IUCNの視察
小笠原は現在世界自然遺産登録に向けてIUCNの視察の方を迎えています。先日は兄島に上陸し、ボニナイトを中心とする地質を見てまいりました。科学委員の先生たちの説明は全て英語で行なわれているのですが、真剣さは雰囲気で伝わってきます。
今日は先日、海況不良の為、実施されなかった南島に行ってきました。いよいよ私が南島のエコツアーの利用状況について説明する番が来ました。利用人数や利用負荷などかなりつっこんだ質問も多く、さらには専門の科学委員の皆様もいるということでいつも以上の緊張感溢れる南島ツアーでした。
扇池では絶滅した陸産貝類の解説を科学委員の先生が紹介され、その中で先日、私が水中で発見したカドバリオオカタマイマイも紹介されていたのが何とも嬉しかったです。
さらに何と今日の読売新聞の朝刊の一面に海中で発見された化石種について記事に出てしまいました。まさか新聞の一面に顔を載せてしまう事が起きるとは・・・ちょっと水中でのマスク越しの顔は危ない感じなのですが。決して危険人物ではありませんので!
ガイド たけ
世界自然遺産登録へ向けて
今日は現在、小笠原の世界自然遺産登録を評価する為にIUCN国際自然保護連合から派遣されている二名の方との懇親会がありました。私は各団体の代表の中に現行のガイド利用が説明できる立場として観光協会の理事として参加してきました。
小笠原を自然遺産へと登録する為にはすでに様々な方面での努力がなされてきていますが、いよいよこれからが正念場です。私たちが自信を持って紹介できる小笠原の自然を世界に認めてもらうためのチャンスが訪れたので自信を持って、評価を受けたいと改めて思いました。
さぁ、明日は科学委員の先生たちや遠路はるばるいらしていただいているピーターさんとナオミさんたちと共に海上から小笠原の自然遺産たる部分を検証しに行ってきます。もちろん僕が検証するわけではありませんが・・・
がいど 竹

