Looking Back , Moving Forward -60ページ目

Looking Back , Moving Forward

前に進むために振り返ります。冷静に情熱的に。日常のこと、旅行記、競馬、映画、ドラマ、レビューなど欲張って書いてます。

再放送やHuluでまとめて見たドラマのレビューです。

本、ドラマ、映画など何度も見るということをほとんどしない僕ですが、やはり素晴らしい作品は何度見てもおもしろいです。

鈴木先生 完全版 DVD-BOX/角川書店
¥19,950
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★★★★☆


TV東京で放送されていたため泣く泣く断念したものをHuluで鑑賞。


新しい学園ドラマの幕開けは鈴木先生から始まると言って過言ではない。

若き悩める鈴木先生の脳内を描いたリアルでシニカルな教育ドラマ。

熱血教師モノでもなければ、最近ありがちな恐怖学園モノでもない。


いじめや避妊など現代特有のテーマを題材に、鈴木先生と生徒たちは互いに高め合いながら解決へ向かっていく。そのプロセスは確かに教育のあるべき姿が投影されており、精神論や暴力で片付けられたりはしない点で今までの学園ドラマとは一線を画す。


鈴木先生の一見非人間的な論理的思考に最初は戸惑うが、たまに見せる人間臭さにホッとしたりもする。


小川という女子生徒(大人びたルックスと思考の持ち主)がシンボリックに描かれており、このドラマのキーパーソンでもある。


様々な伏線の回収の仕方も秀逸で見ていてスッキリする。


教育に関わる人にはぜひ見てほしいドラマ。



撮らないで下さい!!グラビアアイドル裏物語 [DVD]/東宝
¥15,960
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★★


何となくHuluで見たら止まらなくなりました(笑)

まずはじめに断っておくべきはエロくないですよ、ということw


グラドルのリアルを徹底的に撮りまくった上で、最後に「え?」ってなる作品です。

回によって登場するグラドルが違い、特にグラビアに詳しくもない私は(ココ重要)、唯一知っていてかわいいと思っていたこまっちゃんこと小松彩夏の回と、パッと見がかわいいと思った鎌田奈津美という子の回を中心に見ました。


まぁ何というか、じっくり見るべきものではないと言うと語弊があるけれど、あまり入り込みすぎると最後に後悔しますよとだけ書いておきます。

また違うドキュメンタリーとしてはなかなかおもしろいです。


結婚できない男 DVD-BOX/関西テレビ
¥23,940
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★★★★★

何度見ても★5つです。むしろ足りない。
阿部寛主演、結婚できない男、現代が作り出す最高傑作のドラマ。
全ての人に薦めたいし、私に財力があるならばDVDBOXを買い占めて友人たちに配布したいほど。笑

桑野(阿部寛)と夏美さん(夏川結衣)の言葉の駆け引きが素晴らしくおもしろい。
とにかく笑わせてくれますし、こういう作品がある以上はドラマから足は払うことはできない。

「一人が好きで悪いか!!」
「好きなものを食って悪いか!!」
「好きにお金を使って悪いか!!」
「休日を一人で過ごして悪いか!!」
「家に人を入れないで悪いか!! 」
「融通きかなくて悪いか!!」
「親戚づきあいが嫌いで悪いか!!」
「犬がキライで悪いか!!」
「女ごころがわからなくて悪いか!!」
「花柄がキライで悪いか!!」
「幸せになって悪いか!!」

以上全12話、一応一話完結方式になっているのも見ていて気持ちが良い。
結婚できない男について語り出すと止まらないのでこれ以上は書きませんが、本当におもしろいです。


ロングバケーション [DVD]/ポニーキャニオン
¥20,790
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★★★★☆


言わずと知れた名作、ロンバケ。キムタクの初主演作にして大躍進の作品でもある。


平均視聴率は約30%、月曜の夜はOLが街から消えるとも言われた。

男性がピアノを習い出したり、劇中で登場したBen Folds FiveのCD(僕もこのアルバム大好きです)がバカ売れしたりなど、いわゆるロンバケ現象が起こった。


16年前に放送されていたので当時僕は9歳。

その頃からドラマは好きでキムタクと山口智子の熱すぎるキスシーンを見て、家族の前でどういう顔をしていいのかわからなくなったことを鮮明に覚えている(笑)


