小学生から「大人の書」を⁉

書法道場の稽古に、「ステップアップコース」が新たに導入されました。この制度は、小中学生の児童生徒さんでも、「大人の書」を学べるというもの。

児童用の課題は「習字」と「硬筆」、大人用の課題は「書道」や「仮名」、「実用ペン」（ボールペン、筆ペン）。ステップアップコースを選ぶと、小学生のうちから、大人用の課題に取り組むことできるのです。

書法道場ホームページにも書いてますが、中学生の生徒さんの何人かは「ステップアップコース」を選択し、「大人の書」を学んでいるのですが、

書法道場の生徒さん - 武田双鳳の書道教室公式サイト

最近、小学生の生徒さんの中にも、大人の書を学び始めてくれるようになりました。

「大人の書」を学ぶには、幅広い歴史的素養や文学的素養も要求されます。

例えば、地球温暖化の影響でローマ帝国と共に漢帝国はクローバル化し、書においては、「天に向かう呪術的な縦長の書体（篆書体）」が、「様々な人に向かう政治的な横長の書体（篆書体）」に変わっていきます。

その後、地球寒冷化と共に、中央アジアの遊牧民族が南下することで、ローマ帝国ではゲルマン人、後漢帝国では北方の鮮卑族などの侵入が激化し、漢帝国は滅び三国時代の混乱期に入っていき、書の世界では・・・といった感じです。

大人にとっても、頭に大汗をかかされそうな内容ですが、小学生の生徒さん、とても楽しそうに、「大人の書」を学んでくれています。特に、「大人子供混合クラス」に在籍する児童生徒さんにとっては、憧れだった「大人の書」を学べる、ワクワク感が大きいのかもしれません。

書を「人生の肥やし」として、これから、どんな花を咲かせていくのでしょう。たのしみで仕方がありません―。

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