遠出。 13(土)ブルーレヴズvsスピアーズ | 物好記

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物好記と書いて「ものずき」と読みます。
主にスポーツ観戦の現場レポート、そのほかスポーツの話題を中心に思ったこと感じたことを、ただし時間と労力に余裕があるときに✏。

 昨年のブルーレヴズ日本平開催で日本平に人生初上陸してから1年と20日、今年の場合は日本平開催がスピアーズと対戦する節に決まったこともあって発表の数秒後にはここに来ることを決めていました🙌。
 富士山を背景にしたクワッガ・スミス。また『実物』を観られることを願っています。

 いいスタジアムだよな〜逆サイドや反対陣内まで遠く感じないんだもん。
 いやマジでマジで。
 そしたらバックスタンド裏のコンコースにあった公衆電話がよく見るとカード入口がないタイプのピンク電話だったんですよ☎10円と100円の。スタジアムに歴史あり。
 レヴズ兄さん今日も凛々しい。

 前節🐺ブレイブルーパス戦では50分まで完勝ペースだった試合をひっくり返されてサヨナラ負けに終わったスピアーズが後半に強いブルーレヴズと対戦したらどうなるか。キックオフ。
 立ち上がりは互角の展開でしたが開始10分ぐらいでブルーレヴズが迎えたトライチャンスをスピアーズが防いでから前半はトライラッシュになりました✌。ラインアウトモールを押し込んでからの繋ぎで⑫立川、フィールドの右端から左端を横切る形で展開して⑬テアウパ、ラインアウトのロングスロー2始まるサインプレーも綺麗に決まったかと思えばディフェンスラインを抜け出した⑤ボタへの⑦末永タケちゃんのサポートからFWとBK交えてのフォローでのトライもあり、最後には相手のパスミスを拾って⑨藤原からリーグ戦ここまで出番に恵まれなかった⑮島田のトライで前半だけで5トライの猛攻だ🖐。
 この攻勢の始まりはブルーレヴズの連続攻撃からライン際を抜け出した⑪ツイタマをゴール前2メートルくらいのところで倒してジャッカルでペナルティを獲得した②コールズ師匠だ✨。この一人ジャッカルを眼の前で観られ田だけでも日本平まで来た甲斐はあったというもんです✨。コールズ師匠はこのあとのPKラインアウトのモールをコントロールして再び相手のペナルティを誘発、再度のラインアウトからの攻撃ではディフェンスを抜けて(自分で行ってもトライになったであろう場面で、敢えて)立川親方へのトライアシストのパス。ホントにこれがあと3試合で辞めちゃう人のプレーなのか😭。別のチームでもいいから現役続けませんかコールズ師匠😭。
 
 ブルーレブズも前半はライン裏へのゴロのキックで1トライを返しましたが前半を終わって31−7というスコアでは興行として失敗に終わってしまうことへの心配すら頭をよぎるほどでした。そしてその心配は全く不要であったことがこのあと証明されるわけです。静岡のファン舐めてま… した❗

 個人的には日野ちゃんvsコールズ師匠のベテランフッカー対面バトルが沁みましたね😆。

 後半になるとレヴズ攻め攻め。最初のトライをゴールライン上の混戦を制する形で挙げたあともレヴズ攻め攻めでゴール前のペナルティから⑬ピウタウのチョン蹴り飛び込み成功で追い上げて31−19、こうなるともう勝敗の行方はわからんね🤩。
 …という会話をしているうちに試合時間は残り10分、後半に入ってから30分間ず〜っと攻められ続けていたスピアーズが反則の繰り返しで遂にペナルティからシンビン❗ ここでレヴズは押されて疲れているスピアーズに休む間を与えず再度のチョン蹴りからワイドに展開してツイタマが空飛ぶトライ❗端っこからのゴールも決まって5点差❗
 …こうなると場内はレブズの大逆転勝利への期待が高まるというもの。この時のゴーゴーレムズの声援はこの日現場まで行った『お土産』の一つとして記憶と印象に留め得るくらいの鳥肌モノでした🐔。
 勢いに乗るレヴズが後半3回目のキックオフ受けでも自陣からの攻撃を成功させて再びスピアーズ陣地に攻め込んで攻撃を続けて行く中でスピアーズは⑩フォーリーがハイタックルをかましてシンビン(…正直なところこれはススピアーズ推しの立場でもTMO審議なしの一発レッド相当なものだと思いましたがスピアーズは命拾い)、しかしレヴズもトライに迫ったところでエラーを犯してしまいスピアーズボールのスクラム❗ 残り時間は2分半ほど⌛、スピアーズはスクラムからラックサイドの横横キープで時間の使い切りを図る。78分…79分…残り10秒…さすがに追い上げもここまでかと思われたその時、80分のフルタイムホーンが鳴る中でラックに青いジャージがたくさん入っていく❗ これはもしや❓ボール取ってる❓レヴズが取ってる❓ここでレフリーの笛❗ペナルティの合図❗
 ラスト1プレー、レヴズのボールでペナルティ。どうする。どうなる。逆転サヨナラか、逃げ切りか。レブズは再びチョン蹴りからの速攻を仕掛けてラックの横へ突っ込んで突っ込んでラインを越えてトライ❗トライだトライ❗。場内そりゃもう最高潮。
 これで31対31。ゴールを狙うのは後半からキッカーを務める⑭ファリア、決めればサヨナラ。ひとつ前のトライでは左隅からのコンバージョンキックを成功させているだけに逆転サヨナラゴールも期待できる位置…これは美味しい試合を見に来たことになりますな😏…と思いましたがさすがに初夏の83分フル出場では疲労の極限、ファリアのキックはヘロヘロボールになってしまい最後の最後にゴールは失敗に。ぃゃしかしよく追いつきましたわレヴズ👏👏👏。
 ブルーレヴズ💙 7 24 = 31
 🚜🦄スピアーズ 31 0 = 31
 つまり引き分け。いや〜興奮した。スピアーズ推しのつもりだったのに後半は場内音声に押されて乗せられてレヴズ応援しちゃってました。
 こんな試合を毎回やってるんだからブルーレヴズも地域から支持されるし、今後もっと支持されていってもいいでしょう。知られる努力と愛される試合との両輪がうまく噛み合っとる👍。スピアーズが噛み合っていないだけに😂。
 そして今年のリーグワンやっぱりなんだかすごいぞ👍。

 スピアーズは試合に引き分けて勝負に負けたと言っていいでしょうね。一方のブルーレブズは年に1回しかない静岡県東部での試合で劣勢からの追い上げと引き分け劇、これで初めてラグビーを見に来た人たちが静岡ブルーレヴズというチーム名を心の中に残せるとしたらこれはもう勝ったと言ってもいいでしょう👌。ブルーレヴズの、そしてラグビーの勝利。

 …ただやっぱりラスト1のマイボールではレヴズにスクラムを選択してほしかったし手負いのスピアーズにスクラムで勝ちに行ったらどうなってたのかな〜という『もしも』は残る。そう思えるのもブルーレヴズだからってのは確かですが。
 歴史にifを持ち込むな🙅🙊。
 今回も『オレンジアーミーが相手チームの方により多く拍手しちゃう試合』。これで何度目になるんだか👏。
 素晴らしいスタジアムで最高の試合、今回もいい思い出になりました。
 去年は強い雨、今回は引き分け。日本平が私を『来年また来い』と招いている。
 じゃ来るしか無いじゃん。

 今回の遠足の全容は👇こちらをどうぞ。