時代が時代なので今見ると古臭いとこはあるのだが、それでもドラマ全体から漂うオーラはただならぬものを感じる。

キムタク演じる瀬名が25歳という設定ということもあり、今ならまた見方が違う。って当たり前かw


登場人物全てが時に潔く、時に泥臭く。つまり人間らしさが存分に出ていてかっこいい。


スーパーボールのシーンなんて一回でいいからやってみたいなーという安易な言葉で終わっておきます(笑)


ロング・バケーション/EMIミュージック・ジャパン
¥2,854
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サントラも素晴らしいですね。

テーマ曲になっていたセナのテーマ Close To Youは今でもたまに聴きます。




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ロシアのエカチェリーナ2世がその権力でかき集めた美術館が京都にやって来た。

平日にも関わらず大勢の人が押し寄せる。紅葉とセットで観光した人が多いのだろうか。

作品紹介の音声ガイド、普段はこれに頼らないがナビゲーターが杏ちゃんとあっては話が違う。
彼女の声が魅力的であることはPODCASTで十分承知、見識もある。500円でレンタル。

ちなみにエルミタージュは世界三大美術館の一つであることを初めて知った。
他の2つはフランスのルーブル美術館、アメリカのメトロポリタン美術館。


大エルミタージュ美術展は歴史を追う形で進んでいく。


第1章 16世紀 ルネサンス:人間の世紀 16点

「祝福するキリスト」の水晶珠の透明度の高さに驚く。
「エジプト逃避途上の休息と聖ユスティナ」では全体的に柔和な絵の一部で聖女ユスティナの胸に剣が突き刺さっているのが斬新で印象的。歴史を表現している絵画。

他にも数点、印象深い絵があった。
「キリスト教会の寓意」という絵がなぜかすごく印象に残っている。女性の髪の毛の表現が素晴らしい。


第2章 17世紀 バロック:黄金の世紀 22点

ルーベンスの「虹のある風景」は今回の美術展の目玉の一つ、非常に平和を感じることのできる絵。
動感を持ち合わせた自然の風景は今にも動き出しそう。
黄金期だからこういう牧歌的な絵画が描けたのだろうか。

他に「ウルカヌスの鍛冶場を訪ねるウェヌス」という絵がすごく綺麗。
良い意味でカンヴァスのどこにも隙がない。奥風景まで完璧。


第3章 18世紀 ロココと新古典派:革命の世紀 20点

「ヴィジェ・ルブランの自画像」は今にも絵から飛び出てこちらに来そうなくらいにリアルな微笑み。
「パレルモ港の入口、月夜」はここまでやるかというほど写実されている。どこまでも写真に近い絵画。


以上、ここまで第1~3章はリアルすぎるほどにその型取り、彩り、光の表現が巧みにされていた。
これ以降は抽象画というべきか、どちらかと言うと発想や独自性の世界となる。


第4章 19世紀 ロマン派からポスト印象派まで:進化する世紀 19点

モネの「霧のウォータールー橋」も今回の目玉の一つ。
この手の絵は好みではないが、あのタッチで一枚の絵を完成させてしまうのはすごい。


第5章 20世紀 マティスとその周辺:アヴァンギャルドの世紀 12点

ピカソ「マンドリンを弾く女」、描かれた女性の表情がなんとも言えない険しく哀しく、一方で嬉しくも見えるから不思議な絵だ。

トリを飾るのはチラシにも大きく描かれていたマティスの「赤い部屋(赤のハーモニー)」であった。
一見、大したことないように見えるこの1枚、その大胆な構図と色使いが真髄となり名画へと昇華させている。


(感想)

後半の抽象画は個人的にそこまで惹かれるものではなかった。
美術レベルとして前半に見た重厚で写実的なバロック画に敵うものと到底思えなかったからだ。

しかし、あれほどに完成された作品が輩出された過去を越えていくためには異なる手法に切り替えざるを得なかったのだろうなと思うと何だか納得してしまうし、現代画家たちの苦悩がそこにはあった。

