や個性を十分に感じることが出来た。

よくLIVEの時にみられるが、化粧直しのためか一旦ステージを離れるあーちゃん、

残されたかしゆか・のっちのトーク。

そして、あーちゃんがステージに戻ってトークに加わる・・・みたいな展開がワタシは好きだ。

二人の話題に、戻ったあーちゃんが突っ込むという図式は、状況的に、水を得た魚のようで気持ちがよい。



ワタシ的にツボだったのは、「GAME」「TakeMeTakeMe」が聴けたこと。

前回のツアーに出られなかったので、もう聴けないかとも思っていたが、予想に反してHereWeGO!!

そして、初めて見る「PlasticSmile」「PuppyLove」の振りに恍惚の表情、、、みたいな。


当初の予想。。。

あまりGAMEに偏らない展開になるかな、と思っていた。

ところが、意外にGAMEツアーになぞった展開だったので、

ツアーに参加できなかったワタシの様な人間は得をした気分だ。


さて、あとはNHK-BSでの放送を見て、反芻するだけだ。


とりあえず、Perfumeは最高。

それだけだ。

「ワザ」というなんてチンケなものではない。

Twinkle Snow Powdery Snowのサビの歌詞。韻の踏み方が神がかり的。

それは自らもラップの世界で活躍、perfumeの火付け役の一人とも言われる宇多丸氏も絶賛だ。


 キミの輝き 甘い囁き

 僕のため息は つきたりないほど

 空の明かり 眩しい光

 宝石箱みたい


と、続くところ。

「i-ki」「ka-ri」の韻が、スピード感に乗って心地よい。つーか、ノリ過ぎ。富士Qドドンパ並だ。


そういえば新曲もかなり韻を踏んでいる。


 刺激的 ほら素敵


緻密に計算されたコトバ。

そこにあるテクノという土台。

そのふたつが絶妙に絡まりあって、現在のperfumeの楽曲は完成されている。


細野晴臣が「love the world」を聴いて一言。

「バグルス、好きだね。。。元ネタがすぐに分かる」と。perfume自体初めて聴いたらしい。

彼にとってはパフュの新曲は新曲でない。

懐かしさの中で聴いているのだ。ワタシ達にとって新しいものであっても。

そして、その「古きよき新しさ」が、perfumeの幅広いファン層の原点であることは周知の事実なのである。


歌詞に話を戻す。

コトバを使いこなすのは簡単なことではない。

ワタシ達は日常的に言葉を使うが、例えば何か嬉しいことがあったとき、

「嬉しい」の一言では表現できないとする。

そういう時は身振りや表情、補足説明などでその「感情」をよりこまやかに表現しようと試みる。

ある程度はそれで相手に伝えることが出来るが、

心に沸きあがった感情をそのまま言葉にするのには限界がある。

コトバも単なるコミュニケーションのツールのひとつでしかないから。

そういうコトバというツールだからこそ、使い方が多種多様なのだ。


繰り返すが、perfumeの歌詞。

その洗練されたコトバの使い方に脱帽である。

コトバひとつひとつの意味を汲み取らせるというよりも、

連続的に使用された弾力的で効果的な使い方。

その中で、Puppy loveのように物語的なシチュエーションを持たせる技術。

それがperfumeの裏地を支えていることに、もはや異論はない。

先日、ワタシが車でPerfumeを聴いていたら、乗ってきた彼女の妹(20歳)が言った一言。

「あ、なにこれ?アキバ系?」

(おいおい(^^;;;)

