Perfumeを語る上で、はずすことが出来ないことがある。

それはアクターズスクールにて歌とダンスの基礎を徹底的に学んできたということ。

もうひとつが今日のテーマ。

それが「寮生活」だ。


アミューズ所属の女性ユニットが寄り集まり、結成していたBEE-HIVE。

ハイレベルなユニット「Buzy(以前のCOLOR)、BOYSTYLE」と共に過ごした期間は

Perfumeの3人にとって非常に貴重な充電期間だったに違いない。

勿論、「充電期間」なんて失礼な言い方かもしれない。

常に3人は前を向いて全力で走っていた。

結果がついて来なくても、全力で歌い、踊る3人に心を打たれている人がたくさんいたのだ。

そういうことは後から知ったが、ワタシも心を打たれているその一人。


中学で親元を離れることがどんなことか。

普通の生活をしている我々には考えられないくらい、

しかも数段上のつらいこと、厳しいことを中学生の段階で経験してきた。

胸に秘めた思い、夢、希望。

しかし売り上げという数字と向き合わなければいけない現実。

楽しいだけじゃ始まらない。

それは3人が誰よりも知っていることだろう。


時を同じくして寮で過ごした仲間たちは実力はあっても、

今のところ運と時期に恵まれていない。

ワタシ自身、Perfumeを知ってから知ったことではあるが、

もっと昔から知っていたらCDを買っていたかもしれないと思うほど。


思い出す。

BuzyがCOLOR時代に「金田一少年の事件簿」のOPを飾ったことを。

すごくいい歌で、記憶に鮮明に残っている。

だが、もうそのグループでは活動していない。

厳しいようだけど、世間に認知されることはなかった。


1位と、それ以外。

今の音楽業界を取り巻く非常に厳しい環境。。。


色々なタイミングで、Perfumeは今がある。

実力はもちろん、多くの人や時間や運の助けもあったろう。

そして、3人の会話からは十分すぎるほど、そういう色々な人やモノへの感謝の心が見て取れる。

3人を見ていても安心できるのは、きっとそういう部分が見えるからなのだ。



3人の憧れるSPEEDも寮生活をしていた。

一瞬にして時代を駆け抜けた先輩をPerfumeはどう超えるのか。

これからが本当の始まりなのだ。


頭を出すことはできた。

そう、真価は、マジでこれから。


頑張れ、Perfume。