また写真の技術が格段に進んだ現代では、目に飛び込んだ風景をリアルに描くよりもそれをモチーフに個性的な絵画に変身させていくものの方が希少価値が高いと考えるのも真っ当なことだとも思う。

1~3章は一目見るだけでは誰の絵画であるか分類することはできないが、4章以降はそれが可能である気がした。それは画家の個性がより反映されたものが現代画家であるからなのかもしれない。

以上の意味で今回の大エルミタージュ美術展は、美術レベルが圧倒的に高い過去の歴史を堪能した後に現代画家たちが磨いた個性を必死に絵画に投影している苦悩と喜びを味わうことができた。

しかしエルミタージュ美術館には約300万点の作品があり、今回観たのはたったの89点である。
「大」エルミタージュという名称に少しツッコミを入れたくなるところである(笑)
私の人生でロシアに足を運ぶことは無さそうだが(笑)、何かの縁でその地に降り立った日にはエルミタージュを訪れたい。


余談であるが、音声ガイドはやはり重宝した。

美術や音楽に解説は要らない------というのは間違いではない。
しかし、その背景を知ってこそ感じることができる楽しさがあるのもまた事実だと思う。
少なくとも、自分は音声ガイドを欲してしまうレベルであるということだろう。


この歳になるまで、京都市美術館がすぐ近所にあることを何とも思わなかった。
よく考えればこれほどに文化が集結している場所に住んでいることはありがたいことだ。



記念に買った卓上カレンダー。(@1,000)

使用後は一枚一枚ポストカードに使えるところに惹かれた。笑

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思い出がありすぎるというのもまた困ったもので。


駅のホームで何度見間違えたことか。

よく一緒に行ったパン屋がTVでガンガン特集されていたり。

全ての思い出には何かがリンクしていて、それを見ると思い出してしまうわけです。

思い出はいつまでも美しく。理想と現実はちょっとかけ離れている。


***

最近の出来事をツラツラを書きます。


■鍋パ@木屋町某BAR

後輩がバイトしているBARで鍋パが開催されるということでお声がかかった。

一緒に行く予定だった人は仕事で急遽来れなくなり、一人で向かうことに。
常連さんばかりの中、自分は一度しか行ったことがないという誰がどうみてもアウェイww

かなりポジティブな自分とネガティブな自分が脳内で葛藤したが、ギリギリでポジティブな自分が勝った。
まぁ行くとおもしろいもので、次の仕事なのに日本酒、カクテル、とどめにはテキーラ2杯とかなり盛り上がった。マンドゥディアオを肩くんで大合唱できるなんて夢にも思っていなかった。

深夜3時、徒歩にて家路に着く。酒は残らない。強くないが、これだけが取り柄。



■音楽仲間

先日、松尾さんのライブを観に行った時に友達になった人とカフェで話すことに。

その人は地元九州でわりとガチにバンド活動をしていたとのことでCDまでいただいた。
メロコア、インディーズシーンについて語り合い、気が付けば4時間以上経っていた。

素敵な出会いに感謝したい。


■61歳の友人

東北応援ツアー(これについてはまた旅行記を書きます)で知り合った福島の方(61歳)が旅行で京都に来られた。

何でもJRA関係に知り合いがいるとのことで、来賓席に招いていただいた。
夜は先斗町で柚子元という柚子鍋で有名な店を案内した。
接客はイマイチだが、味は抜群に美味しく、お客さんが途切れることはなかった。