ちょうど流れていたのがインディーズの頃の曲だったのでこういうことになったのだろう。

その後しばらくしてポリリズムが流れると・・・

「あ、なんだ、アキバ系かと思ったら、Perfumeぢゃん」

だって。


ワタシはチョコレイト・ディスコを境に、Perfumeは大きく変わったのだろうと思っている。

エレクトロ3部作と呼ばれるメジャーデビューからの3作はその過渡期だったのだろうと。

それ以前は試行錯誤を含めて今よりずっと"アイドルっぽさ"が前面に出ていたと思うのだ。


今のPerfumeと比べても、ダンスのキレとかライブトークなどのエンターテインメント性は

その時とあまり変わっていない。これは断言できる。

もちろん、今はそれに+αして経験値が猛烈な勢いで、指数関数的に上昇しているのは言うまでもない。


そういう今だからこそ、その"Perfumeアイドル時代"にイチオシだった

楽曲やダンスの"可愛らしさ"が活きてくると思うのはワタシだけだろうか。

なんというか、簡単に言うと今の"かっこよさ"とのギャップ。

「おいしいレシピ」とか、最近の楽曲よりも洗練されて見れると思う。


以前はPerfume自身、その可愛らしさ"アイドル性"と言おうか、それが嫌だったのはよく聞く話だが、

今は逆にそのギャップをファンも、そしてPerfume自身も楽しんでいるかな、と勝手に思ったりする。

それが、成長というものなのだろう。


いつか、ずっと遠い未来。

Perfumeがおばさんになっても、「おいしいレシピ」を可愛く踊る3人が見てみたい(笑


わたし~が おばさんになっても~♪

Perfumeを語る上で、はずすことが出来ないことがある。

それはアクターズスクールにて歌とダンスの基礎を徹底的に学んできたということ。

もうひとつが今日のテーマ。

それが「寮生活」だ。


アミューズ所属の女性ユニットが寄り集まり、結成していたBEE-HIVE。

ハイレベルなユニット「Buzy(以前のCOLOR)、BOYSTYLE」と共に過ごした期間は

Perfumeの3人にとって非常に貴重な充電期間だったに違いない。

勿論、「充電期間」なんて失礼な言い方かもしれない。

常に3人は前を向いて全力で走っていた。

結果がついて来なくても、全力で歌い、踊る3人に心を打たれている人がたくさんいたのだ。

そういうことは後から知ったが、ワタシも心を打たれているその一人。


中学で親元を離れることがどんなことか。

普通の生活をしている我々には考えられないくらい、

しかも数段上のつらいこと、厳しいことを中学生の段階で経験してきた。

胸に秘めた思い、夢、希望。

しかし売り上げという数字と向き合わなければいけない現実。

楽しいだけじゃ始まらない。

それは3人が誰よりも知っていることだろう。


時を同じくして寮で過ごした仲間たちは実力はあっても、

今のところ運と時期に恵まれていない。

ワタシ自身、Perfumeを知ってから知ったことではあるが、

もっと昔から知っていたらCDを買っていたかもしれないと思うほど。


思い出す。

BuzyがCOLOR時代に「金田一少年の事件簿」のOPを飾ったことを。

すごくいい歌で、記憶に鮮明に残っている。

だが、もうそのグループでは活動していない。

厳しいようだけど、世間に認知されることはなかった。


1位と、それ以外。

今の音楽業界を取り巻く非常に厳しい環境。。。


色々なタイミングで、Perfumeは今がある。

実力はもちろん、多くの人や時間や運の助けもあったろう。

そして、3人の会話からは十分すぎるほど、そういう色々な人やモノへの感謝の心が見て取れる。

3人を見ていても安心できるのは、きっとそういう部分が見えるからなのだ。



3人の憧れるSPEEDも寮生活をしていた。

一瞬にして時代を駆け抜けた先輩をPerfumeはどう超えるのか。

これからが本当の始まりなのだ。


頭を出すことはできた。

そう、真価は、マジでこれから。


頑張れ、Perfume。

基本的にPerfumeの3人はトークがうまい。

最近の映像なんかはもちろん、テレビに出始めた頃の映像なんかでも声は張ってるし、

内容に起承転結はあるし。ないときもあるけど(笑)

自然に出来上がるトークはライブなどでも大ウケ。


中でも特にトークに定評があるのがあーちゃんだ。

しゃべりがうまいのは芸能界では非常に大きな武器だ。

いつかは、司会も務まろう。


トークがうまい、というのは実は自分に自信がある証拠なのかもしれない。

それは気の強さとか、負けん気とかも反映していると思う。


切り替えの速さは頭の回転の速さにも比例する。

ぼ~っとした天然やおバカが世を謳歌している中で、回りの速い天然は見ていて清々しい。

そういや、おバカユニット「羞恥心」も回転"は"速いな。。。


そして、Perfume、トークのときはあーちゃんが中心になるのが常だが、

ダンスのときには3人がグルグル回るのが、ワタシ的に素敵。


それぞれがそれぞれ個性的。それを見たいファンの心をくすぐるのだろう。


サイトご訪問ありがとうございます。

Perfumeを応援するサイト「その名はポリリズム」、管理人のt-okayamaです。


ここではPerfumeに関することを中心に雑記を綴っていきたいと思っています。


一応、ブログの体裁ではありますが、Perfumeに関することなら何でもコメント頂いて大丈夫です。

ので、じゃんじゃん足跡残していただけらと思います。


ちなみに最近の気になることは「日本武道館ライブ」です。

早く行きたい。楽しみ。


あ、失礼しましたあせる



それでは、今後ともよろしくお願いいたします。