しかし61歳と話が合うとはいかがなものか。笑
今度はオンラインで将棋をすることになったww

震災、原発の話もたくさん聞かせていただいた。
年配の方が全て偉いとは到底思っているところではないが、尊敬する人の言葉には積極的に耳を傾けたい。


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■岩盤浴で季節のスムージーを

ダイエットとリフレッシュを兼ねてたまにスーパー銭湯&岩盤浴に行く。
リフレッシュして体重落とせるとか願ったり叶ったり。

男が岩盤浴とかキモっ!と思ったそこのアナタ、時代遅れも甚だしい。
今やオッサンも岩盤浴にうじゃうじゃいますからね。

この日も1kgの減量に成功。
岩盤浴の後はサロンスペースで漫画や雑誌読み放題。
季節のスムージー、今はブドウを皮ごと搾ってその場で作ってくれる。

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■男の語りに時間は要らぬ

現在稚内で働く大学時代の友人が京都へやってきた。友人の結婚式らしい。

時間はあまりなく、2時間程度でモツ鍋と手羽先をアテに約2年分ぐらいの近況を語り合った。
かなりタイトそうに聞こえるが、男同士であればこれぐらいがちょうど良く、時間が来た時にはお互い大体語り尽くしていた。男という生き物はつくづく便利だ。

今のあいつは幸せそうで何より。彼の卒業時期の辛い気持ちが少しわかる私である。
またいずれ北海道へ行かなくては。


■ベジタリアンフェスティバル@梅小路公園

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まずはじめに、私はベジタリアンではない。

ベジタリアンの人をリスペクトもしていないし、栄養的にもバランスが悪いらしい。
まぁベジタリアンについては哲学的な話にもなってくるのでここで書くのはやめておいてまたいずれ一つの記事にしたい。

ともかく梅小路公園へ向かい、最近知り合った友人とその友人とその彼女というよくわからないメンバーでベジタリアンフェスティバルを楽しんだ。

様々な出店ブース、原発問題についての講演など盛りだくさんでかなりの人が来場していた。

原発問題に関して個人的に新たな発見が2つあった。

まず一つ目は無農薬野菜より農薬を使用した野菜の方が放射性物質濃度が低いこと。
これは浸透圧の加減から。

もう一つは、瓦礫の受け入れをすることで被災地には結果的に迷惑をかけるということ。
都心部が受け入れ=瓦礫は安全というロジックで最終的には土地のある現地で処理しようとしている。
原発事故発生前までは原発安全神話に、事故以降はそんなにひどい状況ではないよキャンペーンに莫大な税金がつぎ込まれているというのだ。
詳しくは講演をしていただいた木下さん のブログに講演を文字に起こしたものがあるので一読をすすめたい。

下の写真は見えづらいが、サツマイモとりんごをレモンで煮込んだものをサンドした食べ物。
名は、無い(というか忘れたw)。
モンゴル系の食べ物です。

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■隠れ家イルミネーション

京都某所に密やかにイルミネーションされている場所がある。
華やかはまるでないが、人が少なく落ち着いた空間。

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11月21日(水)@オリックス劇場

the HIATUS
「The Afterglow Tour 2012」

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ハイエイタス、ホールツアー。

その言葉を雑誌で見た時には何とも言えない気持ちになった。
細美武士はあくまでライブハウスに生きるモンスターであり、ホールはどうなんだ?と。

そんな不安も綺麗サッパリ吹き飛ばしてくれる素晴らしいライブだった。
ダイブもモッシュもないライブないのにこの満足感。(もともと僕はダイブはしませんが・・・)

仕事終わりにオリックス劇場へ駆けつける。
スーツで細美さんのライブに行く日が来るとは夢にも思っていなかった。

会場に着くと意外とスーツ姿は少ないことに驚く。
赤いソファがセットされた舞台はまるでどこか秘密の一室のような佇まい。

ハイエイタスのメンバーに管弦楽器隊とコーラス坂本美雨が追加された超豪華セットでライブは幕を開ける。
席は1階の最後方あたりだったけど、それでも細美さんに近いー!!
Zeppなんかでは考えられない。


***


細美武士のアコギをたっぷり聴くならこの曲、Deerhounds。
心が弾んでいく。

久しぶりに聴いた気がする、Ghost In The Rain。
このツアーでハイエイタスを離れる堀江さんのピアノイントロが切ない。

The Tower and The Snakeはライブで聴くとなおカッコイイ。
ハイエイタスの真骨頂。

MCは相変わらずというか、細美さん細美さん五月蝿い女性オーディエンスに、

「うっせぇブス!」と細美節炸裂。会場が湧く、エルレ時代を思い出す。

下ネタもかなり激しく、男の僕でも少し引くぐらい(笑)

マから始まる言葉、クから始まる言葉のオンパレード。

エヴァの話になった時にも、

「エヴァでは抜けねーなーwwちょいちょいエロいんだけど、やっぱ抜けねーんだよなー。どーせなら抜かせてくれよー」

って、言葉で書くとホントに終わってる(笑)

しかし細美さんが言うと爽やかに聞こえるのが不思議。

堀江さんも珍しく(?)、MCにガンガン絡んでいき、あの天然ぶりが非常にチャーミング。


The Ivyはまさかのガチのオーケストラ仕様。
まるで別の曲に生まれ変わっていた、もちろん良い意味で。

細美さんの声がホール中に響き渡る、Little Odyssey。
これは感動する。ボーカリスト細美武士を堪能できる。

Monkeysとベテルギウスの灯で会場は更に上がる。
ベテルギウスのイントロでは細美が堀江さんに向かって、確かに3年間ありがとうと伝えていた。


The Flareの安定感たるや誰にも止められないし、Insomniaはこの日一番の出来でまさに完璧だった。

Soulsでは坂本美雨さんが前に出てきてデュエット。
透明な声色は細美さんの声とマッチして綺麗なハーモニーを奏でる。
今年のクリスマスはぜひこの曲を色々なところで流してほしいものだ。

On Your Way Homeを聴くと、あー最後なのか悲しくなる。
楽しい楽しいと狂気乱舞していた細美さんは過去の彼とはまた違って魅力的に見える。

アンコールでは.紺碧の夜に・・・そしてそして何とSilver Birch!
ハイエイタスの中で最も好きな曲なので嬉しすぎる。


***


至福の時だった。

もしかしたら今まで観てきたライブの中で最も感動したライブだったかもしれない。
細美さんもすごく笑っていた。きっと彼は今幸せなのだろう。

音も素晴らしい。
どの楽器も一音一音がクッキリ聴こえてくる。
楽器同士が高め合っているのが手に取るようにわかる。

小刻みにビートを刻むテクニシャンドラマーの2人。
バリバリとした音でハイエイタスの重たい音を支え、作り出すウエノさん。
個性的な音でリフを鳴り回すmasasucks。
堀江さんのピアノももちろんこれらに負けじとロック性が高い。
管弦楽器隊の素晴らしくかっこ良かった。

この日の舞台セットはたまたまなのか意図してなのか、向かって左にハイエイタスメンバーを固め、右には堀江さんとサポートメンバーという構図になっていた。
堀江さんをハイエイタスメンバーで送り出しているように思えたのは僕だけだろうか?


これまでの彼らの音楽を聴いてきて良かったと思うし、益々これからのハイエイタスも聴いていきたいと思わせてくれるライブだった。

きっとこの会場に来ていた人の全員が幸せな夜を過ごせたのではないかと信じてやまない。



***


オマケにグッズの写真もチラリ。

ツアーTシャツ(@2,000)にトートバッグ(@900)と安いのも嬉しい。

この価格設定は細美さんのポリシーであることを以前雑誌で読んだことがある。


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【セットリスト】

1.Deerhounds
2.Flyleaf
3.Ghost In The Rain
4.My Own Worst Enemy
5.The Tower and The Snake
6.Bittersweet / Hatching Mayflies
7.Shimmer
8.Broccoli
9.The Ivy
10.Little Odyssey
11.Monkeys
12.ベテルギウスの灯
13.Snowflakes
14.Walking Like A Man
15.The Flare
16.Superblock
17.Insomnia★
18.Twisted Maple Trees
19.Souls
20.On Your Way Home


EN.
21.紺碧の夜に
22.Silver Birch

★ベストパフォーマンス

8月21日(火) 前編 「4つめの島、知夫里島へ

※最近このブログを読み始めていただいた方も多数いらっしゃるので、ここまでのリンクを載せておきます。
良ければその1からご覧下さい。

離島一人旅@隠岐

その1(前夜)       「街を去る猿」

その2(初日~前編)  「島入り、ジオパークデビュー」
その3(初日~後編)  「その瞬間をとらえろ」

その4(2日目~前編) 「ないものはない、海士町」
その5(2日目~中編) 「黄昏」
その6(2日目~後編) 「かたえ荘での夜」

その7(3日目~前編) 「旅人の大いなる一歩」

その8(3日目~中編) 「天空の牛たちよ」
その9(3日目~後編) 「海賊船とみつけ島荘」



・・・では前回の続きです。

****

贅沢な朝だ。
西ノ島の爽やかな日差しで目覚め、あー私は離島にいるのだと再認識する。

朝メシも贅沢だ。
魚からナス、サザエ、尋常じゃない。

女将曰く、今日だったら一人旅のお客さんが多かったのにねー!と。
そうか、それは残念だ。昨日はカップルの視線が痛かったよ、女将さん。

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この旅も残すところ僅か。
西ノ島は広いが、意外にも前日にある程度コンプリートしていた。

一応名のついたビーチがあるとのことでそこに行こうかとも思ったが、一人海水浴は・・・。
そもそも私は泳げない、はい断念。
泳げない私でもやりたくてしかたなかったシーカヤックも予約でいっぱいのよう、断念。
(シーカヤックをしたい方は事前予約しとくべし!)

脳をフル活用した結果、4つ目の島に行くという結論に落ち着いた。

部屋にあった「旅のつれづれ」というノートに言葉を残し、みつけ島荘を発つ。

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島と島の移動は小さい船(船上バス的な)が出ているのでそれを利用。

向かう島は知夫里島(ちぶりとう)。

アクセスが悪いので2日目に訪れた海士町で小一時間待ち時間があった。

あまんぼうで知り合った立命出身のお姉さんに手を振り、早すぎる再会を喜ぶ(only me)。
お姉さんは元気だろうか。

知夫里島には行く予定が全く無かったので情報がまるでない。
お姉さんに情報をもらい、海士町でゆっくりする。

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海士町には愛着があったので2度も来れた、何か縁を感じる。

少し寂しい気持ちで知夫里島へ。

ここ知夫里島を一言で説明すると、人口600名に対してタヌキが2000匹もいる島である。

しかもタヌキはその昔、村長が飼っていたタヌキが逃げ出し、そこから繁殖したとか。

オイ、村長ww

他にも牛や馬がわんさかいるとのこと。


島に着いたはいいが、足がない。
有名な観光マストな赤壁にも車が必須となれば困った。

レンタカーも考えたが、かれこれ5年ぐらい運転していない私が山道をコンプリートして無事帰ってこれる可能性は限りなく透明に近いブルー(村上龍、そこそこ好き)。

悩んだ挙句、タクシー1台をチャーターするという大人な行動に出た。
一人旅に似つかわしくないが、25歳男子、まだここで死ぬわけにはいかない。
背に腹は代えられないとはこういう時に使うのか。


しばらくしてチャーターしたタクシーがやってきた。
ドライバーは今まさに家事を済ませて駆けつけたと言わんばかりのおばちゃん。
一抹の不安を覚えながらも、小型タクシーはこの島でこれ1台しかないという驚愕の事実。

島の大半は山である。
人が住む町はほんの一部。

早速、山に入って行くと牛が出迎えてくれる。
しかもタクシーが寄っても一向に避けようとしない。

おばちゃん曰く、これは牛からの挑戦状だそうだ。

“ギリギリ通れるからお前のドライバーテクを見せてみろよ”

そう語りかけているらしい。

ガードレールもろくにない山道に牛という障害物。
レンタカーを選択肢なかった数分前の自分を全力で褒め称えた。

Looking Back , Moving Forward


頂からは360度、どこを見ても素晴らしい景色が目に飛び込んでくる。

昨日一昨日訪れた島々を見渡せる、心が浄化される。

Looking Back , Moving Forward


いよいよ赤壁への入口に到着。

Looking Back , Moving Forward


車はこれ以上進めない。
おばちゃんはここで待っているとのこと。

この道をずっと進めば絶景が待ってるよ、でも足を踏み外したら死ぬから気を付けて。

好奇心と不安はいつも表裏一体だ。

そう自分自身に言い聞かせ、足を進めた。


(続く)

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ちなみにどーでもいいですが、「一人旅 離島 アメブロ」と検索すると一番上に出てきます(笑)


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